教師を嫌いな子については、今も結構多くいると思います。
それが原因で不登校になったり、問題行動を起こしたりしますね。
- 教師を嫌いな子が今後増えるって本当なの?
- 増える理由について、詳しく知りたい
上記のように考える人に向けて、元教員の立場から細かく解説を加えていきたいと思います。
3分くらいで簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教師を嫌いになる子が今後増える理由【元教員が解説】

勉強が嫌いになる子が増える理由についてですが、簡単に言うと教員の質が下がるからですね。
今でも、教員のこととかはかなり多くニュースになっていたりして、質の低下を感じるかもしれません。
しかし、教員の労働環境はほとんど変わらないままです。そのため、優秀な教員はもっと待遇の良い民間企業とかに目をつけて転職をしてしまうのです。
結果的にあまり優秀で無い教員が多く残る傾向にあります。
また、以前は教員の採用試験の倍率もかなり高かったので、たくさんの受験者の中から優秀な人を選ぶだけの余裕がありました。
ただ、今は全然人が足りていない状況ですよね。そもそも年齢制限を撤廃したり、ペーパーティーチャーを活用するなどして、教員になる人を集めています。
そうなると、誰でも教員になれてしまうわけです。
結果的に質の悪い教員が増えて、教師を嫌いになる子が増えることになるでしょう。
増える理由

では、教師を嫌いになる子が増える理由としては、どんなことが挙げられるのでしょうか。
もう少し詳しく見ていきたいと思います。
授業力が下がる
まずは授業力が下がることですね。教員が好かれるためには、授業が面白いのは必須条件だと思います。
学校にいる時間のほとんどは授業が行われているわけで、授業が下手な先生に、子供は魅力を感じないでしょう。
ただ、今は教員はすごく忙しいですよね。他の事務仕事とかに追われて、しっかりと授業準備ができていない先生も多くいると思います。
本当は教員がしっかりと授業準備をしなければいけないのですが、開き直って、授業をしっかりと聞かない子供を逆に叱りつけたりしています。
これでは、子供も教員に対して好感をもつことはないでしょう。
子供に向き合わない
子供に向き合わない先生も結構多いですね。子供が話しかけても無視して事務仕事をする先生もいますし、困っていることを言ってきても全然聞いてくれない先生もいたりします。
子供は学校生活で困っていることがたくさんあるわけで、そんな内容をしっかりと聞いてくれる先生に好感をもちます。
ただ、今の職員室では「子供の話をしっかりと聞こう」という風潮はあまりなかったりします。子供の話を聞く先生ほど、暇だと思われていろんな仕事が降ってきたりします。
なので、子供に向き合えない現場はあるでしょう。
とはいえ、子供からの信頼を失ってしまうのは間違いありません。残念なことだと言えますね。
学校が楽しくない
シンプルに子供にとって学校が楽しくなっていないのも問題でしょう。
不登校とかいじめの数が増えていますから、そのデータを見るだけでも多くの子供が学校に行きたく無いと感じていることがわかります。
大人の中にも、学校が嫌いでしかたがなかったという人は多いはずです。
ただ、学校が楽しくない中で「教員だけは好き」という子供は少ないはずです。
学校が嫌なのであれば、そんな雰囲気を作った教員を、子供は許せないと感じるでしょう。学級経営などにも不満をもってくるはずです。
結果的に、教員の好感度も下がってしまうわけですね。
教員の質が下がる
教員の質が下がるのも1つの問題点ではあるでしょう。先ほども挙げたように、教員の質はどんどん下がっていますね。
テキトーに働く先生って結構多いのですが、それがベテラン層に結構多くいます。そしてテキトーに働く先生ほど、テキトーな先生を評価します。
結果的に、今後も職員室はテキトーに働く先生ばかりになると予想されるのです。
一生懸命働く先生ほど、いろんなことに思い詰めてしまって病気になったりするわけですね。また、テキトーな先生から「何頑張っちゃってるの?」といった嫉妬を受けたりします。
そんなテキトーな先生を子供は大嫌いだと思いますから、今後も好感度は下がっていくと考えられるでしょう。
保護者の好感度が低い
あとは、保護者からの好感度が低いこともありますね。
保護者からの好感度が低くても、子供には関係なくない?と感じるかもしれません。
しかし、これは非常に密接に関係していることがよくわかります。というのも、子供は保護者からの影響をかなり大きく受けるからですね。
どんなにいい先生であっても、保護者が難色を示したりすると、子供はとたんに担任のことが嫌いになったりします。あっさりと態度が変わってしまいます。
どれだけ手をかけたとしても、子供の態度が変わってしまうのは苦しいポイントですね。
そんな状況からも、子供からの好感度はどんどん下がっていくことになるでしょう。
教員はオワコンです

しっかりと知っておくべきなのが、教員の世界がオワコンだと言うことです。教員の世界で頑張っても、成長する可能性は低いと考えています。
たとえば今回の例でも、子供からの嫌われるのであれば「どうすれば好かれるのか」「そういった授業をすればいいのか」といった建設的なアイディアがでるのが当然です。
いわゆる自責思考で、いろんな解決策を考えていくのです。それが仕事というものです。民間企業では普通にやっていたりしますよ。
ただ、教員の世界だと「あの子はダメだ」「いうことを聞かない問題児」というように、子供のせいにしたりします。この発想だと成長しないということです。人として、オワコンなのです。
なので教員の世界は早めに抜け出した方がいいでしょう。
別の仕事を始めることで、かなりスッキリする部分もあるかと思っています。
まとめ
教師を嫌いになる子は今後も増えそうな気がしますね。
早めに職を変えて、気分転換して違う仕事をしていきましょう。
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