教師の免許について、いろいろと気になっている人はいると思います。
せっかく取った免許だけど、この制度が今後も続くのかは気になるポイントですね。
- 教師の免許って今後どうなっていくの?
- なくなるって本当?
上記のように思っている人に向けて、元教員の立場から教員の免許について解説をしていきたいと思います。
2分くらいで簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教師の免許が今後どうなるか解説します

教師の免許についてですが、おそらく今後はなくなるだろうというのが感想ですね。
というか、免許制度をやっている暇がなくなってくると思います。
今の免許制度では、4年制大学に通って、授業を履修して、教育実習とかにも行ってようやく免許が取れるようなイメージですよね。
これはかなり手間がかかるし、労力が必要になります。しかもその中から教員採用試験を受ける人と、民間に流れてしまう人がいるわけです。
最近だと、教員の採用試験倍率も下がっているので、たぶん教員になる人は少ないでしょう。
そうなると、教員になる人の数がかなり限られてくるわけです。そもそも中卒や高卒では教員にはなれないわけですね。
ただ、現場の人数的にはかなり足りていない状況なので、どんどん人は雇う必要があります。
結果的に、教員免許をなくして、誰もが教員になれるように間口を広げてくるのではないかと感じています。
免許がなくなると思う理由

では、免許がなくなる理由としては、どんなものがあるのでしょうか。
以下で、もう少し細かくみていきたいと思います。
人手不足
1つは、人手不足が大きな理由として挙げられるでしょう。
先ほども挙げたように、人手不足はかなり深刻だと言えます。1つの学校でも1〜2人くらい欠員が出ているとも聞きますし、どんどん教員が辞めている状況なわけですね。
ただ、教員の仕事の辛さや過酷さは多くの人に知れ渡っているので、そもそも教員を目指す人材もいなかったりします。
教員免許についても、以前にあった免許制度で失効した人もいるでしょう。そんなことからも、教員になれる人もかなり限られているわけですね。
「とりあえず人が足りないから、誰でもいいから教員をやって」となるような未来が見える気がします。
予算不足
教員については、予算不足なのも結構大きなポイントだったりしますね。
教育に関する予算が全然組まれていないので、教員とかも教具とか設備が全然古いままだったりします。
給料とかもかなり安かったりしますよね。
今後、教員の志願者とかが減ってくれば教員の仕事の魅力も下がってくると思うので、国が教育にかける予算を下げてくる可能性は十分に考えられることでしょう。
そうすると、教員免許をとるためのお金も用意されなくて、教員免許なしで教員になれることも考えられるでしょう。
実習ができない
教員免許がなくなる理由として、教育実習ができなくなるのもあると思います。
今の教育実習って、結構問題が多くありますよね。指導教員がちゃんと実習生を指導していないせいで、実習生が体調を崩すケースも聞きます。
実習に来た子を、指導せずに放置しているのも耳にしますね。そんな状況では、教育実習が機能していないと言えるでしょう。
実習生がかわいそうすぎます。
おそらく今後はそんな問題が明るみになって、教育実習ができなくなってくるでしょう。
教員免許を取るためには、実習は避けて通れないので、実習ができないなら免許制度そのものがなくなっていくでしょう。
外部講師の増加
外部講師が増えてくるのもあると思います。
教員をやった人ならわかると思いますが、一般的な教員よりも、外部講師の先生の方が圧倒的に指導力があったりします。教え方が上手いんですよね。
そんな状況だと、「わざわざ教員がいる必要ある?」「教員免許なくても指導できるじゃん」ということになりかねない気がします。
結果的に教員免許の制度そのものが無くなる可能性はありますね。
かなり危機的な状況だとは考えていいでしょう。
ペーパーティーチャーが集まらない
教員の人材不足を受けて、「ペーパーティーチャーの活用」とかも始まっていたりしますね。
要は、教員免許を持っているけれど教員になっていない人を集めようということです。
ただ、この制度は失敗に終わるだろうと感じています。
というのもペーパーティーチャーは、教員の労働環境があまりにひどすぎることに気付いているからですね。
今から教員になっても、自分が辛い思いをすることが目に見えているわけです。
結果的に、免許を持っている人だけでは人手不足を解消することができないでしょう。
免許を持っていない人も教員になれるようにして、解決していくしかないわけですね。
教員は辞めよう

ということで、今教員をやっている人はどんどんと辞めることを決断した方がいいですね。
たぶん教員を続けていてもメリットはないと思います。
あなたが教員を始めた頃は、教員免許がなければいけなかったわけです。要するにある程度優秀な人材でなければ教員になれなかったわけですね。
なんですが、今後は誰でも教員になれる可能性が出てくるわけです。仮に免許制度が残ったとしても、質の悪い教員が増えることは目に見えているでしょう。
なので、どんどん働きにくくなってくるわけですね。
大切なのは、自分で決断しつつ、しっかりと行動していくことです。行動ができる人は、将来も明るくなると考えていいでしょう。
あなたにできる仕事もたくさんありますので、ぜひ転職を検討していきましょう。
まとめ
教師の免許は、今後なくなる可能性が高いです。
自分で考えつつ、今後のキャリアを検討していく必要はあるでしょう。
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