教員として働く中では、どんどんイラストを活用していった方がいいと思っています。僕自身もそんなにイラストが得意ではないですが、やっぱりイラストが描けると好感度が上がります。
ある程度の絵は、描けるようにしていきたいですね。
- 教育者がイラストを活用すべきって本当なの?
- イラストを描いたり使った方がいい理由を知りたい
上記のように考えている人に向けて、元教員の立場からイラストを解説していきたいと思います。
3分くらいで気軽に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教育者はもっとイラストを活用すべき

冒頭で書いた通りですが、教育者はイラストが描けるとかなり強いと思っています。というのも、イラストがあるかどうかで、子供たちへの刺さり方って全然違うと感じるからですね。
たとえば「廊下は走らない!」と黒板に書いたとしましょう。もちろん、ただ書くだけでも言うことを聞く子もいるでしょう。ただ、一部の問題児とかは言うことを聞かないんじゃないかと思います。
その一方で、「廊下は走らないでね」とネズミのイラストが吹き出して喋るイラストを描いたらどうでしょう?特に低学年などは「ネズミさんが言ってる!」という形で、かなり興味津々になるはずです。
1つのイラストが加わるだけで、かなり反応が変わってくると思うわけですね。
そう考えると、どんどんイラストを描きながら、子供が楽しみつつ教員の言うことを聞ける環境が大事になってきます。
子供が言うことを聞けば、教員としても指導がかなり楽に感じてくるでしょう。
イラストを使うべき理由

では、教員がイラストを使った方がいい理由としては、どんなものがあるのでしょうか?
もう少し詳しく深掘りしたいと思います。
意欲が高まる
1つは、子供の意欲が高まる部分ですね。先ほども書いたかと思いますが、イラストがあるかどうかで指導の質は雲泥の差だと言えます。
教科書なども文字がたくさん書いてあります。板書なども文字を中心に書く先生は多いですよね。ただ、そういった授業だと、子供はつまらないと感じてしまいがちです。
ただ、例えば歴史上の人物がイラストで書いてあったり、キャラクターが黒板に書いてあれば、子供は楽しみながら勉強ができるでしょう。
イラストを描くだけで子供が興味をもってくれるなんて、かなり嬉しい話だと思います。
だからこそ、どんどん描きながら、楽しい授業を目指しましょう。他の先生から批判を受けたとしても大事なことだと思っています。
子供は絵が好き
基本的には、子供は想像以上に絵が好きだったりします。絵を見るだけでテンションが上がったり、気持ちが良くなるわけですね。
特に今の学校現場って、不登校やいじめが多くあったりします。これは、子供たちが学校に楽しみを見出せていないからでしょう。
大切なのは、子供が楽しめるような学校を作っていくことです。まずはそれが最優先ですね。学校を楽しめなければ、そもそもいい指導なんかできないからです。
そう考えると、子供のために絵を描けるようにしてイラストを活用していくと、かなり学校の状況も良くなってくると思います。
子供からの教員の好感度も上がれば、結果的に保護者からの好感度も上がっちゃいます。
いいことづくしですね。
分かりやすい
また、子供にとってわかりやすい授業ができるのも大きいです。
たとえば歴史の授業とかだと、できごとを教員が説明するとしましょう。当然ながら、内容を説明しただけでは、よほど歴史が好きな子以外は理解できないでしょう。
流れを理解するのは、結構大変なことだったりもします。
その一方で、教員が板書でイラストを描きつつ、4コマ漫画風に説明ができればどうでしょう?多分多くの生徒が理解できるし、「歴史って楽しい!」と思ってもらえることでしょう。
教員は指導をするのが仕事なので、子供たちが楽しめるような工夫をたくさんしていくのが必須事項です。
そう考えると、イラストを交えつつ、わかりやすい授業を目指すのは、かなり大切だと思っています。
指導を聞いてくれる
先ほども書きましたが、イラストに吹き出しをつけて注意してる風にすると、子供が言うことを聞いてもらいやすいです。
僕は大学2年生の時に、小学校の体験授業に参加したのですが、その時に担任の先生が、ネズミ?キャラクターを一瞬で書いて、そこに指示を書いているのが印象的でした。
かなり年配の先生だったので、声も通らなかったと思いましたが、「ネズミが喋ってるよ」とクラスに言うと、とたんに静かになったのを覚えています。
その時に、「あーイラストを交えていくってすごく大事なんだな」というのを実感しましたね。
やはりイラストがあるケースとないケースの両方の指導を見ているので、全然違うと思います。
どの先生も積極的に取り入れるべきでしょう。イラストは。
特別支援に使える
これからの時代は、インクルーシブ教育が主流になってくるんじゃないかと思います。そう考えると、健常児も障がい児も、同じように理解できる内容を作っていくことが大切です。
特に障がい児などは話を聞くのが難しかったり、そもそも他人の話に興味を持つのが難しかったりします。
そんな時に教員が、その障がい児の好きなキャラクターを黒板にかければ、かなり指導の質が上がってくるでしょう。支援の子も一緒に勉強をすることができるようになります。
なので、ある程度のイラストが描けるようになると、特別支援での指導にも強くなることが考えられます。
頑張って、絵を描けるようにはしてほしいと感じるところですね。
イラストは練習してもいいかも

ということで、教員に関しては割と一生懸命にイラストを練習するといいと思います。
授業の指導法とか、板書を綺麗に書くコツとか、そういった小手先のテクニックももちろん大切でしょう。ただ、そんなに磨きすぎなくてもいいと思っています。
大切なのはイラストを描く練習をすることですね。どんなに良い授業だったとしても、その前段階で子供が興味をもってくれないようであれば、それはいい授業ではないです。
だからこそ、できるだけ楽しめる授業をしつつ、どんな子も参加しやすい環境を作っていけるといいでしょう。
まずは、わかりやすい授業ではなく、そういった「授業を楽しむ」ことに重点を置きつつやっていけるとベストでしょう。
ぜひ、今後の教育に活かしていきたいところですね。
まとめ
教育者は、イラストを使っていくことで、かなりいろんな状況が良くなってくると思います。
ぜひ今回の記事を参考に実践してもらえればと思っています。

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