教員がSNSの使い方をどうやっていいのかわからないケースはあると思います。
毎日発信しているけれど、この使い方であっているのか?と不安になるケースはあるでしょう。
- 教員の効果的なSNSの使い方ってどんな感じなの?
- ダメな使い方について詳しく知りたい
上記のように考えている人に向けて、元教員の立場からSNSについて細かく解説をしていきたいと思います。
2〜3分くらいで気軽に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教員の効果的なSNSの使い方

教員の効果的なSNSの使い方ですが、結論から言うと「教員の楽しいことをいう」ことですね。
世間が何を求めているかと言うと、教員に仕事を楽しんでもらいたいことです。保護者も充実して働いている人に自分の子を預けたいと思っているし、楽しんでいる人の方が信頼できるはずです。
文科省に関しても「#教師のバトン」プロジェクトを始めていますが、これも本来は教員の楽しい部分を発信していくはずのものでした。
ただ、実際は教員はSNSで愚痴を言っている人も多いです。一部の教員は意識の高いツイートもしているかと思いますが、大抵は仕事の嫌なことだったり、子供の悪口・保護者の悪口を言っているケースも多いわけですね。
そうなると、SNSの使い方としては間違っていると言えるでしょう。保護者や子供にサービスをするべき人間が、悪口を言ってどうするのでしょうか?
また、道徳的にも保護者や子供の悪口を言うのは良くないことの気がします。
発信内容を、しっかりと吟味していかなければいけません。
ダメな使い方

では、具体的にダメな使い方としてはどんなものがあるのでしょうか?
もう少し詳しく見ていきたいと思います。
文科省のグチ
1つは、文科省のグチが大きいと思っています。文科省は、仕事柄、教員に対してたくさんの通達を出したりしています。
現場で新しい教育をしてほしいとか、事故が起きたらチェックしてほしいとか、その内容は本当に多岐に渡ります。
そして、文科省は基本的には教員よりも上の立場の人なので、教員は文科省の言うことはしっかりと聞かなければいけません。
そもそも自分達よりも上の立場の文科省を叩いている時点で、教員としては失格なわけですね。社会人としても失格なわけです。
なので、特に公立学校などの責任ある立場であれば、なおさら文科省のグチは言ってはいけないことになるでしょう。
保護者のグチ
保護者のグチもSNSでよく見かけます。これは絶対にあってはいけないことですね。保護者に関しては、教員が絶対にサービスしなければいけない対象です。
特に昔なんかは教員が偉くて、保護者が気をつかわなければいけないケースもあったかもしれません。ただ、そもそもその状況がおかしいわけです。教員はお金をもらっている以上、しっかりと保護者に奉仕していかなければいけないんですね。
最近になって、ようやく保護者の立場が上がってきたように思います。教員からすれば「昔は働きやすかった」と言うかもしれませんが、今の状況の方が圧倒的に普通です。
なので、SNSでは保護者のグチを言わないようにしましょう。教員は基本的にはどんなクレームも柔軟に受け止めて、しっかりと仕事をしなければいけません。
勘違いしないようにしましょう。
子供のグチ
子供の愚痴についても、絶対に言わないようにしましょう。今の教育現場が大変で、子供の対応で苦しい思いをしているのも良くわかります。
発達障がいのグレーゾーンの子などがいれば、「なぜ自分が指導しなきゃ?」と疑問に思うかもしれません。ただ、仕方ないんです。現状は教員が指導することになっているんです。
そして、そういう仕事を本人が選んでいるので、しっかりとこなさなければいけません。SNSで子供のグチを言うような教員は、ほぼ間違いなく教室でも態度に表れています。
保護者からも苦情が来たりしませんか?それはSNSで言っているような内容が、子供にも伝わっているからです。子供の感性は敏感なので、担任の気持ちはすぐに伝わります。
なので、SNSでは、どんどん子供の良いところを言っていくようにしましょう。それがベストな振る舞いだと言えます。
人格を否定する
教員は他人の人格を否定するような発信が非常に多くあるように感じます。引用リツイートをつけて、他の人の嫌がらせをするわけですね。
もちろん正当な批判や、前向きな意見であれば良いかもしれません。ただ、安易に他の人を悪く言うのは、傷つけることにもつながります。そこは絶対に避けなければいけない部分でしょう。
他人の人格を平気で傷つけるような人はSNSをやるべきではないし、そもそも教員としてもかなり質が低いと言えます。
他人を教育する人間としても、いかがなものかと思うわけですね。
SNS以前に、まずは性格などからも、しっかりと変えていかなければいけないとは感じますね。
勤務時間内にツイート
僕も仕事柄、SNSで教員関連のツイートを見たりしますが、発信している時間が勤務時間内なのが違和感でしかないです。
勤務時間内であれば、本来は子供たちと向き合わないといけないですし、職員室の仕事も進めないといけないですよね。
そんな状況の中でツイートしているってことは「仕事をせずにサボってる」ということになりますね。社会人として完全にアウトでしょう。
本来は教員がSNSをやること自体が僕は割と反対派ですが、SNSをやるのであればプライベートの時間を使って趣味でやるべきでしょう。
その辺りの仕事の線引きがわかっていないから、教員は質が低いと言われるのもあるでしょう。
本来はSNSを使うべきではない

先ほども書いたように、教員は本来はSNSを使うべきではないでしょう。暇つぶしに、空いた時間で見る程度ならいいかもしれません。
ただ、発信については確実にやめておいた方がいいと言えます。というのも、教員自身も情報モラルなどを指導する立場であって、自分のことをできるだけ発信しないのがいいとは思っているからです。
また、SNSを使うことについては教員についてはほとんどメリットがないです。発信する暇があったら子供のことに向き合った方がいいし、保護者対応とかも考える時間ができます。授業も準備できるでしょう。
特に最近の教員は忙しいので、SNSをいじっている暇があったら、どんどん仕事を進めた方がいいです。
その辺りの優先順位がしっかりとついていないと、今後も教員は「非常識」「質が低い」とか言われることにつながると思いますね。
まとめ
教員はSNSの使い方に十分気をつけていくことが必要です。
今後も、しっかりと配慮してみてくださいね。

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