教師の年収が高くて満足していると言う人は多いと思います。
収入に関してはかなり高く、待遇がいいとも考えたりしますよね。
- 教師の年収って高すぎないか?
- 高すぎるだけのことをしているのか?
上記のように考える人に向けて、元教員の立場から年収に関して解説をしていきたいと思います。
教員の人にとっては不愉快な内容になるかもしれないので、そういう人は見ない方がいいかもです。
3分くらいで簡単に読めるので、見てみてくださいね。
教師の年収は高いので下げるべき話

タイトルの通りです。教員の年収に関しては高すぎるので、もっと安くしても構わないと思っています。
年収を出す上で大切になるのが「価値提供」です。どれだけお客さんに価値を提供しているかということが年収の大きな基準になるわけですね。
たとえば、イチロー選手はすごく多くの年俸をもらっているかと思います。それは野球が上手いのはもちろんですが、その野球で多くの観客を楽しませたり、野球少年に夢を与えています。
そういった価値提供をしているからこそ、イチロー選手はあれだけの年俸をもらえるわけですね。
一方で、教員に関してはどうでしょうか。価値提供すべき相手は「子供」と「保護者」です。この人たちに、しっかりと価値提供ができていますか?
僕の見た限りだとずっと子供や保護者のグチを言っていたり、ストレス発散に後輩に嫌がらせをしていた人が多くいたように思います。
もちろん、真面目に仕事をしていた先生もいるかとは思いますが、一部ですね。そういった状態では価値提供ができているとはいえないでしょう。
年収を下げるべき理由

では、年収を下げる理由には、どんなものがあるのでしょうか。
以下でさらに細かく深掘りしていきたいと思います。
価値提供していない
まずは、価値提供ができていない点ですね。上記で挙げた通りです。
たとえば、しっかりと価値提供をするのであれば、授業をしっかりと磨くことが必要でしょう。子供がいる時間帯に、しっかりと子供の話を聞く工夫もしなければいけないかもしれません。
しかし、多くの教員は授業をテキトーにやり過ごしています。毎時間の授業をしっかりと準備してやっている人は少ないでしょう。
もちろん教員の仕事が忙しいのは100も承知です。ただ、しっかりと年収をもらうのであれば、授業での価値提供をすることは欠かせません。
子供の話を聞くことに関しても、頭ごなしに叱るのではなく、しっかりと受け入れる気持ちが大切になります。
不祥事が多い
教員の不祥事が多いのも問題だと思っています。わいせつ教員などのニュースも聞きますし、修学旅行での飲酒なども聞きます。
そういった不祥事を起こしている教員が、それだけの給料をもらっているのはおかしな話です。また、そういった教員がいる環境に属している人も給料を下げるべきだと思います。
連帯責任というやつですね。
教員は大切な仕事であり、本来はたくさんの年収をもらってもいい立場かと思っています。ただ、今の不祥事が多い現状の中で、給料を多くもらうのはいかがなものかとも感じています。
まずは、しっかりと不祥事をなくして、誠実に働くことから始めるのが先決かとも考えています。
いじめが多い
いじめが多いのも、結構大きな問題だと思っています。
数年前に、神戸のカレー事件が大きな話題になりました。あの学校ではいじめがあったのだなと多くの人が感じたはずです。
しかし注目すべきなのが、あれと似たようないじめが多かれ少なかれ起こっているということです。
私自身もいじめの被害に遭ったこともありますし、異動先の学校でいじめ?嫌がらせ?にあっている教員も見ました。
出勤したら、机が校庭に出されていたという話も聞いたことがあります。それくらい教員の世界ではいじめが当たり前なのです。
むしろ、他の仕事よりも多いかも知れませんね。なので、年収を下げるべきかと思っています。
不登校が多い
子供の不登校が多いのも年収を下げるべき原因だと思っています。子供の不登校が増えているという現状がありますが、これは教員が教育に対して、しっかりと価値提供できていないからだと思います。
学校に来るのは基本的なことです。どれだけいい教育ができていても、学校に来られていないようであれば価値提供ができているとはいえません。
もちろん、一定数の不登校はどうしても出てしまうので、仕方ないと言えるでしょう。ただ、不登校が増えているというのは学校が、しっかりと働いていないということです。
しっかりと改善をして、不登校の数を減らさないと、教員の年収も減らした方がいいと思っています。
衰退している
教員の仕事については、確実に衰退していますよね。
教員の志願者だって減っているし、教員の待遇だってどんどん悪くなっているように思います。
使っているツールも「電話」「紙ベース」「印鑑」など、効率化が全然できていません。このような環境では生産性が低いです。しっかりとしたサービスは提供できません。
なので、教員に関しては年収を下げた方がいいと思っています。
衰退しているところに高い給料を払うのはおかしな話です。成長している業界に対して給料が払われるのが普通です。
しっかりと見直さないといけないでしょう。
学校に行きたい子が増えたら増額

教員に対する給料を減らすべきだと書いてきました。しかし、いつまでも減らすのもおかしな話ですね。
しっかりと基準をもって増やしていくことも必要だと思います。その基準が「学校に行きたい子が増えた時」ですね。
先ほど、不登校の子が多いと書きました。この時点で学校に行きたくないのは確定でしょう。また、実際に学校に行っている子に「学校は、楽しい?」と聞くとどうでしょうか。
おそらく多くの人は「めんどくさい」「行きたくない」というように答えるんじゃないかと思います。
学校は行きたくなくても仕方がない。というような風潮があるかもしれません。
しかし、教員はお金をもらって仕事をしているわけですから、「保護者が預けたい!」子供も「学校に行きたい!」という状況にならなければいけないでしょう。
学校を楽しい場所にするのは、教員の仕事として当たり前のことです。
まずは減給し、子供が楽しく学校に行けるようになったら、給料を増やす形がベストかと思います。
まとめ
教師の年収については、高すぎると思っています。
まずは減給をして、状況を見つつ上げていくようにしましょう。
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