教員の長時間労働はなくなるのか?【あと10年はなくならない】

長時間労働 なくならない 教員

教員の長時間労働がなくならないかと期待をしている人は結構多くいることだと思います。

しかし、いつ長時間労働がなくなるのだろうかというのは気になるポイントだったりしますね。

  • 長時間労働がいつなくなるか知りたい
  • どうやったら長時間労働がなくなるのだろうか。

今回は、上記のように考える人に向けて元教員の筆者が解説をしていきたいと思います。

3分程度で簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてください。

教員の長時間労働はなくなるのか

長時間 なくなるのか

教員の長時間労働についてですが、おそらく今後しばらくは無くならないと思います。

最低でも10年は変わらないだろうという予想ですね。

教員の長時間労働をなくしていくためには、さまざまな面でメスを入れていかなければなりません。

単純に「仕事量が減ったり、働く内容を減らしていけば長時間労働はなくなるのでは?」と考えている人もいることでしょう。

もちろん、それ自体も重要な要因ではありますが、教員の意識や仕事のスタイルなど、長時間労働を改善していくにあたって根深い問題はとても多くあります。

それらの1つひとつを解決していこうとすると、膨大な時間がかかるからです。

長時間労働がなくならない理由

なくならない 理由

では、実際に長時間労働がなくならない原因としてはどんなものがあるのでしょうか?

具体的には以下の要因が大きいです。順番に見ていきたいと思います。

長時間でも働いてくれるから

長時間労働をなくすための1番の近道は、「教員が大量に退職すること」です。そして具体的に教員になりたい人がいなくなることです。

こうすれば、国は必然的に教員の待遇を良くしなければいけないことになります。

給与面でも今よりも高くなるでしょうし、労働時間が今より短くなることは十分に考えられます。

たしかに、最近では教員の離職率も下がっていて、自治体によっては採用試験の倍率が1倍を切っているという話も聞きます。

ただ、退職する人の数としてはまだ全然足りません。もっとたくさんの人が辞めて、危機的状況に陥る必要があります。

しかし、実際は長時間労働に不満がありつつも、生活を変えることが不安だったり、なかなか行動できず教員を続けている人も多くいます。

こういった、長時間という悪条件の中で我慢して働く人が多い状態では、状況が改善されることはないでしょう。

トップが効率性を重視していないから

教員は、上下関係がかなり厳しいです。年功序列のせいもあって、年配の先生も権力をもちやすかったりします。

そして、権力が強い故に、そういったトップ層の働き方は、職員室全体に大きな影響を与えます。しかし、そういったトップ層が効率性を重視して仕事をしていないケースは、とても多くあります。

職員会議で管理職がずっと話をしていたり、会議が長引いても止めようとしなかったり、教員に対して休憩時間を確保していないケースはとても多くあります。

要するに、教員の労働時間に関する意識がとても低いのです。上がこのような考え方では当然教員全体の長時間労働が改善されるはずはありません。

まずは、管理職などのトップ層が率先して働き方改革に着手していく必要があるのです。

国は少しずつ取り組む兆しを見せていますが、おそらくうまく学校には浸透していかないと思います。

生産性が低いから

シンプルに生産性が低いのも大きな問題だったりします。

たとえば、職員室をみてみましょう。保護者への連絡手段はいまだに「電話」を使っていることも多いはずです。しかし、急な連絡でなければメールやチャットなどを使うこともできます。

保護者が都合の良いタイミングで返信を返せば良いので、教員が何度も連絡をする手間もなくなります。

書類については、いまだに紙ベースで作っていることもあります。印鑑を押す手間などもかかるため生産性は悪いです。

子供の健康状態についても、毎朝1人ひとり点呼をしてチェックしていることもあるでしょう。アプリで保護者が入力すれば一瞬です。

はっきりいうと、教員の働き方は生産性が低く、時代遅れです。この体制を直していかなければ長時間労働は改善されません。

シンプルに今の業務量が多いだけではないのです。教員の働き方が悪いのです。

特に、年配の教員などは変化を恐れてずっとアナログな働き方を続けていることがあります。これでは、長時間労働は変わらないでしょう。

長時間労働でごまかしているから

実は、長時間労働で得している人がいます。それは、「仕事ができない教員」です。

仕事ができない教員は、仕事の内容で判断されると、自分の評価が下がってしまうことを知っています。

もし長時間労働が改善されれば、どんな仕事をしているか、しっかりと効率化が図れているかなどが細かく見られるようになってくるでしょう。

仕事の内容を見られるのは、非常にまずいことなのです。

その点、長時間労働が当たり前になっているとどうでしょうか。仕事の内容に関わらずとりあえず長く働けばOKです。

20時で帰る教員がいる中で、「俺は、23時まで頑張りますよ!子供のために!」と言っていれば自然と評価されるわけです。仕事ができなくてもです。これが今の教員の現状です。

長時間労働のおかげで、助かっている「仕事のできない教員」がいる限りは、まだまだ状況は変わらないと言えるでしょう。

長く働いたほうがいい風潮

そして、長く働いた人が評価される教育現場の現状にも問題があります。

どれだけ国が働き方改革を行ったとしても、実際の現場で「長時間労働=偉い」という風潮ができている限りは状況が良くなることはないでしょう。

実際に管理職や年配の先生などは、長時間労働を評価するケースが多くあります。

はっきり言って時代遅れですし、今時そんな会社はほとんどないかと思います。

多くの会社はいかに効率化を図るかについて、毎日のように頭を使っているでしょう。

証拠として、最近ではテレビでクラウド関連のCMが多くなっていると感じないでしょうか?

クラウドは業務効率化を図るためのものです。多くの人がそれらに興味をもっているということです。

長く働くことは悪いことなのです。仕事のスピードが遅いからです。

実際、僕が教員の時も、18時くらいには帰っていたかと思います。

教員が考え方を180度変えないと、状況はいつまでも良くなりません。

長時間労働をなくすために必要なこと

では、実際に長時間労働をなくしていくためにはどんなことが必要になってくるのでしょうか?

以下の点を意識できるようにすると、かなり状況が改善されてくるかと思います。

詳しく見ていきたいと思います。

教員が大量に辞める

先ほども挙げたように、教員が「大量に辞める」のは必須事項です。

これができない限りは、長時間労働はいつまでも変わりません。

辞めることは勇気のいることだと思います。その気持ちはよく分かります。

ただ、子供のためや学校のためという意識で働いている人も多くいるのではないでしょうか?

そういう人こそ辞めるのがベストな選択肢です。

教員の待遇が良くなり、楽しそうな先生を見ることは子供のためにもなります。

自分が辞めて教員不足が起こり待遇が改善されれば「学校のため」にもなります。

そして、健康を守るために教員を辞めれば「自分のため」にもなるのです。

教員をやめることは多くの人を幸せにします。そして、条件も良くなってきます。

状況改善のためにも、今すぐ辞めることを検討するべきです。

短い労働時間の人を称賛する

短い労働時間の人を称賛することも重要です。

教員の中には、定時で帰ろうとする人もいるかと思います。

そういった教員に対しては「なんで早く帰るの?」「みんな働いているのにもう帰る?」といった厳しい目線が向けられるのが今の職員室かと思います。

しかし何度も言いますが、労働時間が短いのはすごいことなのです。「なんでそんなに仕事早いの?」「どうやったら早く切り上げられる?」というようにポジティブな声かけができるようにするべきです。

こういった前向きな考え方は、子供の成長にも大きな影響を与えてくれるはずです。

これについては意識の問題なので、すぐに改善できるものではないでしょう。

ただ、職員室の9割くらいはこの考え方でないと、長時間労働が改善されないかな〜というところです。

ムダな時間をなくす

はっきりいって、教員にはムダな時間が多すぎます。ムダが多すぎて、何がムダなのかについて考えるのも嫌になったくらいですね。僕は。

一例を挙げると、「お菓子を食べる時間」と「指導案を作る時間」ですね。

たとえばお菓子を食べる時間については、年配の先生などが休憩などと称してみんなで一緒になってお菓子を食べたりすることがあります。

これに、若い教員も巻き込まれたりします。正直言ってお菓子を食べる時間はムダです。

そんなに食べたいなら一人で仕事をしている時に食べれば良いですし、せめて何かの話し合いを同時進行で行うべきです。

お菓子だけを食べる時間は、普通にムダです。そんなことをするくらいなら早く仕事を進めて早く帰ったほうがいいです。

こういった時間の使い方が絶望的にヘタな先生がいます。長時間労働をなくすには、謎のお菓子タイムを禁止することが必要です。

仕事のできない人を解雇する

仕事のできない人は積極的に解雇すべきかと思います。

先ほども挙げたように、長時間労働を良いとしているのは「仕事ができない人たち」です。長時間労働になれば、自分が無能なことをごまかすことができるからです。

こういった人たちをなくすためにもしっかりと、解雇できるようにすることが重要です。

私立であれば積極的に行うべきだと思いますが、特に注目すべきなのは公立です。

公立の学校については、民営化をして解雇できるシステムを作ったほうがいいです。

今、世の中の企業は効率化が非常に重視されているかと思います。そんな中、これだけ教員が非効率な働き方が許されているのは、公的な機関だからです。

民営化をして、民間企業の良い雰囲気をしっかりとお手本にして取り組むことが重要です。

長時間労働の改善の近道になると考えられるでしょう。

まとめ

長時間労働が改善されるのは、まだかなり先になるとも考えられます。

今回の記事を参考にしつつ、できることがあれば取り組んでいただけますと幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました