教育のIT化について気になる人は多いと思います。
まだ、教員の働き方は古かったりすることもありますよね。
- 教育がIT化したら、質が高まるって本当?
- 質が高まる理由について詳しく知りたい
上記のように考える人に向けて、元教員の立場から教育のIT化について細かく解説していきたいと思います。
3分くらいで簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教育がIT化したら今後の質が高まります

教育がIT化したら、2つの意味での質が高まると考えていいでしょう。
1つは業務効率化という面、もう1つは授業の面ですね。業務効率化で言えば、今の教員はかなり非効率な働き方を続けていると思います。
紙ベースで印鑑をたくさんもらったり、同じ授業なのに1人一人の先生が研究授業に向けて指導案を作っていたりしますよね。
これでは、業務としては非効率なわけです。たとえば、授業を作る時にIT化したらどうでしょうか。
その単元の授業の指導案を作って、クラウド上で全国に配布すればOKです。それだけで、他の先生が授業を作る時間を大幅に減らせますよね。
また、指導案を紙ではなくタブレットで行えば、印刷する手間も省けるでしょう。
とにかくたくさん効率化できますね。
また、授業でもIT化を行うことでアニメーション系の教材も増えると思いますし、ゲーム感覚の学びもできますよね。
いいことづくしだといえるのです。
質が高まる理由

では、教育の質が高まる理由としては他にどんなことがいえるのでしょうか。
もう少し詳しく深掘りしていきたいと思います。
時代にあっている
1つは時代に合わせられることが挙げられますね。今は民間企業とかでも多くがIT化をおこなっていて業務効率化ができています。
教員が指導している「生徒・児童」が大人になる頃には、さらにIT化が進んでいて、ITが使えることは必須スキルになってくるでしょう。
そうすると、学校がIT化されていないのは致命的とも言えるのです。学校がアナログなら社会に出てから覚える必要があるからですね。
学校は社会に出るための勉強をする場所なので、IT化されていればかなり教育の質は高まると言えます。
すぐにでも、改善するべきだと言えるのです。
子供が楽しい
IT化しない意見として「紙の方が学習効率が高い」という意見があります。どうやら研究結果などでは、ITよりも紙で学んだ方がいいこともあるようです。
ただ、考えてほしいのが、「紙とIT」どちらで学んだ方が、子供は楽しいですか?ということです。
圧倒的にITで学ぶ方が楽しいでしょう。特別支援の子でも、ITのタブレットなどで積極的に学ぶ子はいます。
勉強を楽しいと思えなければ、そもそも学習効率なんて言っている暇はないわけで、まずは学習をたのしくするためにITをどんどん入れていく必要があるのです。
ITをうまく導入すれば、みんなの学習効率が高まるんで、インクルーシブ教育も実現できるかもしれません。
業務効率化
先ほども挙げたように、業務効率化ができるのもかなり大きな部分だと思います。
教員の仕事の中でもかなりしんどいのが、採点業務とか成績をつけることとかではないでしょうか。
毎回単元ごとにテストがあって、それを何十人丸付けするのは時間がかかります。IT化すれば機械がやってくれるので、教員がやる必要はありません。代わりに授業準備などができるようになるんで、教育の質は高まると思いますね。
あと成績とかもそうでしょう。かなり細かく記入をしますし、教員の感覚で成績をつけるので保護者からの不満も上がりやすいです。
ITが行えば機械がやるので不満も出にくいと思いますし、所見とかも機械がやってくれたら楽ですよね。
いいことづくしです。
子供の理解度がわかる
僕も教育のITイベントに行ったことがありますが、たしか子供の席にモニターがあって、教員が子供が記入している内容を一括で見られるようになっているシステムがあった気がします。
今は教師が机を動き回って、子供がノートに書いている内容をチェックしなければいけないですよね。もしかしたら授業後にノートを集めている先生もいるかもしれません。
ただ、それだと少し非効率だと言えるでしょう。
授業の中で教員が子供の回答や理解度をチェックできるようになれば、かなり効率化できます。
教員も心に余裕が出てくるんで、教育の質が高くなるのです。
民間が助けてくれる
今の教員が苦しいのって、アナログな働き方を続けているからだと思います。
いつまでも古い働き方をしているんで、他の企業が手を差し伸べられないのです。だから教員が閉鎖的とかいわれちゃうんですね。
でもIT化を図れば、もっと他の企業が助けてくれると思います。いろんな企業の働き方を参考にできますし、使っている機械の会社の人が、学校にフォローに来てくれるかもしれません。
そんな風に、どんどん世界が広がっていくわけです。
他の人から助けて貰えば、教員もかなり気楽になるので、教育の質は高まります。
ITは最強です

というわけで、ITについては、すごく最強だと思っていますね。
僕自身も教員を辞めて、WEBライターをやっています。ITを駆使して仕事をしているわけですがこんなに気楽に働けるんだなと驚きました。
なので、教育現場にも活用すれば、かなり教員の負担も減らせるんじゃないかと感じますね。
今は、教員の長時間労働とかもかなり問題になっていますよね。なかなか余裕をもって生徒と向き合うことはできないはずです。
先日の裁判でも、残業代が認められない判決が出たと思います。
そこでこれから大事になるのが、教員自身が自分で労働環境を改善していくことです。
そこで欠かせずに必要となってくるのが、まずは職員室にITをたくさん取り入れることだと言えるでしょう。
まとめ
ITを導入すれば、かなり教育の質は高まるでしょう。
ぜひ、検討していくべき部分だと感じますね。

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