教師はこれから大変な仕事になるのか?【元教員が解説】

大変 仕事 アイキャッチ 教員

教師の仕事これから大変になるのかは気になるポイントだと思います。

どんどん仕事が増えていくとしたら、本当に嫌ですよね。

  • 教師がこれからハードになるって本当?
  • 大変になる理由が知りたいな

上記のように考える人に向けて、元教員の立場から細かく解説をしていきたいと思います。

3分程度で簡単に読めますので、ぜひ見てみてくださいね。

大変になる

これから 大変になる

教師の仕事に関しては、これからもどんどん大変になると思っています。

理由は2つあって、時代の流れから見てもどんどん仕事が増え続けていること。そして、仕事が増えているにもかかわらず、改善しようという取り組みが見られないからです。

なので、教員の仕事がキツくなることは目に見えているわけですね。

ちなみに、教員の仕事の問題点についてはだいぶ前から言われていました。そして、組合なども中心に声をあげているわけですが、一向に状況が変わらないわけですね。

最近だと、教師のバトンという形で現役の教師たちの声を聞く取り組みも行われています。しかしこれを見ても、多くの教員が不満を挙げていることがわかります。

毎日のように、学校の仕事の不満が挙げられています。

あれだけの声が上がっていれば、普通は改善に向かったりするものですね。民間企業であれば、放置していると、とっくに倒産しているかもしれません。

しかし、公立教員などについては、まったく動きが見られないのでヤバいと感じています。

大変になる理由

大変になる 理由

では、教員が大変になる理由にはどんなものがあるのでしょうか。

以下で、もう少し深掘りをして見ていきたいと思います。

仕事が減ってない

先程の挙げたように、仕事が減っていないのは大きな問題ですね。

以前から仕事が減っていないのは問題視されていましたが、ここ数年で一気に仕事量が増えたように思います。

証拠として、夏休みが減っているのもあるでしょう。8月の下旬くらいから学校がスタートしているケースもありますよね。

また、コロナの影響もでかいと思います。消毒作業とか、密にならないように工夫するとか、教員にとってはかなりハードだと思います。

僕は、教員がコロナ対策の負担が増えるので、代わりに何かの仕事がなくなるのかと思っていました。

しかし、実際はこれまでの仕事にさらに業務量を増やしただけでしたよね。この状況を見ても、今後何か問題が起こるたびに、教員の仕事は増えることになるでしょう。

問題が放置

働き方の問題が放置されているのもヤバいと思います。

多くの人は朝早くに出社して、夜遅くに退勤します。これができているのが「給特法」という法律があるからですね。

残業の時間に限らず、無制限で少ない給料がわたされます。時間に応じた残業代ではないので、明らかに違法スレスレの状況だと言えるのです。

教員は理不尽に長時間働かなければいけないのです。

給特法については、改善しようとする動きが少しずつ見えてきたりしています。ただ、実際に法律が変わるのはまだまだ先だと思っています。

法律を変えるって、かなり労力のいることだからです。

大変なのはこれからも続くと言えますね。

保護者が大変

保護者が大変なのも大きいと思っています。

モンスターペアレントという言葉は最近になってよく聞くようになりましたが、学校現場でも疲れ切っているのではないでしょうか。

保護者が原因で辞めてしう人も多いでしょう。時代の変化もあるかもしれませんが、子育てがしっかりとできていない保護者の人も多いと思います。

そのような人を相手にしていたら、自分の健康を壊してしまうかもしれません。

自分が子育てをする時には、自分の親を参考にすると思います。なので、モンペの子供は将来的にモンペになる可能性は高いですね。

なので、今後も辛い状況は続くと思っています。

教員のリスペクトが下がってる

教員のリスペクトが下がってしまってるのも割と問題だと思っています。

特に今の年配の人とかだと、教師へのリスペクトってすごいですよね。

僕が教師になった時も、祖父母の世代からはかなり喜んでもらえましたし、先生のいうことは「絶対」みたいな風潮だったと聞きます。

でも今は違いますよね。先生の立場ってかなり低いように思います。

学校に無理難題を押し付ける親も多いでしょう。教員の勤務時間などお構いなしで、いろんなことを要求してきたりします。

理不尽なクレームも多いはずです。

そのようなことを考えると、今後も教員の仕事がやりにくくなる可能性はかなり高いと感じています。

ベテラン教員の負担が増える

今後はベテラン教員の負担がかなり増えると思っています。つまり、続ければ続けるほどハードになる仕事だということです。

その理由としては、若手教員の離職率がかなり高いことが挙げられます。本来であれば難しい仕事であっても、年数を経る中でちょっとずつ覚えていきます。

そのために、若手の先生を何年もかけて教育したりするわけですね。しかし、若手の先生が途中で辞めてしまうと、難しい仕事ができる人がいなくなってしまいます。

結果的に、長期にわたって仕事をしているベテランの先生に仕事が割り振られるわけですね。

少ない人数でたくさんの仕事をすることになるので、確実にハードです。

早めに辞めるのがベストの選択肢だと言えます。

転職を考えよう

転職 考えよう

ということで、教員を続けている人は、いちはやく転職を考えたほうがいいです。

教員の世界だとグチを言う人も多いです。もちろんそれもいいですが、グチを言っていても状況は変わりません。行動するしかないんです。

教員の多くは自分に自信をなくしてしまっているように思います。仕方ないです。教員の世界に染まれば自分に自信をもつことなんてできないからです。

転職するとなれば「あなたにできるの?」「教員以外できる?」といった厳しい声も聞こえるかもしれません。

しかし、教員以外の仕事は山ほどあります。教員を目指す人は真面目な人も多いので、転職しても重宝されるでしょう。

僕はこれまで、教員を転職した後に「やっぱり教員に戻りたい!」と言っている人を、ほとんど見たことがありません。

それほどまでに教員の世界は異常であり、転職することで幸せになれるからです。

自分の力を信じて、突き進んでほしいと思っています。

まとめ

教員は、これかも大変な仕事になるでしょう。

どうか自分を信じて、突き進んでもらえればと思っています。

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