ライターの仕事をしていると、稼ぎたくて仕方がない人は結構多くいるんじゃないかと思います。
やっぱり、いろんな人がネット上で収益などを発表しているのをみると、自分もそれくらいの金額に近づきたいと考えると思います。
ただ、
- ライターって稼ぐことだけ考えて働いていてもいいのだろうか?
- 稼ぐよりも大切なことって何かあるの?
上記のように考えている人もいると思います。そこで、実際に現役ライターとして働いている立場から稼ぐことへの意識について細かく解説をしたいと思います。
2〜3分くらいで読める内容になっているかと思いますので、ぜひ見てみてくださいね。
ライターは稼ぐことだけを考えてもいいのか?

ライターが稼ぐことを考えていいのかについてですが、結論から言うと、OKだと言えます。というか、稼ぐことへの意識がないのであれば、たぶん辛くなってくると思いますし、仕事にならないと思います。
毎日毎日文字単価0.1円くらいの案件をこなしているようでは、仕事自体が嫌になってしまうでしょう。お金に対しての意識は、ライターは忘れてはいけないことです。
ただ、「お金だけを考える」となると、話は変わってきます。もちろん、ある程度の収益のある案件をとれれば、一時的には稼げるようにはなるかもしれません。
ただ、あまりに辛い案件とかやりにくい案件だった場合に、それをお金のために続けていれば、自分が消耗してしまいます。楽しさを感じられなくなってくるでしょう。
また、消耗することによって生産性も下がりますから、他の仕事にも影響が出るはずです。なので、長い目で見れば全然成果が出なくなってしまうでしょう。
なので大切なのは、お金を意識するのはもちろんですが、それ以上に仕事の充実度や、自分にとってプラスになるかを考えることです。
そうすると長期的にみた時に、かなり大きく稼げているんじゃないかと思っています。
稼ぐ以上に大事なこと

稼ぐことだけが大切ではないと書きましたが、他にどんなことを重視しつつ仕事を選んでいけばいいのでしょうか?
もう少し細かく深掘りをしていきたいと思っているところです。
案件のやりやすさ
1つは案件のやりやすさが考えられるでしょう。
なんとなく引き受けたジャンルが好きで、書いていて楽しいのも1つでしょう。自分のスタイルで自由に執筆ができて、ストレスが少ないのもあると思います。
とにかくやりやすい案件だと、仕事がサクサクと進むのがわかると思います。なので、1日の業務量を増やすことができるので、たくさん収益を上げることにもつながるでしょう。
初心者のライターであれば、実績もガンガン積んでいけるんじゃないかと思っています。
また、成功者とかを見ても、お金で案件を選んでいる人とかってほとんどいないように感じます。多くの人は案件の内容で、自分がやることを選んでいる気がします。仮にそれがノーギャラだったとしてもです。
僕自身も、やりにくい案件をバッサリと切るように心がけたら、かなりライターの仕事が楽しくなりました。
クライアントとの相性
クライアントとの相性もすごく大事ですね。特に報酬が高い案件だと、クライアントがクセのある人(言い方悪いですが)だったりすることもよくあります。
そのため、普通にやり取りができないこともあるんですよね。仕事前のメールの段階とかで、言っていることがよく分からないとか、話していて不快になる案件だったら、報酬にかかわらず降りた方がいいですよ。
僕も、相性が合わないクライアントと仕事をしたことがありますが、話の相性が合わない場合は、大抵仕事の相性も合わないので、納品物に満足してくれないことが多いです。
なので、普通に未払いのトラブルとかも起きやすくなるので、気をつけた方がいいと思いますよ。
だったらば、多少安くても、自分と気の合う人と仕事をした方が楽しいし、今後につながると感じています。人脈がうまくつながれば、新しい案件を紹介してもらえるかもしれませんし。
未来がある案件か
特にライターの仕事をする時に意識しておくべきなのが「時間が有限である」ということです。1日の時間は決まっているので、その時間に何をするのかは大事なことです。
ライターを始めて最初の頃は目先の利益を追うのも悪くないかもしれませんが、ある一定期間ライターを続けてきたのならば「未来がある案件か?」をしっかりと吟味していかなければなりません。
具体的には「専門性は身につくのか?」「将来的に資産になるのか?」「新しいスキルが手に入るのか?」といったことです。
未来を考えずに、ただお金のことだけを考えて働いていても、だんだんと自分が衰退していくだけになってしまいます。
その辺りは、かなり気をつけなきゃいけない部分ではありますね。
時給換算してみる
たとえば、ライターが「文字単価10円の案件をやってください」と依頼された場合、多くの人は嬉しいんじゃないでしょうか。
相場を考えてみても、かなり高い部類に入るかと思います。ただ、その場合も時給換算して考えてみてほしいです。作業量が多くて、時給換算してみたら大したことない報酬の可能性もあるでしょう。
目先のお金を考えて稼ごうとすると、苦しい作業が続いて、あまり稼げなくなってしまうことも十分に考えられます。
そうならないためにも、報酬をもらうときには、時給換算しつつ冷静に考えてみるのも1つの方法です。
ある程度、警戒しながら仕事を選んでいくのも、結構大事なことだったりします。
でも、稼ぐ意識を忘れない
稼ぐことを考えない方がいいのは、割と事実かと思います。僕自身も、お金の話をするとやっぱりクライアントが少し緊張するのがわかりますし、先にお金の話をしてしまったことによって、クライアントとの契約を取り逃してしまったこともあります。
お金を追ってしまうと、稼ぎにくくなってしまうのは普通のことでしょう。ただ一方で、稼ぐ意識を忘れてはいけないです。たとえば何でも無料で引き受けて、クライアントの言いなりになってしまえば自分も消耗しますし、生活できなくなってしまうでしょう。
ある程度は稼ぐ意識をもって、別料金を請求したり、高めの見積もりを出していくことも必要です。
また、どれくらいの期間で、いくらの年収を目指すのかなどのビジョンがあることで、自分の目標に向かって走ることができるでしょう。
頭の片隅でもいいので、稼ぐことを考えておくのも必要です。
消耗すると、さらにマイナスになる

先ほどから書いているように、ライターの仕事で何よりも気をつけなければいけないのが「消耗してしまうこと」です。特に、比較的金額が高くても、ライター側が疲れ切ってしまう案件は、世の中にたくさん溢れているように感じます。
そんな案件を続けていれば、書くこと自体が嫌になってしまうでしょう。実際に地雷案件にあたって、ライターを辞めてしまった人もいるのではないでしょうか。
大切なのは、しっかりと自分が継続できるような状況を作っていくことです。毎日、自分のできる範囲で楽しい案件に取り組んでいれば、少しずつ仕事もラクになってくることでしょう。
まずは自分が健康的に働けるような案件はなんなのか?をじっくりと見極めるようにしましょう。
そうすると、受けるべきじゃない案件が見えてくると思いますし、必要に応じて悪い案件から逃げていくことも必要になってきます。
まとめ
どんなに報酬が良くても、受けない方がいい仕事は存在するでしょう。
しっかりと考えつつ、働いていけるといいですね。

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