教師は忙しい仕事だと聞きますね。
仕事量が多かったり、大変だという噂を耳にした人もいるかもしれません。
- 教師が忙しいって嘘なの?
- 実際はもっと暇にできるんじゃない?
上記のように考える人に向けて、教員の立場から記事を書いていきたいと思います。
3分程度で簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてください。
教師が忙しいのは嘘なのか

教師が忙しいのは嘘なのかについてですが、結論から言うと嘘であるといえます。
今の教員は仕事が多いかもしれませんが、ムダな時間も非常に多く、もっと削れることがあるからです。
実際に僕も教員として働いていましたが、特にやる必要のない仕事も多くあり、そういったところにこだわっている先生が多くいました。
なので、仕事自体は早く終わっていたものの、同調圧力が強いので早く帰れる空気でもないため、無理やり他の先生に合わせて仕事をしていました。
実質、すごく暇な時間が多かったわけですね。
僕の後輩も職場で仕事をしていましたが、先輩に合わせて早く帰れる空気ではなかったため、僕が退勤するのと同じタイミングでいつも帰ろうとしていました。
その子も、僕のタイミングを見ていたということは、暇だったのでしょう。
このように、仕事ができて暇なのにも関わらず、先輩が仕事をしているから仕方がなく帰れない優秀な教員は多くいるはずです。
教員が忙しいというよりは、仕事が異常に遅いベテラン教員が多くいるのが原因です。
もっと暇にできる理由

教員は、もっと削れる仕事が多くあります。
にも関わらず、無駄な仕事をしているからいけないのです。
以下で細かく書いていきたいと思います。
ムダ話が多い
1つは、ムダ話が非常に多いということ。これだけ会話が多い職場も珍しいでしょうし、その時間を仕事に充てれば、もっと効率的にできます。
重要な話は学年で集まった時に会議などで行い、残りの時間は個人で黙々と仕事に取り組めばいいのです。
教員は書類などの仕事も多いですが、短い時間で集中して取り組めば、それほど長く時間のかかるものではありません。
にも関わらず、仕事のできない教員に限って「なんでこんな仕事をしなきゃいけないんだ」「〇〇君は、今日もやらかした」というように、仕事や子供のグチばっかり言っています。
もちろん、こういった先生ばかりではないですし、実際に仕事が多く本当に忙しい先生もいるでしょう。
ただ、ムダな話ばかりしていて、自分が原因で仕事が忙しくなってる先生もいます。
嫌がらせが多い
教員の世界は嫌がらせが非常に多いと思います。
新人教員に嫉妬したり、子供に好かれている先生には嫉妬して嫌がらせをする先生がいるのです。
そういった先生は、往々にして仕事ができないことがほとんどです。
なぜかというと、人に嫌がらせをすれば、自分の成長に繋がっていかないからです。
それに加えて、他人に嫌がらせをするのはムダなエネルギーをたくさん使います。
他人の動きを常に観察しなきゃいけないですし、ぴったりのタイミングで、他の人にバレないであろうタイミングで嫌がらせをする必要があるからです。
こういったムダなことに力を注いでいるうちに、自分の仕事ができずに忙しくなってしまうのです。
細かいことにこだわりすぎ
教員が、細かいことにこだわりすぎているのも、大きな問題点です。
民間企業だったら、普通にスルーする点でも、異常にこだわったりします。(僕が今、フリーとして働いているので、その違和感はすごく感じる。)
1つは、書類のミスについてですね。教員は1つの書類のミスを多くの人で指摘し合うのが大好きです。
新人の先生であれば、指導案を管理職にみてもらったり、場合によっては他の先生にも見てもらったりします。
そして、指導案に対してみんなでヤイヤイいうわけですね。
しかし、この時間は非常にムダです。書類の話し合いにそれだけの時間をかけて何の意味があるのでしょうか?
書類なんて、そもそも意味が伝わればOKです。内容を全員で深く考えたり、語句の1つひとつを指摘したところでなんの意味もないのです。
ムダな書類が多い
また、そもそもムダな書類が多いのも問題ですね。
遠足の企画書などを紙で印刷して作ったり、指導案も、研究授業などの時には毎回作ったりしています。
こういった紙の書類を、管理職がチェックしていくわけですね。普通にムダだと感じます。
遠足の企画書なんて、毎年いく場所は決まっていて、変わるのは引率教員と子供の人数くらいでしょう。そこだけ変更できるようにすればOKです。
指導案だって、全国の先生がほぼ同じ学習をするわけですから、一律でクラウド上などに保存しておけばいいのです。
研究授業だって、それで授業をすれば時間が大幅に減らせます。
教員の妙なプライドなのかもしれませんが、授業も1から作ることを求められたりします。
そんな作業はムダだということですね。
働き方が古い
働き方自体が古いのも問題です。最新のツールを使えば、もっと効率的に仕事をできるようになります。
例えば先ほどあげたクラウドの指導案もそうですし、授業内でのICTを使えば、教具を準備する手間が減らせます。
保護者への電話回数を減らして文字ツールにすれば、留守だった時に何度も電話をかける手間がなくなります。
特に年配の先生にありがちですが、古い働き方にいつまでもこだわっているから、忙しくなるのです。
自業自得です。
本当はもっと暇にできるので、考え直さないといけないですね。
重要なのは働き方改革

大切なのは、全体的な働き方改革になります。
現状、国の教員に対する待遇もあまり改善されていないので、問題とは言えるでしょう。
しかし、教員の働き方にも大きな問題があります。もっと早く仕事を終わらせられるのに、ベテラン教員からムダな仕事を振られている若手はいます。
どうでもいい、細かいポイントにこだわりすぎている教員もいます。
そういった教員が意識を変えない限りは、どれだけ働き方改革が進んだとしても意味はないでしょう。
もっと暇にできるポイントはたくさんありますよ。
まとめ
教員の仕事は、もっと暇にできるところが多くあるはずです。
ぜひ、今後見直していけたらと思います。
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