教員として不登校に悩んでいる人って、結構多くいるかと思います。
不登校が過去最多になったこともあって、教員としても頭を悩ませるポイントとは思っています。
とはいえ、
- まつむしが不登校を出さなかったというのは、本当なの?
- 不登校を出さない方法について詳しく知りたい
上記のように考えている人に向けて解説をしたいと思います。
短い時間で簡単に読めるかと思うので、ぜひ見てみてくださいね。
俺が不登校を出さなかった理由

僕自身、いろんなクラスを持っていたことがあったのですが、不登校に関しては出さなかったように思います。正確には支援級の時に登校しぶりの子がいましたが、たまに来ていたので不登校にはならないでしょう。
何十人も持つようなクラスでは、不登校を出していないですね。割と簡単なことだと思っています。現場の先生とかって、不登校を運だと考えている人は多い気がします。
たまたま不登校の子を持ってしまえば、自分ではどうしようもできない。といった具合ですね。ただ、不登校だった子が、次の学年になった瞬間に普通に学校に来るケースもあると思います。
それを見れば、不登校が出るかどうかは紛れもなく「教員にかかっている」といってもいいでしょう。
不登校を出さない教員の共通点としては、「子供の話をしっかりと聞く」ことにあります。子供が何に困っているのかを聞いているし、それに対しての解決策を提案したりもしています。
仮に教員の提案した解決策が的外れだったとしても、「先生が話を聞いてくれた!」という事実だけで、子供は嬉しかったりするものです。
不登校を出さないために

では、不登校の子を出さないためにはどんなことが必要になってくるのでしょうか。
もう少し詳しく深掘りしたいと思っています。
子供の話を聞く
1つは、子供の話をしっかりと聞くことですね。さっき書いた通りです。当たり前のように感じますが、できていない人が多いわけですね。
子供の話を聞くのはただ、言葉を聞けばいいだけではありません。言葉だけ聞いて、寄り添ったふりをしている先生はかなり多くいるように思います。
そうではなくて、「どういう意図で話したのか。」「どういう思いを持っているのか」といった心の深い部分にまで寄り添っていくのです。温かい気持ちがなければ子供には伝わりません。
そして、子供は非常に敏感に先生の気持ちを感じ取っています。なのでイヤイヤ話を聞いていたり、つまらなそうに聞いていれば、子供にとってはマイナスになります。
しっかりと心を通わせ合いながら聞けるようにしていきましょう。
教員の考えを押し付けない
不登校を出す先生のクラスを見ていると、自分の考えを押し付けている先生はすごく多いです。「学級目標や、自分が指導しやすいから」といった理由で、子供の声を無視するわけです。
「ルールだから」という感覚で、子供の声も聞かずに叱ったりするわけです。それでは、子供は辛い思いをするだけです。学校にも行きたくなくなるでしょう。
そうではなくて、上手い先生は子供の声をしっかりと聞きながら学級を作っていきます。子供の実情が自分の考えと違うのであれば、方向転換することもあるでしょう。
そうやって教員が柔軟性を持っているからこそ、子供も快適に過ごせるし、担任との信頼関係もアップしてくるわけです。
まずは、子供に合わせていく意識が重要になるわけですね。
みんなに優しくする
不登校を出さない担任を見ていると、いい意味で「みんなに平等」な気がします。
特に、子供はえこひいきをする先生をすごく嫌いですよね。大人に例えてもわかると思いますが、「この人には優しくて、この人には冷たい」といった態度は不快感でしかないです。
しかも、冷たくされる人はかわいそうで仕方がないです。子供が何歳も年上である担任から冷たくされれば、かなり精神的にも苦しくなるでしょう。
そういったことからも、担任との関係が悪くなった子ほど不登校になる気がします。
ただ、子供は平等に学校に来る権利がありますよね。どの子も大切にされるべきなのです。
なので教員の都合で優しくしたり冷たくするのはおかしな話なので、改善してくださいね。
たくさん褒める
今は、褒める教育がかなり主流かと思います。若い先生とかは大学の授業などで褒める大切さを知ったと思いますし、褒めると子供の反応がいいことも実感していることでしょう。
ただ、学校現場ではまだまだ褒める大切さがわかっていない先生ばかりです。子供が良いことをするのが当たり前で、悪いことをすれば怒鳴って叱りつける。そんな環境で、子供が学校に行きたくなくなるのも当たり前です。
不登校を出さない先生ほど、子供を良く観察しているし、良いところは認めて褒めているわけです。そういった細かい気配りが不登校を出さないことにもつながっています。
学校はすぐにでも「子供を褒めること」をしっかりと義務付けてほしいです。
不登校の数もガクッと減ってくるように感じますね。
誕生日を祝う
不登校を出していない先生って、誕生日を大事にしているように思います。1年に一度なので、子供としても祝ってもらえれば非常に嬉しいでしょう。
掲示物として、教室の後ろなどに誕生日を書いている先生は多くいると思います。そして、子供同士で祝うケースもあるでしょう。
ただ、肝心の担任の先生が子供の誕生日に興味を持っていないケースが多く感じるのです。良い先生は、割とテンション高めに子供の誕生日を喜んでいるように思いますね。
先生から祝いの言葉を貰えば、子供としても非常に嬉しいことばかりでしょう。
先生も、しっかりと誕生日を覚えつつ温かい言葉をかけてほしいところです。
当たり前のことをすればいい

ということで、不登校を出さない方法については「当たり前のこと」をすればいいです。厳しいようですが、当たり前のことができていない先生が割と多くいるからですね。
人の話をちゃんと聞いたり、良いことがあれば褒めたり、優しくする。なんてのは、実生活で過ごしていく上では当たり前のことです。
社会人の人なら普通に大人相手や後輩などにやっていると思います。それをそのまま子供に置き換えればいいだけの話です。
ただ、「教員は非常識」とよく聞きますが、そういった社会人として当たり前の振る舞いができません。そこは先生自身がしっかりと反省すべきポイントです。
まずは、大人同士でコミュニケーションの機会を増やしたり、休日に誰かと飲み会に行くのもいいかもしれません。
そういったことを通して、子供との付き合い方も上手にできるようにしましょう。
まとめ
不登校を出さないことは割と簡単なことだとは感じています。
今回の記事を参考にしつつ、実践してもらえますと幸いです。

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