教育と育成の違いがよくわからない人は多くいると思います。
割と、ごちゃごちゃになりやすい部分だったりもしますよね。
- 教育と育成って何が違うのだろうか?
- 学校教育は「教育」ではないって本当なの?
上記のように考える人に向けて、元教員の立場から教育と育成について詳しく解説をしていきたいと思います。
3分くらいで簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教育と育成の違いについて

教育と育成の違いについてですが、ざっくりとした定義みたいなものはあるみたいですね。
教育は、割と知識とかを中心に教える感じですが、育成だと育てること全般的にいうことが多いようです。
前者は学校とかでよく使われますし、後者だとスポーツ教室とかで使われる機会が多いかもしれませんね。
使われる場所によって、言葉が変わってくるのが特徴だと思っています。
ただ、教育というと多くの人は「学校」というイメージを持つかもしれません。たしかに、かつては学校でいろんなことを教えてもらうのが主流だったかもしれません。
学校が楽しいと感じた人も多いのではないでしょうか。
ただ、今は不登校とかいじめも増えていますし、あんまり学校としては機能していないように思いますね。
「教育機関」と呼んで良いのか疑問が残る部分も多いと思っています。
学校教育はどちらでもない

上記でも挙げたように、今の学校は「教育」も「育成」もできていないと感じます。
下記で、具体的な理由を書いていきたいと思います。
知識が身につかない
1つは、知識が身に付かない部分が大きいと思っています。言い方悪いですが、学校の先生から教わったところで知識って身についていますかね。
知識を身に付けるだけの授業が、できているのか?って話です。子供に新しいことを覚えさせるためには、相当授業を作り込まないといけませんよね。
専科の先生とかだったら、毎時間しっかりと授業を作ることもできているかもしれません。ただ、学級担任とかだと、すべての授業をしっかりと準備しているケースって稀だと思います。
そんな、教員が行き当たりばったりの授業をしたところで、果たして子供に知識が身につくのかが本当に疑問なわけです。
学校での教育に、意味がないと思っています。
子供の素質による
今の学校で、「教員が頑張って教育をしたおかけで、子供の成績が上がりました!」みたいなパターンって少ないように思います。
塾とかだとあるかもしれませんが、学校でそんなことはほとんど起こらないでしょう。
成績がいい生徒は、教員の指導ではなくもともと頭が良いのです。成績の悪い子はなかなか成績が上がりにくかったりします。もしくは、親の教育も大きいでしょう。
そもそも子供が頑張ったり、保護者が頑張ってきた部分が大きいのに、教員が自分で自分の指導を褒めるのは、少し違うと思っています。
しっかりと、子供に向き合って、楽しく子供が学校に来られているのであれば、「教員の指導ができている」といえるでしょう。
授業力を上げてない
先ほどから挙げているように、教員が授業力を上げようとしていないのも問題だと思います。
しっかりと授業を作ろうとしていますかね?サボったりしている人も多いと思います。
まず、平日は事務作業とかも多いですよね。授業の準備もできないと思います。これは仕方がないことでしょう。
ただ、それだったら、休日に授業を作るべきなのです。僕も「授業研究会」などに積極的に参加していましたが、そこまでする教員って本当に一部だと思います。
平日だって、授業を準備する時間がないなら、寝ないで授業準備をするべきなのです。
教員は授業が仕事であり、その準備ができないって教員失格だと思います。
教員が自責思考じゃない
あとは、教員が自責思考じゃないのも、結構大きな問題だと思っています。
人が成長するためには、自責思考を持って、自分の考えを改めつつ試行錯誤していくことが重要です。
何かがあったときに、自分に責任があると考えることで、成長していくことができるでしょう。
ただ、教員には、その考え方を持った人がすごく少ないように思います。自分の指導がうまくいかないときに「保護者のせい・子供のせい」にする教員はすごく多いです。
ただ、その考え方だと教員自身が成長することはできませんし、いい教育もどんどんできなくなります。
学校教育は、できてないなーと感じますね。
生徒に向き合っていない
生徒に向き合っていないのも、結構やばいと感じます。
教育の基本としては、しっかりと生徒に向き合いながらその人の性格とかを見抜いていくことが欠かせないように思います。
そうすることで、その生徒に必要な教育方法がしっかりと見えてくるからですね。ただ、現場の先生とかを見てみると全然生徒に向き合っていないと感じることもあります。
むしろ、教室とかでも平気で事務作業を進めていたりするので、かなりヤバイと感じますね。
そういった初歩的なことができていなかったりするので、教育機関として機能していないと感じます。
育成の方が優秀な気がする

あくまで僕の感覚ですが、「育成」に関わっている人の方が優秀だと感じます。たとえば、サッカーの育成に関わる人とかって、結果を出さないといけないですよね。
結果が出なければクビになってしまうわけです。また、小学生のクラブ育成とかでも、保護者が望んでそのコーチを選んでいたりしますよね。
そもそも育成に関わる人は、選ばれるだけの素質があるということです。
その一方で教員はどうでしょうか。基本的に保護者からの好感度は低いと感じますし、保護者も担任の先生を選んだりできないですよね。
なので、仕方なく学校に任せている人が多いのです。特に公立の学校とかは、優秀ではない先生でも仕事がもらえるんで、質の低い人が多いです。
だれかの成長に関わりたいなら、育成をするのがいいかもしれませんね。
まとめ
教育と育成の定義は、一応はあるみたいですね。
今回の記事を参考にしていただけますと幸いです。

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