教師の年収が今後どうなるかについては、気になる人も多いと思います。
収入は生活に切り離せない部分でもあるので、しっかりと把握しておきたいところですね。
- 教師の年収って今後どうなるの?
- 年収が下がるって本当?
上記のように考える人に向けて、元教員の立場から細かく記事で解説していきたいと思います。
3分程度で簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教師の年収は今後どうなる?

教師の年収についてですが、おそらく今後は低くなるだろうと考えています。教員の方には申し訳ない感じですが、これが現実だと思っています。
教師の年収については年々下がっている感じでしょうか?この流れは今後も続くんじゃないかと思っています。
いろんな面で、給料を上げるように戦っていたり、交渉が行われていたりしますね。組合なんかが積極的に行っているんじゃないかと思います。
ただ、それだけだとまだ足りないように思います。現状が変わっているような印象を持ちませんよね。
それよりも、年収が下がっていくような勢いの方がかなり強いと感じています。学校に対する予算とかも、組めていないように思います。
そして、労働時間が増えているのもあるでしょう。教員の仕事がたくさん増えているせいで、働く時間がどんどん長くなっています。
それなのに、給料が増えるわけでもなくて、給特法で一律に決められたりしています。この状況だと、絶望的に給料が下がることは目に見えるでしょう。
年収が下がる理由

では、年収が下がる理由としては他にどんなものがあるのでしょうか。
もう少し詳しく深掘りしていきたいと思います。
仕事が増えるから
1つは仕事が増えるからというのは大きいと思います。
先ほども書いたように、給特法でどれだけ働いても一律の残業代が設定されています。なので教員の場合は働けば働くほど損をするようにできています。
とはいえ、仕事を放棄することもできませんよね。定時内で終わるような仕事量ではないので、ほとんどの教員が残業をしてなんとかやり過ごしているようなイメージです。
ただ、問題なのが教員の仕事が減っていくことがほとんどないこと。コロナの時にいろんなコロナ対応が教員に求められましたが、その代わりに減った仕事はほぼありません。
なので、仕事については増える一方なわけですね。それに対して給料が増えないので、当然給料は減っていくことになります。
賃上げが届いていないから
教員の給料が減ることについては、そのままではいけないと活動をしていることも多いです。
組合での活動なんかも大きいですね。僕も参加しましたが、非常に積極的なことがよくわかります。
具体的に目指す金額とか、行った活動なんかも明記されていますね。ただ、問題なのがほとんど状況が変わっていないこと。
活動についてもかなり多いですし、何年にもわたって活動をしています。ただ状況がよくならない。
一生懸命なのは素晴らしいことですが、賃上げの声が届かないということは、今後もわかってもらえない可能性が高いと考えられます。
「年収は下がるだろうな」と感じています。
風当たりが強いから
教員への風当たりが強いのも大きな問題だと思っています。
最近あったニュースで「修学旅行で生徒をバスに、いさせた」というニュースがありました。前日に女子生徒が男子生徒の部屋に行ったという理由があって罰を与えたわけです。
ただ、生徒にも原因があったわけですが、最終的には教員が責められ、謝罪するにも至っています。教師の対応にも問題があったかもしれませんが一方的に責められるのはおかしな話ですね。
ただ、これは教員に対する風当たりの強さをすごくよく表していると思います。
教員に対するリスペクトはないし、教員が、その程度の仕事だと思われているということでしょう。
今後も風当たりが強くなることは考えられますし、そうなれば年収も低くなると思っています。
価値提供できていないから
教師が価値提供できていないのも問題だと思っています。
教員が価値を提供するべきなのは、「保護者」と「子供」です。この2者のために頑張らなければいけません。もちろん頑張っている先生もいますが、しっかりと価値提供できている先生は一握りだと思います。
毎日しっかりと授業準備をしたり、保護者の声を聞いて、それを学級経営に活かせている先生はどれだけいるでしょうか?
多くの場合、自分のことだけ考えていたり、授業もほとんどテキトーに流しているケースが多いと思います。
そのような状況だと価値提供ができていないので、給料はどんどん下がっていくでしょう。
職員室でグチばっかりいうのも、危険だということです。
質が下がっているから
教員の質が下がっているのも問題だと思っています。
教員採用試験の倍率についてはどんどん下がっているわけですが、これによって誰でも教員になれる可能性が出てきます。
すると、必然的に質の悪い教員が増えることは考えられますね。質の悪い教員でも合格する可能性が出てきます。
高い質の教育を提供しているのであれば、その分子供や保護者からの信頼も高くなるので、給料が上がってくる可能性も高くなるでしょう。
しかし、質が下がっている場合は不満が多くなるので、給料だって低くなる可能性が出てきます。
サービスの質が悪ければ、その分給料がさがるということで、教員に限らず当たり前のことともいえるでしょう。
スキルアップのために辞めよう

上記で挙げた理由からも、教員の年収は下がってくると考えられるでしょう。
ただ、さらに問題なのが教員だとスキルが溜まりにくいということです。
公立教員だと、古いツールを使っていたり、保護者も電話をするなど、何十年も前の働き方が変わっていなかったりします。
変わっているかもしれないけど、変化が遅すぎるように思いますね。
なので、続けることで、スキルが上がらなくなる可能性もあります。時代に置いていかれる可能性があるからです。
なので、大切なのは教員を早めに辞めることですね。僕自身辞めることで、「こんなに最新の働き方があったのか!」と気づきました。
早めに行動することで、年収アップにもつながり、いいことがあるんじゃないかと考えています。
まとめ
教師の年収については、いろいろと不安な部分も多いですね。
ぜひ今回の記事を参考にして頂けますと幸いです。
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