教員の仕事が大変だと感じている人は多いと思います。
毎日職員室の人気関係が苦しかったり、どうすれば成長できるかなど、迷ってしまう部分もあるでしょう。
- 職員室で働き続けても、得られるものが何もないって本当?
- 得られるものがない理由について細かく知りたい
上記のように考えている人に向けて、元教員の立場から教員として働き続けることについて解説したいと思います。
2〜3分くらいで気軽に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
職員室で働き続けても得られるものは何もない

基本的に職員室で働き続けても何も得られないと言っていいでしょう。これは断言できることです。僕自身も職員室で働いていてもメリットがないと感じたので辞めたわけですね。
まず、職員室で働くことのデメリットとして大きいのが「成長意欲がない」ことです。たとえば、しっかりと成長したいとか、子供のために頑張りたいと考える先生は、あなたの学校にどれだけいるでしょうか?
おそらく1人もいないケースが多いんじゃないかと思います。本来であればしっかりと向上心をもちつつ、いい教育をするために頑張らなければいけません。
人は多くの場合、環境に染まってしまいますから、意識の低い人と仕事をし続ければ、シンプルに自分も意識が低くなってしまうのです。これはすごく危険なことです。
大切なのは、しっかりと職員室での働き方に見切りをつけて転職することです。
民間では教員よりも圧倒的に高い意識で働いている人が多いので、そういう環境に行った方が絶対に良いと言えるでしょう。
得られるものがない理由

では、職員室で働き続けても得られるものがない理由としてはどんなことが挙げられるのでしょうか。
もう少し深掘りしつつ見ていきたいと思っています。
スキルが身につかない
1つは、スキルが身に付かないことですね。教員は潰しがきかないという言葉は聞いたことがある人も多いはずです。
では、なぜ潰しがきかないかというと、シンプルに「スキルが身につかないから」なんですよね。職員室の働き方は紙が主流だったりしますし、新しいクラウドツールが全然導入されていなかったりします。
言い方は悪いですが、昭和の職場で時がストップしているわけです。その環境で働き続けても、自分がどんどんダメになっていくだけです。
また、民間だとスキルを身につけようと頑張る人もいるかもしれませんが、職員室だと「何頑張っちゃってるのー?」みたいな感じで嫌がる先輩も多いです。
なので、結果的にスキルを身につけるための努力もできません。非常に辛いことです。
意識が低い
先ほども書いたように、教員同士の意識が非常に低くなっているのも問題です。
SNSなどで教員のグチを見ればわかりますが、自分達で努力しようとする意識が全然なかったりしますね。教員の環境を変えるのは教員しかいません。
そして、しっかりと教員が意識を高くもって働いていれば、労働環境などもどんどん良くなってくるのです。でも頑張ろうとしないわけですね。
ということで、何かが起きても自分達は関係ない。全部周りのせいにするスタンスなので、それでは到底成長できないでしょう。
意識の高い先生とかは、意識の低い先生に仕事を押し付けられたり嫌がらせをされるので、早めに辞めた方がいいですよ。
足の引っ張り合い
足の引っ張り合いがたくさんあるのも、教員の世界の特徴です。
たとえば民間企業であれば、優秀な人は評価されると思います。表彰されるケースもあるでしょうし、昇給するケースもあるでしょう。
頑張った人はそれに応じて、良いことが起こるのが普通です。ただおかしなことに教員は全然良いとされないわけですね。
頑張ったらその分、「自分も頑張らないといけない」と他の先生がプレッシャーを感じてしまうようで、どんどん足を引っ張ったり、ダメな先生だとするように仕向けられたりします。
とても残念ですし、優秀な人が他の人に足を引っ張られて消耗するのはマジで無駄ですよね。
メンタル的にもきついし、仕事としても成長できないでしょう。
忖度
忖度もかなり大きいと思います。嫌な飲み会の誘いにも乗らなければいけないでしょう。お偉いさんが来た時には、お茶を用意しなければいけません。
そういったムダな忖度を続けたところで、教員として成長することは一切できません。
本来は「授業準備」「子供の指導」などをしっかりと考えなければいけないのです。とはいえ、そういった最重要な指導について考えていると「あの先生は授業準備をしているから暇だ」というように認定されてしまうのです。
職員室だとムダな忖度が重要視されているのは本当に残念なことです。
忖度を頑張ったところで、教員として得るものは何もないと断言できます。
若手が本音を言えない
あとは、若い先生が気軽に意見を言えないのも苦しいと感じています。
いい企業だったりすると、若手もベテランもフラットに意見を言い合えるはずです。ただ、教員の場合は年功序列が強すぎるので、年配の先生の意見にただただ従うしかなかったりするわけです。
たとえば若手も意見を言えるのであれば、どうすれば良くなるかいろいろ考えてアウトプットができますよね。そうすれば考える力も身につくし、大きく成長することが可能です。
一方で職員室のように、若手がただただ聞くだけだと、成長できないでしょう。1番成長できるであろう若手の時に意見を言えないのは、本当にもったいないことです。
教員の仕事を続けるごとに、スキルも下がってくるでしょう。
職員室はすぐに逃げ出すべき

ということで、職員室については、すぐにでも逃げ出した方がいいです。居続けるメリットがないからです。
今は教員でも、すぐに辞めちゃう人が多いですよね。あの判断はすごく正解で、教員として得られるものが何もないことを早い段階でわかっている訳です。非常に賢いでしょう。
今後は、教員に対してムダな事務仕事などもたくさん降りかかってくると思います。そうすると、目の前の雑務だけをこなして、気づいたら年を重ねて、何もできない社会人になっている可能性もあります。
そうなる前に、とにかく職員室から全力で逃げ出すようにしましょう。
別に年度途中でもOKだと思うので、どんどん決断するようにしてくださいね。
まとめ
職員室で働き続けるメリットはないです。
どんどん転職して、自分のスキルを高めていきましょう。

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