基本的に教育の質全体は下がっているかと思います。悲しいけれど事実だと思っています。
教員が指導することによって、子供の学力が下がっている部分も大きいわけです。
- 教員のせいで教育のクオリティが下がってるって本当なの?
- 教育の質を上げるために何が必要なのかが知りたい
上記のように考えている人に向けて、元教員の立場から質について解説したいと思っています。
2〜3分くらいで気軽に読めると思うので、ぜひ見てみてくださいね。
教員がいるから教育の質が下がっている

基本的には指導者がいれば、子供は成長します。どんなことをすればいいのか、子供自身が知ることができるので安心するでしょう。
指導者から温かい声かけをもらえれば、その分子供も前向きな気持ちになることができるはずです。良い指導者から指導を受ければ、子供にとってはプラスになることは大きいです。
ただ、悪い指導者であれば、子供にとってはマイナスになります。体罰があればトラウマになるでしょうし、ひどく叱責されれば自分に自信をなくすでしょう。
ただ、そういったマイナスな指導をしているのが今の教育現場になります。非常に残念なことだと言えるでしょう。
そんなマイナスな指導をするくらいなら、そもそも教員は指導しない方がいいわけです。今は世界的にも学力が下がっているかと思いますが、教員に原因があります。
きちんと反省してほしいとは感じるところですね。
教員の質を上げるためには

では、実際に良い教員を増やして質を上げていくにはどんなことが必要になるのでしょうか?
もう少し詳しく見ていきたいと思います。
教員がもっと頑張る
1つは、教員がしっかりと頑張っていくことですね。もうほとんど、ここに尽きると思っています。
教育の質が下がっていると世間では言われていますが、同時に先生の質が下がっているとも言われています。
遠回しに「教員のせいで質が下がってる」と言われているわけですが、なかなかしっかりと反省している教員がいなかったりします。
むしろ、早く仕事を切り上げて帰ることばかり考えている人も多いです。ただ、しっかりと価値提供ができていないのに早く帰るのはおかしな話です。
どうすれば子供にとっていい授業ができるか、いい指導をするには何が必要か?をもっと真剣に考えていく必要があります。
授業の準備をする
教育の質が下がっている理由はシンプルで「授業の準備をしていないから」でもあったりします。子供は朝から夕方まで、学校で授業漬けの生活をしますよね。
なので、授業のクオリティは教育の質に大きく影響するでしょう。ただ、その重要さが全然わかっていないんだろうな。と感じることが多いですね。
多くの教員がろくに授業の準備をしなかったりします。授業参観とか研究授業の時は準備をするかもですが、普段の授業はすごくテキトーです。非常に残念でしょう。
テキトーな授業をされても、子供が成長するはずないです。本当にかわいそうな話だと思いますね。
教員は、ちゃんと意識を高く持って働いてほしいものです。
他人の批判をしない
あとは他人の批判をしない気持ちを持つのも重要です。たとえば、自分の指導に対して保護者から「〜してほしい」とクレームが入ることもあるでしょう。
子供が授業をマジメに聞いてくれないケースもあるでしょう。ただ、そんな時に「保護者がちゃんとやらない!」「家での育て方が悪い!」と他人を批判している教員は多くいます。
ただ、他の人の悪口を言っている限りはいつまでも成長しません。今の教員の質が低いのは、教員が他の人の悪口ばかり言って過ごしてきたのが原因でもあるでしょう。
残念なことです。
まずは1つひとつの問題にしっかりと向き合い「自分は何ができるか?」という視点で前向きにいくことが大切です。
その姿勢があれば、成長できるはずです。
ポジティブになる
ポジティブになることも必要だと思います。今の教員って結構ネガティブな人が多いです。「教育の状況は、今後も良くならない」「保護者の子育てがどんどんひどくなっている」といった具合で、職員室でも悪いことばかりいう先生は多いです。
もちろん、教員の現状が悪くなっているのも事実だと思います。ただ、それを嘆いていても仕方ないですね。具体的に解決策を考えなければいけません。
教員のネガティブな気持ちは子供にも伝わってしまいます。だからこそ、常に明るく前を向いて走り続けなければいけません。
「どうすれば、世間から教員が評価してもらえるか」「教員が活躍するために必要なのは何か」ということにじっくりと向き合えばいいでしょう。
そういう野心があれば、どんどんと教員が成長していけるはずです。
労働環境を自分で変えようと頑張る
あとは、労働環境を自分で変えようとする意識も大切です。たとえばSNSで#教師のバトンで検索してみてください。9割以上がグチだと思いますし、労働環境が変わらない不満ばかりを言っているかと思います。
ただ、そうやって他人に期待しても状況は変わりません。教員が自分達の力量不足を国や委員会のせいにしているだけです。完全にオワコンでしょう。
そうではなくて、自分達で労働環境を変える意識を持つわけです。「業務効率化はどうすればできるのか?」と教員が本気で向き合うわけです。
そのうちに、教員が一生懸命に改善しようとしているのを見て、周りも手を差し伸べてくれるのです。
まずは、教員が頑張らないといけないのです。
教員はもっと働こう

ということで、教員に関してはもっと一生懸命に働くことを心がけていきましょう。「もうこれ以上働けない」「労働は辛すぎる」と感じるかもしれません。
もちろんその姿勢も否定はしませんが、基本的にはもっと頑張らなければ状況が変わることはないです。身近な授業を頑張るとか、職員室で楽しく過ごすようにするとか、なんでもいいです。
教員の状況が悪くなるってことは、それだけ教員が働けていないんです。労働環境を良くするだけの仕事をしていないんです。厳しいけど、これが現実です。
だからこそ、まずは自分達でできる限りのことをしていかなければいけないのです。場合によっては睡眠時間を削るかもしれません。土日も働くかもしれません。
ただ、もっと高い意識をもって働くようにしていきましょう。
今の教員には、そんなことが求められている気がします。
まとめ
教員は、もっと反省しなければいけない点が多くあるように感じますね。
ぜひ今回の記事を参考にしつつ、自分ができることから実直に取り組んでみてくださいね。

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