教師は社会経験が必要か?【民間からの採用を増やす】

社会経験 アイキャッチ 教員

教員が、社会経験が必要なのかは気になる人が多いと思います。

社会人採用枠なんかもあったと思うので、意識したいポイントでもありますね。

  • 教員って、社会経験が必要なの?
  • 社会経験が必要な理由が知りたい

上記のように考える人に向けて、元教員の立場から細かく記事を解説していきたいと思います。

3分程度で、簡単に読める内容となっていますのでぜひ見てみてくださいね。

教師は社会経験が必要か?

社会経験 必要

教師が社会経験が必要かどうかについてですが、結論から言うと謙虚かどうかによると思います。

たとえば、1番危険なのが学校という世界しか知らずに、自分がNo1だと思い込んでしまうこと。

特に教員の仕事は、仕事の性質上、自分がリーダーになることが多いですよね。

担任の先生として働いていれば、生徒がみんな自分のいうことを聞いてくれたりしますし、多くの保護者は担任へのリスペクトを持っているように思います。

特に他人に頭を下げたりする機会も少ないので、教員が偉いという勘違いが起きやすいのです。

こういった先生は、社会経験を積んで、もっと視野を広く持ったほうがいいでしょう。

世の中にはすごい人がたくさんいますから、そういう人の存在を知ることも大切なことです。

一方で、毎日しっかりと勉強をしていたり、アンテナを張って周囲からの情報収集をしている先生もいるでしょう。

こういった先生は、特に社会経験がなくても、教師として活躍できるかと思っています。

社会経験が必要な理由

社会経験 必要

では、実際に社会経験が必要な理由としては、どんなものがあるのでしょうか。

以下でいくつか理由を挙げてみましたので、みていきたいと思います。

謙虚になれる

1つ目は謙虚になれる点です。上記でも挙げましたが、社会経験を積むと自分の視野が広くなりやすいです。

言い方は悪いですが、教員はどうしても閉鎖的になりがちです。

外部講師などはいるものの、基本的には職員や子供で同じ環境で仕事をし続けるので外部からの情報は入りにくいのです。

しっかりとアンテナを張る先生もいますが、おそらく一部でしょう。

その点、社会経験を積んでみるとどうでしょうか。

たくさんの取引先を抱えている会社もあるでしょう。結果を出さなければ立場が危うくなる仕事もあるかもしれません。

他人に頭を下げなければいけない仕事もあるでしょう。

そういった経験を通して、他人のしていることの凄さがわかるので、謙虚になれます。

いろんな立場に立てる

教員の仕事は、他の人に指導をする機会も多いです。

もちろん、たくさんの人の声を聞きながら仕事を進めていく人もいるでしょう。

しかし、ずっと上から目線で偉そうな先生がいるのも事実です。

何十年か前は、教員もかなりリスペクトされる仕事でした。

しかし、今は保護者との関係性も変わってきています。教員も頭を下げることが大切になってくるでしょう。

そうなると、いろんな立場に立ちつつ相手によって柔軟に態度を変えていくスキルを身に付ける必要があると感じるわけです。

社会経験で学べることかと思いますね。

ビジネスマナーが知れる

基本的なビジネスマナーを学べるのも大きいと思います。

ずっと教員であればいいですが、やはり外部の人との関わりもあるわけですのでビジネスマナーを身につけるのも重要でしょう。

ただ、教員の仕事をしていると一般的なビジネスマナーを学ぶ機会って、かなり少ないと思います。

「ビジネスメールの作り方」とか、「名刺の渡し方」とかを学んだ人って少ないんじゃないですかね。

社会経験を積むと、おそらく1年目からビジネスマナーを身に付けていくのではないかと思います。

仕事をしていく上での必須事項だったりするからです。

閉鎖的にならない

先ほどからも書いていますが、閉鎖的にならないのもいい点かと思います。

やっぱり教員独自のルールとか、しきたりみたいなものもあったりしますね。

それ自体をすべて否定するわけではありませんが、どうしても閉鎖的にはなりがちかと思います。

「教員の常識は、世間の非常識」という言葉があるように、どうしても教員の社会だけでいると、周囲との壁ができてしまうように思うのです。

私自身、教員が外部の人とのやりとりが少なかったり、民間のツールを取り入れようとしないのも、こういった壁があるからだと感じています。

その点、社会経験があれば、一般社会のルールも知ることができます。

そのため、閉鎖的にならずに、もっといい教育ができると感じています。

成長思考になれる

成長思考になれるのも大きいです。

すべての教員に成長思考がないとは言いませんが、成長思考に欠けている教員も多いように思います。

特に公立だと、言い方は悪いですが、特に頑張らなくても同じ給料がもらえるので、いかに楽をするかに意識がいっている先生も多いように思います。

しかし、本来は子供を「成長」させなければいけないので、教員に成長思考がないとダメなんですよね。

話にならないわけです。

民間にいくと、多くの人が成長思考を持っていることに驚くと思います。

自分の市場価値を上げようと努力していますし、ベンチャーなどでは新しいことに挑戦したり、さまざまな仕事を幅広く行ったりしています。

そういう人から、もっといろいろ吸収したほうがいいと思いますね。

民間から教員への転職がベスト

民間から 転職

個人的には、今の現場で教員になるのは、おすすめしません。(めちゃハードなので・・・)

しかし、どうしてもなりたいのであれば民間企業で何年かやったあとに教員になるのがいいと思います。

大学を出てすぐに教員になると、やっぱり社会全体のことをあまり知れないんじゃないかと思います。

また、若いうちに教員になると、理不尽に、こき使われることもあったりするんですよね。

そのため、若いうちは民間で働くのがいいと思っています。

教員の中にも、民間から来る先生は結構います。私が見てきた限りは、かなりいい先生が多いように思いましたね。

なので、社会経験はすごく重要だと思っています。

民間からの採用とかも、どんどん増やしていけるといいと感じますね。

まとめ

教師の社会経験はかなり重要だと思っています。

今後も意識していきたい部分でもありますね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました