小学生のうちに、中学受験にチャレンジする人はいると思います。ほとんどの人が公立学校に行くと思うので一部かもしれませんが、確実に存在しますね。
とはいえ、みんなが合格するのではなくて、中には落ちてしまう人もいるでしょう。
- 受験に落ちたら教員を責めていいの?
- 具体的に責めていい理由を知りたい
上記のように考えている人に向けて、元教員の立場から理由などを解説したいと思います。
短い時間で気軽に読めると思うので、ぜひ見てみてくださいね。
中学受験に落ちたら教員を責めていい

受験に落ちたら自分を責める人は多いと思います。いわゆる「自責思考」とも言われていて、何かがうまくいかなかった時に原因が自分にあるとする考え方ですね。
自責思考を持つ人は成長するとも言われていますから、受験の挫折を自分の努力不足と考えるのは大事なことです。そこは僕も賛同です。
ただ、問題は教員自身も子供のせいにしているケースが多くあることです。受験に落ちても「自分は関係ない、子供の自己責任だ」と片付ける教員が多いように思うのです。
もし、教員自身が、子供が不合格になった時に「僕が悪かった」と責めるのであれば、「いや、先生の指導は悪くない、僕の勉強不足だ」と言って納得できるかもしれません。
ただ、教員が何も考えずに一方的に子供のせいにしているのは明らかにおかしな話です。教員もちゃんと自分の課題に向き合わなければいけません。
そういう意味では、反省を促す意味を込めて「保護者や子供が教員を責める」という姿勢も大事になってくるはずです。
教員を責めていい理由

では、教員を責めてもいい理由としてはどんなものがあるのでしょうか。
もう少し深掘りして見ていきたいと思っています。
きちんと指導していない
1つはちゃんと指導していないことですね。特に公立学校だときちんと指導していないことが多いです。
もちろん中学受験は特殊なことも多いので、かなり難しい問題や対応しきれないものも出てくるかもしれません。
ただ、ある程度は学校現場でも指導をしていかないといけないと思うわけですね。全部の子に対応できる指導をするのが当然のことです。
ただ、実際は事務仕事に追われているだけだったり、あまり授業の準備をせずに教壇に立ったりしているわけです。これは本当に良くないことでしょう。
基本的な授業準備をしていないのであれば、子供の合格率が低くなるのも当たり前です。教員にも原因があると考えていいでしょう。
子供のせいにする
もちろん、勉強だけではないのですが、教員は子供のせいにしていることが非常に多くあるように思います。問題児がいたり不登校が出るのも、自分に非がないと考える人はすごく多いのです。
ただ、担任によっては問題児が全然落ち着いたり、不登校の子が学校に来るようにあるケースは数多くあります。要するに、教員のセンスの問題なのです。
にもかかわらず、お金をもらっているにもかかわらず、教員が全然反省しないのは非常に残念なことなわけです。
なので、受験に落ちたのも子供だけのせいではないわけです。学力を測るものなので、学校側に原因があるのも当然の話なのです。
勉強に限らず、教員側が他人のせいにしている限りは、家庭側だって反発して、受験に落ちた責任を学校に求める権利があるはずです。
合格させるのが仕事
予備校とかだと割と掲示で大きく「合格!」とか貼っていたりしますよね。なので、受験指導のイメージが大きいと思いますし、僕も塾講師をやっていましたが、子供が合格したかどうかを気にする先生はすごく多いです。
それだけ熱意を持って仕事をしているわけですね。
一方で、学校現場だと自分のクラスの子が私立に受かったかどうかを気にしている先生は少ない気がします。塾よりかは圧倒的に気にしていないでしょう。
ただ、同じ教育職ではあるわけで、子供の様子を気にしないのはどう考えてもおかしいでしょう。教員として失格ともいえるはずです。
小学校を卒業すれば中学には行くわけで、その進路を作る努力は、できる限り教員が頑張ってほしいと思います。
子供が1人で抱えきれない
不合格って相当にショックなことだと思います。おそらく子供は、その重みを1人で抱えることはできないでしょう。
もちろん保護者がフォローに入るとも思いますが、そもそも時間的に言うと、子供が1番長く過ごしている場所は学校でしょう。担任と一緒にいる時間が長いように思います。
だからこそ、教員が1番に寄り添わなければいけないし、温かい声をかけなければいけません。場合によっては家まで行って相談にのることも大切だと思っています。
ただ、そういった努力ができる先生が、一体どれだけいるでしょうか?現状はほとんどいないように感じています。
しっかりと子供の気持ちに寄り添えないなら、そんな先生は周囲から責められて当然なのです。
教員が反省するようになる
優秀な人は、何かがうまくいかなかった時に自分で反省することができます。そして自分自身で成長していけるのです。
ただ、現状の教員を見ると、そこまで高度なことができている人って少ない気がします。言い方は悪いけど、割と事実のように感じますね。
ただ、「自分のクラスから不合格を出した」というのは相当に重いことですから、教員自身も反省しないといけません。
そういう意味では、周囲がしっかりと反省を促すように責めていくことは重要なことです。
しっかりと世間からバッシングを受ければ学校側も反省するでしょうし、教員の受験に対する向き合い方も変わってくるでしょう。
非常に重要なことだと感じています。
教員の責任は重い

ということで、教員はなんとなく自分のクラスに「あー、中学受験をする子がいるんだな。」と感じている程度だと思います。
ただ、それだけの意識だとかなり薄いとも感じています。もっと前のめりになって「担任として何ができるか?どうすれば合格できるか?」というようにガンガン考えていくことが大事だと思います。
人気の先生とかもいると思いますが、残念ながら保護者から苦情ばかり来て困っている先生もいるでしょう。ただ、そのまま低い好感度で自分の学級を終わってしまうのは残念ですよね。
だからこそ、しっかりと最後に子供を合格させて、教員として感謝されるべきなのです。
中学受験って人生の大勝負です。だからこそ、不合格の人が出るのも仕方ないですが、出してしまった教員の責任も大きいと思います。
しっかりと向き合っていく意識を忘れずにいたいですね。
まとめ
中学受験に落ちたら、積極的に教員を責めましょう。
子供の努力も大切ですが、教員に原因があるのも事実でしょう。

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