学校教育で英語の授業をやっているケースは、ほとんどでしょう。
結構大事な科目でもありますし、しっかりと受けておくことで将来役立つ部分も大きいでしょう。
とはいえ、
- 学校教育での英語ってほとんど意味がないって本当?
- 具体的に意味がない理由について知りたい
上記のように考えている人に向けて、元教員の立場から英語について細かく解説していきたいと思います。
2〜3分くらいで簡単に読める内容になっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
学校教育での英語はほとんど意味がないと思う

学校教育の英語についてですが、結論から言うと、小学校での学習が割と意味がないと思っています。
中学に関しては、そこそこ意味があると思っていて、しっかりと英語の専門性を持った人が指導をしていますよね。海外とかに行った先生もいると思います。
そういった先生から教われば生徒の意欲も高くなると思いますし、英語を楽しいと感じることでしょう。
ただ、問題は小学校ですね。これまでは外国語を楽しみながら親しむだけだったわけですが、本格的に教科化されたわけです。
とはいえ、特に専門性のある先生が指導をしているわけではなくて、これまで通りの教師が教えていますよね。
そうすると、特に目立った指導ができるわけでもないので、それほど学習効果は上がらないと思っています。
小学校の先生も、人によっては全然英語の知識がなかったりしますよね。
そんな状態で英語の指導をしても、果たして本当に意味があるの?と感じてしまうわけですね。
意味がない理由

では、学校教育の英語に意味がない理由としては、どんなものがあるのでしょうか?
もう少し詳しく深掘りしていきたいと思っています。
教員の英語力
1つは、教員の英語力ですね。上記でも挙げた通りです。指導できるだけの英語力をもっているのか?というのが疑問です。
英語を身につければ、特に海外などで使うシーンがあるので、教員自身が海外に行った経験があるのは割と必須だと思っています。
また、ペラペラと話せる必要はないですが、日常会話くらいは簡単にこなせないとマズイでしょう。こういった基本的な内容ができている教員ももちろんいるはずです。
ただ、小学校とかだと担任制なわけで、担任の先生が英語ができないと、児童にもかなり大きな迷惑をかけるわけですね。
英語を取り入れるのであれば、全ての先生が問題なく英語に触れているくらいのレベルは必要だと感じています。
ALTのやる気
厳しいようですが、ALTにやる気があるのかも疑問な部分が多いです。教育予算があまり取れないこともあって、あまりいい業者に発注できないのもあるのかもしれません。
平気で遅刻してきたり、あまり教材研究ができていないようなケースも見ています。社会人としての資質を問う部分も多いですね。
もちろん真面目に指導をしてくださるALTの方もいますから、その辺りは、人によって差が激しいというのが現状でしょう。
ただ、子供に対して指導をするのに、そんな風に「当たり・はずれ」で先生が決まっていいのかが、大きな疑問になるわけです。
どのALTも、しっかりと指導ができているレベルは持たなければいけないでしょう。
ネイティブな感じがしない
ネイティブな指導ができているのか?についても、大きな疑問だったりします。
たとえば、英語が苦手な先生とかだと、カタコトな英語で指導をしたりしますよね。発音ってめっちゃ難しいので、カタコトになってしまうのは仕方ない気がします。
ただ、小学生とかだと耳がいいので、いい発音で指導ができれば、かなり大きな効果が上がると思うんですよね。
ネイティブな発音にしておくって、すごく重要なことの気がしています。
なので、たとえば海外に長く住んでいた日本人の人とか、発音がすごく上手な帰国子女の人とかを英語教員にした方がいいとも思っています。
学習効果は大きいかと思います。
評価のために頑張る
英語については、評価のために頑張る人が多いのも事実ですよね。
これは学校の勉強である以上は仕方がない気もするわけですが、評価のために頑張る学習だと、生徒とかも楽しめないと思います。
小学校とかも、前は楽しみながら行っていましたが、評価をするようになって、子供の緊張感とかも大きく変わったことでしょう。
英語の魅力がわからなくなっているように感じます。
そういった英語の勉強の仕方だと意味がないです。たとえば英語の評価をなくすとか、子供が楽しめるような評価の方法にするとか、何かしらの改革は必要だとは考えていますね。
楽しめる授業ができない
英語の学習を有意義にするには、楽しめるようなものにしていく必要があると思っています。
ただ、英語に限らずですが、今の現場では楽しめる授業ができる可能性は極めて低いです。そもそもの教材研究をする時間がないからです。
英語については、デジタル教科書とか漫画とか、子供が楽しめるようなコンテンツがたくさんあります。細かく教材研究をしていくことで、かなりいい授業ができる可能性は高いのです。
ただ、特に中学とかだと部活の準備があると思うので、なかなか教材研究の時間は取れないでしょう。
そうなってくると、テキトーな指導をすることにもつながってくるので、英語を教える意味は無くなってくるでしょう。
生徒や児童も嫌な思いをするだけになってしまいます。
英語はアプリに任せよう

ということで、英語に関してはどんどんアプリに任せていった方がいいと思います。
わざわざ、教員が教える必要もないと思うからですね。アプリであれば楽しい工夫がされていると思いますし、ネイティブな発音を知ることができます。
教員が前に立って指導するのではなく、授業の時に、それぞれの生徒がタブレットに向き合いながら授業ができると理想だと思っています。
僕自身、タブレット学習を導入しているクラスを見た時に、子供の意欲が上がっているようにも感じたので、かなり効果はあると思っています。
生徒が自力で学習を進めていけば、教員は分からない子のフォローなどにたくさん入れるので、かなりいい教育ができると感じています。
まとめ
学校教育の英語は見直した方がいいですね。
今回の記事を参考にしてもらえれば、かなり幸いです。

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