教師が生徒と信頼関係を築くためには、どんなことが大切なのか気になる人は多いと思います。
しっかりと信頼関係を築いて、いい教育がしたいと思うものですね。
- 信頼関係を築くためにはどんなことが大切?
- 具体的に信頼関係を築くためにはどんな方法がある?
上記のように考える人に向けて、元教員の立場から生徒と信頼関係を築く方法を解説していきたいと思います。
3分程度で簡単にみられると思うので、見てみてくださいね。
教師が生徒と信頼関係を作る方法

教師が生徒と信頼関係を作る方法ですが、結論から言うと子供を受け入れる体制が必要になります。
信頼関係ができていない教師を見ると、子供を受け入れる気持ちが圧倒的に足りていません。
だから子供の中で不満が募り、問題行動が増えたり、非行につながったりするのです。
よくありがちなのが、表面上しかみていないケースですね。
たとえば、A君が教師の前でB君のことを叩いていたとしましょう。その事実だけを見てA君のことを叱る教師は多いです。
しかし、その前にB君がA君を叩いていたとか、A君の家庭環境に問題があったとか、何か事情があるかもしれません。
この時に教師に求められるのは「何かあったの?」というように寄り添う気持ちです。少なくとも、最初から頭ごなしに叱るのは良くないでしょう。
このように子供を受け入れずに、頭ごなしに叱ってしまうと、子供の中での不満は大きくなります。
気をつけなければいけないのです。
信頼関係を作る方法

では、実際に信頼関係を作っていくためには、どんなことが大切になるのでしょうか。
順番に見ていきたいと思います。
とにかく聞く
1つは、とにかく子供の話を聞きまくることですね。
具体的な解決策が提示されていなかったとしても、しっかりと子供の話を聞いて、自分の気持ちが知ってもらえたと感じれば、子供のメンタルは安定していきます。
「どうしたの?」「何かあった?」というように子供に寄り添いながら指導していくように心がけましょう。
もちろん、最近の教員の仕事は結構大変ですから、子供に寄り添う余裕がないのはわかります。
そのことは僕も教員をやっていたので重々承知しています。
ただ、頑張って子供の話を聞くことで、後々の信頼関係が大きく変わってくると感じています。
スキルアップ
信頼されない先生の特徴としては、スキルが足りないのも挙げられるでしょう。
以前、めちゃ自分のことを考えている教員がいました。割と自己中にもかかわらず生徒からは熱い信頼を受けていたわけですね。
なぜかというと、部活などで大きな実績を残していたからです。そのようなスキルが子供からの尊敬を呼んで良い指導ができていたのです。
多少自己中であっても、スキルを高めることで、子供からの見方は変わってきます。
なので、スキマ時間を使って自分のスキルを上げることを意識していくといいかもしれません。
尊敬される先生になることができるでしょう。
やり方を提案する
子どもが教員に相談してくるケースもあるかもしれません。
子供にまったく相手にされない教員もいると思いますので、相談されるということは信頼されていると考えていいでしょう。
ここで大切になるのは、やり方を提案することです。
もちろん子供の話を聞くのも効果的ですが、具体的なアドバイスをしていけるとかなり強いです。
「先生はこう思う」「こうしてみるといいんじゃないかな」というように具体的な方法を示していくようにしましょう。
教員への見方が変わってかなり信頼されるようになるかと思います。
褒める
最近は、褒める教育がかなり主流になっていますね。
子供を褒めることで、子供の心も安定してきますし、信頼関係も築けるようになってきます。
シンプルに大人で考えてみてもわかりますよね。いつも叱ってくる人よりも自分を褒めてくれる人の方が信頼できると思います。
子どもとわかり合う上で「褒める」ことは必要不可欠です。
いいところをどんどん見つけて褒めていくようにしましょう。子供との信頼関係ができていない教員の特徴としては、子どもを叱りすぎている部分があります。
成長を感じさせる
子供に成長を感じさせるのも結構大切なことかと思います。
先程あげた「褒める」の部分と似ていますが、子供ができるようになったことはしっかりと認めていくようにしましょう。
「〇〇ができるようになったね」「前よりも〜になったね」と褒めてあげることで、子供は自分の成長を実感できます。
「この教員と一緒にいれば、自分は成長できる」と子供が感じれば、先生との信頼関係も大きくアップできるでしょう。
学校は子供が成長する場所なわけで、それを提供できる教員の存在は大きいです。
信頼関係は簡単に築ける

子供との信頼関係を築くのが難しいみたいな議論は、かなり多くあると思います。
実際に信頼関係を築くのに苦労している教員も多いでしょう。
ただ、信頼関係については割と簡単に作ることができると思います。シンプルに自分がされて嬉しいことを、子供にすればいいだけの話。
たくさん叱られたり、スキルのない上司から偉そうにされるのは、誰だって嫌でしょう。子供だって同じです。
だから、信頼関係を築きたい人は「何をされれば嬉しいか」ということに、しっかりとフォーカスをして考えていくようにしましょう。
じっくりと考えることができれば、自然と答えが出てくるのではないかと思っています。
まとめ
教育を良くするためには、生徒との信頼関係は欠かせないものだと言えますね。
今回の記事を参考にしつつ、取り組んでもらえれば幸いです。
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