これから教員を続ける意味があるのか迷っている人は多くいるかと思います。
いつか辞めたいと考えたりもしますよね。
- 教員を続けていていいのだろうか
- 思い切って辞めた方がいいのだろうか
上記のように考える人に向けて、実際に教員を辞めた立場から記事を書いていきたいと思います。
3分程度で簡単に読める内容になっていますので、ぜひ見てみてください。
これから教員をやる意味はあるのか?

これから教員を続ける意味についてですが、ないだろうというのが僕の結論です。
教員を続けていきたいと考えていたり、今後は明るくなるだろうと予想していた人には申し訳ないですが、たぶん意味はないかと思います。
もちろん、人それぞれ教員へのモチベーションやどれだけ頑張っているかの度合いは違いますから、一概に意味がないとはいえないです。
それも分かっています。
ただ、教員を続けていると、どうしても辛いことが多くなりますし、キツいこともたくさんあります。
そんな中で「教員の仕事は意味があるんだ!これからもっと良くなるんだ!」と自分に言い聞かせないとやっていけない部分が大きいと思うんです。
実際僕もそうでした。
とはいえ、今後は状況がそれほど良くなっていかない・もしくは良くなるまでに膨大な時間がかかると考えられますので、早めに対策を打っていくことが重要です。
教員をやる意味がない理由

では、なぜ教員をやる意味はなくなってしまうのでしょうか。
主に以下の理由で意味がなくなってくるかと思います。
待遇が良くない
まず、シンプルに待遇がよくないことが挙げられます。
給料も安いですし、仕事量も多いです。精神疾患になって休む人もいます。
この状況は普通に考えてやばいです。民間だったら即ブラック企業認定ですし、大問題になっているはずです。
そのレベルですよね。しかも、#教師のバトンで教育現場の現状についても発信されているわけです。
しかし、現場の状況はほとんど変わる気配がありません。微妙に良くなっているかもしれませんが、それも大したことではないでしょう。
むしろ、悪化しているとも言えます。私が教員として働く中でも、給料の交渉だったり、労働条件の改善などに向けて動いてきました。
しかし、一向によくならなかったです。むしろ、その運動をしていた時間が疲れたくらいです。
こんな状況なので、そもそも他に改善を求めるよりも自分で動いてしまった方が圧倒的に早いと感じます。
健康を壊す
健康を壊すのも大きな問題です。
教員の仕事をしていると、マジで健康を壊します。特にメンタル面ですね。長時間労働で寝る時間もなかったりするので明らかに不規則です。
そのうえ、問題児がいて学級崩壊など起きようものなら、1人の担任の先生のキャパは余裕で超えます。
どう考えても働ける状況ではないです。
もちろん、学校にもよるので管理職が穏やかであれば、割と楽しく働けるかもしれません。
しかし、そんな学校は一部のように思います。
多くの学校は、先生たちがギリギリの状態で働いていますし、療養休暇で休んでいる先生も出てきています。
自分の体は自分で守っていかないといけないですよ。労働環境がきちんと整っていないのに、続ける意味ってありますかね。
すぐに辞めるべきだと感じます。
人間関係めんどくさい
教員の世界は、人間関係もめちゃめんどくさいです。
「教員=変人」みたいなのを聞いたことはないでしょうか?本当にその通りで、変わった人が多すぎます。
特に公立教員ですね。リストラがない分、民間では100%クビになるような先生が働いていたりします。
職員室で大声で怒鳴ったり、同僚を何度もいじめまくってたり・・・こんな人と一緒に働くのはストレスですよ。
僕もいくつかの仕事をしていて、今もフリーランスとしてさまざまな企業さんと取引していますが、教員の異常さは群を抜いてますね。
まじで人間関係のストレスがすごいです。
人付き合いは、働く上でかなり大事なポイントになってくると思うので、わざわざ教員として働いて、難しい人間関係に飛び込む必要はないと思います。
時代遅れの働き方
働き方が時代遅れなのも、やばいと感じますね。
今の働き方はかなりIT化が進んでいるかと思います。クラウドでいろんなことが済んでしまうことも多いです。
コミュニケーションは文字ツール、アプリを使った業務効率化、ITツールを使ったペーパーレス化などできることがたくさんあります。
その点、教員の働き方はとても古いです。保護者には電話をしていたり(相手が出なかったら何度もかけ直すのでムダ)、子供の健康チェックは毎日のように点呼をして行ったり(親がアプリに入力すれば省ける)、他の部署への書類をメール便で送っていたりします。(クラウドで管理すれば一瞬、何日もかかる!)
そして、こういったムダな働き方を改善しようとする動きも少なかったりします。年配者がやり方を変えようとしないからです。
こんな環境で働き続けても、転職に必要なスキルは身につかないし、どんどん時代遅れな働き方になってしまうように思います。
改善していく必要がありますね。
優秀な人がいない
こんなことを言うと、怒られそうですが、今の教員の世界には優秀な人がほとんどいないと思います。
優秀だな〜と思う人は、僕が勤めていた時もどんどん辞めていきましたし、3年以内くらいに見切りをつけている印象です。
優秀な人ほど教員の働き方への違和感は早く気付きますし、早く行動をしていくことができるからです。
そして、他の人へのグチも少なかったりします。
教員の多くは、今の現状に不満をもっています。変わってほしいと思っています。
しかし、文句を言うばかりです。職員室では働き方、子供、保護者へのグチばかりだったりします。
もちろん、仕事をしていて大変な時もありますから、たまにはいいでしょう。
ただ、いつまでもグチをいって行動をしない人は、優秀な人ではないです。
なんでも他人のせいにするのは、優秀な人ではないです。
環境が違うと思ったら、すぐに行動する。もしくは何年以内に辞めると具体的に計画を立てる人が優秀です。
しかし、そこまで深く考えている現場教員は少ないように思います。
教員をやりたい人へ

教員は離職率も高いので、目指したいと思っている人も少ないかもしれません。
しかし、なかには教員をやってみたいという人もいるかもしれません。
一度チャレンジしてみるのもありですね。
しかし、以下の点に気をつけていくことが必須だと感じています。
無理はしない
まず1つは無理をしないことです。
何度も言っているように、今の教育現場はすごくハードです。少し無理をすると、すぐに体調を崩してしまうことにもつながると思います。
大切なのは、どんな時も自分の体を1番に考えてやっていくことです。
マジメな先生ほど子供のことを第一に考えたり、周囲の先生に言われたことを忠実にやろうとするかもしれません。
しかし、はっきり言うと今の教員にそれほどマジメに取り組む価値はないです。
大切なのは自分の体調を崩さないようにコントロールすること、必要なタイミングで休むことが大切になります。
自己犠牲は必要ないですよ。自己中で働いていきましょう。
嫌ならすぐやめる
たぶん2〜3ヶ月くらい働いたら、教員の世界に違和感を感じてくると思います。そうしたらすぐに辞めるのがおすすめです。
転職的に問題が出そうなら続けてもいいですが、その際もいつ辞めるかを具体的に決めていくようにした方がいいです。
僕も「数年続けたら状況変わるか?」と思って6年近く続けましたが、結局状況は変わらなかったです。むしろ悪化したように思います。
大切なのは「違う!」と感じた時に早めに行動して見切りをつけることです。そういった行動の早さが自分を守りますし、次に良い仕事を見つけるためのキッカケになります。
教員以外でできないか?
教員をやりたい人は「勉強を教えたい!」「子供の心をサポートしたい!」という熱意のある人が多ように思います。
しかし、これらの仕事は教員以外でできないでしょうか?
勉強なら学習塾でも教えられますし、子供の心のサポートなら、フリースクールの方がよっぽど需要があるように思います。
教員でやる仕事は、他でもできることが多いのです。だったら、わざわざ環境の悪い教員をやる必要はないように思うのです。
自分のためにも、教員以外で夢を実現できないかを検討していくといいと思います。
まとめ
教員をやる意味はそれほどないように思います。
他の仕事も検討しつつ、進めてみてはいかがでしょうか。
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