初任の先生に対していろんな不満を持ったり、仕事ができないと思っている教員は多いと思います。
指導にも苦労しているケースがほとんどでしょう。
先日、以下のようなツイートをしました。
今回は、初任者がほぼ完璧に仕事ができているということについて解説したいと思います。
2〜3分程度で気軽に読めるので、ぜひ見てみてくださいね。
初任者の99%は完璧に仕事ができている話

タイトルの通りですが、初任者のほとんどが完璧に仕事ができています。個人的には100%の初任者が完璧に働けていると思っていますが、一応例外もあると思うので、99%としておきました。
まず、民間も含めて話すと、基本的には新人が大事なのは「誠実さ」です。要はしっかりと先輩の話を聞いて、遅刻をしないで、毎日言われたことを淡々とこなしていく。これができれば、とりあえず合格点です。
そして、教員にはその職業の特性上、誠実な人が集まりやすくなります。教員は真面目で堅い仕事なので、ある意味当たり前ですね。
なので、新人だけを見ると、民間企業よりも圧倒的に優秀だと思います。遅刻をする初任もほぼいないし、学年主任とかの話も素直に聞いています。
僕も実際にいろんな初任を見てきましたが、非常に優秀な人ばかりです。とはいえ、「初任者が使えない」「全然働かない」というグチを言う教員も見かけます。
これは、ただただ学年主任とか管理職、初任者指導の先生の実力がないわけですね。だからこそ、先輩教員の方に、全部の責任があると考えていいです。
仕事ができている理由

では、初任者が仕事ができている理由としては、どんなことがあるのでしょうか。
もう少し詳しく深掘りしていきたいと思っています。
新しい教育を知ってる
1つは、新しい教育を知っていることです。初任者の多くは大学でしっかりと勉強してきた人なので、非常に多くの教育を知っているのが特徴です。
なので、先輩教員が指導するよりも、初任者に自分でやらせて、自分で学級経営をさせた方がうまくいくんですよね。初任者もいい大人なので、放っておいた方がいいんです。
ただ、先輩教員がムダな指導論を教え込んだり、自分のやり方に合わせようとしてきますよね。ただ、かなり古いやり方だったりするので、初任者もそれに合わせられないわけです。
結果的に先輩からすると「あの初任者は使えない!」ということになるわけですね。非常に残念です。
まずは先輩側の方が考え方を変えないといけません。
人の気持ちに敏感
初任者の方が、圧倒的に他人の気持ちに敏感だと感じることも多いです。
たとえば子供が困っていたらしっかりと寄り添うことができるし、保護者の話をしっかりと聞いたりします。
保護者からすると、割と初任者は人気だと思いますが、基本的にはそういった寄り添う姿勢がしっかりとあることが大きいわけです。
人の気持ちに寄り添ったり、ある程度しっかりと分かり合えることは人としての常識だったりしますが、残念ながらできていない教員も多いですね。
ただ、初任者に関してはしっかりとできているので、かなり自信をもって大丈夫です。何を言われても気にしないでいきましょう。
子供から人気
子供から人気なのも大きいです。教員は子供相手に仕事をするわけですよね。なので、そのお客さんである子供から人気なのは、絶対条件なわけです。子供から嫌われたり人気のない先生は、そもそも話にならないわけです。
そういう意味では、初任者は歳も近いですし、割と友達感覚に話すことができるのでメリットも大きいでしょう。最近の流行とかも話しやすいと思いますし、子供も心を許してくれるでしょう。
教育で1番大事なのは、そうやって生徒が楽しんで心を許してくれることだと思います。年配の先生などはムダに威厳を出して子供から嫌われたりしますが、そんな先生になんの魅力もないです。
初任者の先生ほど、職員室で偉そうに振る舞うべきなのです。
ちゃんと仕事ができているわけですからね。
子供と遊べる
初任者の先生は、割と体力があるのも特徴です。だからこそ、結構たくさん子供と遊んでいたりしますね。
ベテランの先生だと、「若いうちは子供と遊んで、自分は遊ばない」みたいなスタンスの人もいると思います。ひどい場合だと、職員室で座っている先生に「子供と遊んできたら?」とか言う人もいるでしょう。
ただ、そうやって偉そうに指示だけ出す先生は、本当にダメだと思います。そうであれば、泥臭く一緒に子供と遊んでいる初任者の方が、よっぽど魅力的なわけです。
子供と一緒に遊んだ先生ならわかると思いますが、子供は先生が一緒に遊ぶと本当に嬉しそうです。その後の授業の集中力が上がるとも聞きます。
だからこそ、きちんと子供と過ごしている初任者は、本当に偉いわけです。
保護者から人気
実は初任者は、保護者からも人気だったりします。普通の業界だと新人とかってあんまり信頼されないと思います。ベテランの人の方が人気だったりしますね。
でも教員は割と逆で、初任者の先生はすごく人気だったりします。すごくやる気に満ち溢れているからです。
ベテラン教員は「まだまだ」といって初任者を見下す傾向がありますが、まだまだなのはベテランの方で、割と救いようがなかったりします。
特に教員の場合は保護者がお客さんみたいなものなので、お客さんから愛される点では、初任者は圧倒的に優秀なわけです。
ベテランの方が負けているかもです。
ベテランの方が仕事ができないことが多い

ということでベテランの方が仕事ができないことが多いです。これは事実かと思います。「若手はダメだ」「弱い」と見下す教員は多いですが、ベテランの先生の方がダメなことが多いです。
ただ、若手としてもダメなベテランに「あなたはダメですね」とはっきり言うことはできないので、渋々我慢しているわけですね。ベテランの言動に苦労している若手は多いです。
また、保護者もベテランの先生があまり好きではないケースもあるので、そこは気をつけなければいけないでしょう。
世間一般から見ると、「初任者の方が仕事ができて、ベテランが使えない」と感じるケースも多いと思いますが、教員はそれに気付けていない気がします。
そこが、すごく残念だとは感じたりしますね。
まとめ
初任者は、優秀な人が本当に多いと思います。
ぜひ自分に自信をもってそのまま突き進んでくださいね。

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