教育の会社って結構多くありますよね。教育というと、教員や塾をイメージする人も多いと思いますが、実はそれだけではなかったりします。
IT系とかでも、教育に関わっているところはあります。とはいえ、
- 教育の会社が、今後どんどん職員室に入ってくるって本当なの?
- そうすると、教員がクビになるって本当?
上記のように考えている人に向けて、元教員の立場から職員室の今後について詳しく解説していきたいと思います。
2分くらいで簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教育の会社は今後どんどん職員室に入ってくる

教育の会社についてですが、今後職員室に入ってくる可能性は非常に高いです。たぶん、今の職員室ってかなり閉鎖的ですよね。外部講師を入れようとしない先生もいるし、民間のツールとかを使っていないケースもあります。
私立だと、割と導入しているかもしれませんが、公立だとかなり悲惨だと思っていますね。
僕が驚いたのが、成績をつけるためのソフトを教員が開発していたことです。教員が他の仕事の片手間で作ったソフトだったので、正直使いにくかったです。
他の先生とかは、ソフトによってミスとかを出しているケースもありましたね。とにかく教員は外部のものを取り入れるのが苦手で、自分たちで解決しようとします。
ただ、最近だと自分達で全てを解決することに、限界が来ているように感じます。不登校とかいじめとかも、かなり増えている状況ですよね。
本来1番重要な教育に影響が出てしまっているので、今後は民間企業がどんどん職員室に入ってきて、手助けをする時代になると思っています。
教員がクビになる理由

民間企業が職員室に入ってくると、おそらく多くの教員がクビになると思っています。
かなり悲惨な状況ですが、以下で理由などを解説したいと思います。
価値提供できていない
教員の多くがクビになる理由としては、「価値提供」ができていないからですね。教育の価値については、子供がしっかりと成長したり、保護者も安心して学校に子供を任せられることが挙げられるでしょう。
ただ、今の学校って、そういった価値提供ができていないですよね。いじめや不登校を増やしている時点で、そもそも学校の価値はないでしょう。
また、価値提供ができていない学校に民間の企業が入って来ればそのレベルの差が大きく浮き彫りになってくるはずです。
言い方は厳しいようですが、教員がいかに価値提供できていなかったかが公になると感じています。
結果的に、教員がクビになり、民間から来た社員などが残ることになるでしょう。
授業の準備ができてない
授業の準備ができていないことも大きいと思います。教員に関しては忙しくて授業の準備の時間がないですよね。
ただ、もちろん忙しいのも理由ではありますが、そもそも業務効率化ができていないのも問題です。たとえば、今の学校とかだとみんながそれぞれ新しい授業を作って、研究授業や先輩からのチェックを通して、授業を確認したりします。
しかし、そもそも、そのやり方がすごく非効率なわけです。毎年、ほとんど同じ授業をするわけですから、いい授業をクラウド上などに保存しておけばいいのです。
指導案とかも使い回しで、変更点だけサクッと変えればいいわけですね。たぶん、民間企業とかはそういったやり方をしていくと思います。
業務効率化ができない教員とかは、割とすぐにクビになると思っています。
業務効率が悪い
あとは、圧倒的に業務効率が悪いのも教員の世界の特徴ですよね。
どーでもいいことに、たくさんこだわっているケースもあります。たとえば、コーヒーを淹れる当番とか、清掃の当番とかも教員の中では大事だったりします。
ひどい場合は、コーヒーがきちんと淹れられていないだけで怒る先生とかもいますね。ただ、そんなことにこだわっているようでは、いい仕事はできないわけです。
教員の仕事の1番重要な部分は「指導」なわけで、正直コーヒーなどはどうでもいいのです。忙しいのであれば、指導にもっと時間を割くべきです。
おそらく民間だと、PDCAサイクルを回しつつ、どんどん指導に力を入れてくると思うので、職員室では民間から来た社員が活躍するでしょう。
これまでいた教員は、どんどんクビになるかもしれないですね。
保護者は民間を信用する
たぶん、保護者って今の教員を信用していないですよね。不祥事とかもすごくたくさん起こしていますから、教員に対して、何かを期待することもそんなにないんじゃないかと思います。
なぜ教員に対してそういう気持ちを持つかというと、保護者は民間企業と比較しているからですね。そもそも教員の働き方が日本中で実践されていれば、そんなに保護者も違和感を持たないはずです。
そうではなくて、教員の働き方は世間と比べても明らかにおかしいからこそ話題になっているわけです。
そうなると、今後の職員室に民間の人が入ってきた場合は、保護者は圧倒的に民間企業を信用するようになるでしょう。
すると、もともとの教員は仕事をする機会を失って、クビになる可能性が出てくるわけです。
教員が民間を受け入れようとしない
たぶん教員って、民間企業の働き方を受け入れない部分があるのでは?と思います。
民間校長とかが改革をしようとしても、もともといた現場の教員の風当たりが強すぎて改革ができなかったケースを聞いたことがあります。
あと、政治家とかでも新しい教育のアイディアを公表すると、大抵の場合、教員が大きく反発したりしますよね。
その姿勢では、絶対にいけないということですね。厳しいようですが、今の学校は結果を残せていないので、まずはしっかりと外部の声を聞く必要があります。
そして、民間のアイディアを必死で批判しまくる教員の姿勢は、周囲から見ても割と見苦しかったりします。
好感度も大きく下がるわけですね。
教員も安定していない

ということで何が言いたいかと言うと、「教員も安定していないから、注意が必要だよ」という話ですね。
たぶん、今の教員って9割以上の人は仕事に魅力を感じていないですよね。特に公立だと、その姿勢は顕著な気がします。
じゃあなんで続けているかって、公務員だから安定しているとか、福利厚生がいいとか、その程度の理由だったりします。
人それぞれ、仕事に対する思いって違うので、安定を求めて仕事をするのもいいかもしれません。
ただ1つ言いたいのが、「教員は別に安定していないよ」「今後、もっと苦しくなるよ」という話です。すでに、精神疾患で休んでいる先生とかも多いと思いますが、健康を壊してまで、続ける価値のある仕事ってありますかね?
教員の信用だって、残念ながらどんどん失われているわけで、民間企業が入ってきた時に今の教員が簡単にクビになってしまう可能性もあります。
そういった危険性は、割としっかりと考えておくべきですね。
まとめ
教育の会社が職員室に進出してくることは、とてもいいことだと思っています。
ただ、現場の教員にとってはかなり注意が必要になってくるでしょう。

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