月曜日ってどんなイメージがあるでしょうか。大人にとってはかなり辛い日だと思います。土日に休んでしまったりしているわけなので。
ただ、子供も月曜日は同じように辛いと思うんですが、学校は月曜日が辛いのは良くないと思います。
- 子供が月曜日を楽しみにする学校を作るべきなの?
- 具体的にはどんなことをすればいいの?
上記のように考えている人に向けて、元教員の立場から解説をしたいと思います。
とても短い時間で気軽に読めるかと思うので、ぜひ目を通してみてくださいね。
子供が月曜日を楽しみにする学校を作ろう

なぜ月曜日を楽しみにする学校を作った方がいいかというと「不登校が増えているから」ですね。ここに尽きます。
当然ですが学校が楽しければ、不登校の子はなくなるわけで、まずは楽しさを最優先した学校が必要なのです。
今の学校でどちらかというと、「子供に何を身につけさせるか」を重視しているように思います。だからこそカリキュラムを増やしたり「〇〇教育」などと新しい教育を増やしたりするのです。
その方法がすべて間違っているとは言いませんが、あまりに多くの勉強が増えれば子供にとっても負担になるだけです。
休み明けの月曜日のようなときには、子供にとっても精神的な負担が増えてくるでしょう。
だからこそ教員のみなさんには、まずは楽しさにフルコミットしてほしいです。多少内容が薄くてもいいです。もしかしたら、何も習得できない授業もあるかもしれません。
ただ、それ以上に「明日学校に行きたい!」と子供が考えられるようにしていくべきなのです。
具体的には

では、子供が月曜日を楽しくしていくためにはどんな工夫が必要になってくるのでしょうか。
割といろんな方法があると思うので、見ていきたいと思っています。
楽しい授業
1つ目は楽しい授業ですね。教員からすると「授業を楽しくなんて、できるわけないじゃん」と感じるかもしれません。
それもそのはず。長時間労働ですし、授業以外の事務作業も多いですから、授業準備になかなか時間がとれなかったりするものです。
ただ教員の仕事は「教科指導」なわけなので、できる範囲でしっかりと準備をすることが必要です。準備ができないのであればそれは教員失格になってしまいます。
面白い教具、しっかりとした発問を投げることで、子供は目を輝かせて授業に参加できるようになってきます。ちょっとの工夫で授業は大きく変わります。
勉強が楽しければ、当然学校には行きたくなってくるでしょう。
優しい気持ち
あとは、教員が優しい気持ちを持つことも重要です。
今の教員はイライラしている人も多いと思います。言うことを聞かない子や問題児な子がクラスにいれば腹を立てるのも仕方ないことでしょう。
ただ、そうやって教員がイライラしていると、子供に不快な思いをさせるだけで終わってしまいます。それは非常に残念なことでしょう。
大切なのは温かくやさしい気持ちで子供に接することです。子供がいいことをすれば、どんどん褒めていくことも重要です。
そういったスタンスを心がければ、だんだんと子供も教員に心を許したり、先生との会話が楽しくなってくるでしょう。
休み明けの月曜日だって、学校に来たくなってくるはずです。
面白い遊具
面白い遊具についても、できるだけたくさん用意するようにしましょう。
今の学校の校庭とかを見ていると、スリルがないようなつまらない遊具が多くあるように感じます。
もちろん安全面などに配慮して遊具をなくすのも分かりますが、基本的にはリスクだけを考えていても何も解決しません。
遊具によって悲惨な事故が起きる可能性はどうしてもありますが、たった1人の事故から、すべての子の楽しみを奪ってしまうのは、少し違うような気がしますね。
多少怪我をしてでも、子供が思いっきり遊べるものを用意してほしいです。
特に、ターザンロープが個人的なおすすめですね。笑
おいしい給食
あとは、おいしい給食なんかも用意しておく方がいいです。今は給食の栄養士さんなどが一生懸命に献立を考えているでしょう。
給食が楽しみで、学校に通っている人も多くいると聞きます。給食はすでにかなり人気のポジションにもなっていると言えるでしょう。
ただ、まだ改善の余地はあると思っています。子供の苦手な野菜とかを美味しい味付けで食べられるといいと思いますし、野菜を使ったポテチとかもいいと思います。
お菓子感覚で食べられる栄養のあるものなら、より一層子供からも人気が出てくるのではないでしょうか。
学校で辛いことがあっても、給食で救われる子供も多くいると思っています。
無理のないカリキュラム
あとは、カリキュラムなども重要になってくるはずです。以前は「ゆとり教育」などもあったと思いますが、なかなかうまくいかずに変更になったかと思います。
そこで、たくさん学習をさせようと学校側のカリキュラムも相当に過密になっているように感じています。ただ、がむしゃらに子供にたくさん勉強させたところでいい成果は出ません。
むしろ、子供が学校を嫌いになってしまう可能性があります。
だからこそ、まずは子供が楽しみにできるような授業づくりが大切です。内容が薄くても楽しければいいと思っています。
結果的に「楽しい!」と思えれば、子供も自分で勉強を頑張るようになると思うので、トータルで見ればプラスになると思うわけです。
実現できると思う

月曜日なんてみんな辛くて当たり前。楽しいなんて無理だ。と感じるかもしれません。ただ、全然そんなことはないと思っています。そういった楽しい学校もできると思っています。
もちろん、みんなが楽しめるようにするのはかなり労力がかかるかもしれません。ただ、今の学校には多くの人が通いたくないとかんじているわけで、取り急ぎ、半分以上の子供が「学校に行きたい」と思えるようにする必要はあります。
そのためには、学校のありかた、教師の接し方、授業の進め方、などあらゆる点を改善していくことが大事でしょう。できることから1つずつ進めていく必要があります。
かなり面倒なことかもしれませんが、将来のためにしっかりと進めていくようにしましょう。
子供が月曜日を楽しみにできれば、未来はすごく明るいし、国全体にも活気が出てくるようになると感じています。
まとめ
月曜日が楽しみになるのはすごく重要なことだと思います。
今回の記事を参考にしつつ、そんな環境づくりを目指してほしいところです。

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