教師の夏休みがあるかは気になる人も多いと思います。
今はあるけれど、今後どうなるのかも気になるポイントですね。
- 教師の夏休みはちゃんと残されるのだろうか。
- 今後、夏休みはなくなってしまうの?
上記のように考える人に向けて、元教員の立場から細かく解説をしていきたいと思います。
3分程度で簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教師に夏休みはあるのか?

教師の夏休みについてですが、結論から言うとおそらくなくなるだろうと考えています。
教師がしっかりと休めていた時代は、とっくに昔で今は結構、業務量が多くなっていると思います。
本来は普段の業務量があまりに多すぎるので、夏休みくらいはしっかりと教員も休むべきだと思っています。
そうやってうまいことバランスをとってほしいとも感じますね。ただ、現実を見るとそんな感じでもないです。
何か業務が増えれば、普通に教員に押し付ければいいという雰囲気ですよね。
この雰囲気だと、いずれ夏休みがなくなってしまい教員は毎日働く可能性が出てきます。夏休みを無くさないと、仕事が終わらないレベルになるからです。
そうなる前にしっかりと業務量が改善されたり、教員の働き方が見直されたり・・・改革がいろいろと起こるのがベストだとは感じます。
ただ、現実的には難しいと感じていますね。
夏休みがなくなる理由

では、実際に夏休みがなくなる理由にはどんなものがあるのでしょうか?
上記で挙げましたが、もう少し詳しく深掘りをしていきたいと思います。
実際に減っている
まず、現実問題として夏休みが減っていることがあります。
自治体にもよりますが、8月の最終週から学校がスタートしているケースがありますね。以前は9月からのスタートでした。
このスタートの前倒しには、教員の反発も大きくあったはずです。にもかかわらず、教員の声って全然届いていないですよね。
国から言われたことをひたすら黙々とこなさなければいけなかったりします。
このような状況では今後も状況は悪くなると考えます。「8月から教員は仕事」「教員は夏休みカット」というように、だんだん休みも減ってくるでしょう。
確実に、働きにくい状況になるとは考えています。
教員の負担が増えている
教員の負担が増えているのも、大きな問題だと思います。
教員の業務は減るというよりは、一方的に増えているケースがほとんどじゃないかと思います。「教員に任せておけばいいや〜」という安易な雰囲気すら感じますね。
コロナで消毒作業が増えたと思いますが、代わりに他の仕事が減ったりしましたか?増えるだけだったのではないでしょうか。
この1件だけを見てもわかりますが、教員の仕事が増え続けることは目に見えています。
すると、平日の業務だけでは手に負えなくなり、夏休みも仕事をしなければならないことに繋がります。
結果的に、夏休みは休めずに、どんどんとなくなってしまうと思うのです。
保護者の要求が増えている
保護者の要求が増えていることも大きな問題です。理不尽な要求をする保護者も多いと思いますが、教員は「保護者が悪い」と考えている人も多いかと思います。
ただ、僕は明らかに教員が悪いと思っていますね。特に管理職はかなり悪い。
明らかにおかしな要求であれば、断るべきなんですよ。教員はそもそも尊敬されていた仕事なわけで、しっかりと自分がやるべきでないことは断ることで、尊厳を保つことができます。
よく美味しいラーメン屋の店主が、お客さんに食べるのを断っていたりします。お客を選んでいたりしますね。
賛否両論はありますが、そのスタンスだからこそ尊敬される店になるし、心に余裕ができて美味しい味を提供できるのです。
なので、教員であってもできないことは断るべき。そうしないと、夏休みまでも「補習をしてくれませんか?」「部活増やしてください」といった理不尽な要求がきますよ。
教員の立場が下がる
教員の立場がどんどん下がっていますね。
今の年配の人とかだと教員へのリスペクトってハンパないと思います。僕も年配の保護者の方の家庭訪問に行った時に、ジュースでもてなされたことがあります。
しかし、それはとっくに昔の話。今の教員はかなり雑に扱われることが多いと思います。
そして「採用試験の倍率低下」などもあって、おそらく今後はさらに教員の質が下がるんじゃないかと考えています。
教員の質が下がれば、当然に保護者の不満も大きくなるので、どんどん教員の立場は下がってくるでしょう。
すると「夏休みになんで休んでいるんだ?」「もっと仕事をしろ!」といった声が大きくなるでしょう。
保護者のために、夏休みに休暇を取ることすら難しくなるような予感がしています。
部活などがある
部活などがあるのも大きいですね。
僕は中学の事情は詳しくないですが、部活で成果を出している先生って、校内ですごく権力があると聞きます。
もしこの話が本当なら、多くの教員が部活に舵を切って仕事をするのではないかと思います。
練習量が多いほど上達すると思いますので、本来は休むべき夏休みに、多くの教員が部活の指導をするようになるはずです。
すると、当然ですが夏休みはなくなってしまいますね。また、夏休みをとるために部活の指導を控えめにすつ教員も出てくるはずです。
しかし、「部活の指導はサボるな!」みないな雰囲気で、強制的に夏休みも顧問をやらなければいけなくなりそうです。
結果的に、夏休みが全然休めなくなるような予感がしています。
休むためには辞めるべき

とはいえ、夏休みにまで仕事をしなければいけないのは、納得できない人も多いでしょう。
どうすれば休めるのかと考えている人も多いはずです。結論から言うと、「辞めるしかない」と思っています。
教員の労働条件については、以前から問題があるとされていますね。夏休みにかかわらず、普段の授業の時も、労働時間を減らすような声は上がっています。
とはいえ、状況はほとんど変わっていません。むしろ悪化しているといってもいいでしょう。
今後は夏休みまで侵食されそうな予感がしますが、ただグチを言っているだけでは状況は変わらないです。
状況を変えるためには自分で行動するしかありません。
具体的には、期限を決めて教員を辞めるのが重要です。僕はこれがベストな解決策だと思っています。
僕自身、公立教員に関しては本当に辞めてよかったと感じているので、みなさんにも実践してほしいと感じているところですね。
まとめ
夏休みに関しては、今後も少なくなってくることが予想できます。
早めに決断して、教員を辞めるのがベストな選択肢だと思っています。
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