教員の不祥事で逮捕されるケースなどを見たことがある方も多いかと思います。
テレビのニュースなどで見たことがある人も多いでしょう。
- 教員の逮捕ってどうして起こるの?
- 逮捕が起こりやすい原因って、何かあるのだろうか?
上記のように考える人に向けて、元教員の立場から解説をしていきたいと思います。
3分程度で、簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教師が逮捕される理由を分析

まず、教員が逮捕されやすい理由としては、以下の2つが考えられます。
- 教員の世界が非常識だから
- 倍率が下がっていて、教員の質が悪くなっているから。
1つ目については、教員に変わった人が多いというのは聞いたことのある人も多いかもしれません。「教員の世界は、世間の非常識」という言葉もあったりしますね。
もちろん、全員が非常識な訳ではないですし、まともな人も多くいるかと思います。ただ、教員のしきたりや雰囲気自体が一般的な社会と大きく離れています。
そのため、まともな先生も、この非常識なしきたりに合わせなければいけなかったりするのです。
そして、「倍率が下がっている」というのもあります。
そもそも、「でもしか教師」という言葉があるように、今の年配の先生の中には、特別な能力がないまま教員になったケースがあります。(もちろん、全員ではないです。)
要するに、それほど能力の高い先生ではないということです。一般的な就職はできないような先生ですね。
そして、こういった年代の先生が、今はベテランの域にいるわけですから、なかには、おかしな人もいて逮捕されるケースもあるでしょう。
また、2000年ごろには教員の採用試験の倍率も高かったので、優秀な先生も集まりやすかったかもしれません。
しかし今は、1倍を切っているとも聞きますので、やはり質が悪く、事件を起こしてしまう教員が採用される可能性は高くなっているでしょう。
マジメが悪になるパターン

本来、働く上でマジメなのは「いいこと」です。マジメだからこそ仕事に真っ直ぐ向き合えるし、良いものを作っていくことができます。
ただ、教員の世界ではマジメが「悪」とみなされる場合もあります。そういった風潮だからこそ、不誠実な教員が増えて、逮捕が起きることも多くなるのです。
以下で、実際に教員として働く中で「マジメ」なのが悪になるパターンを書いていきたいと思います。
遅刻する
1つ目は「遅刻」が許されるということです。
遅刻は、社会人としては絶対にあってはいけないことかと思います。むしろ、ビジネスの基本のことのようにも思えますね。
ですが、教員の場合は遅刻が平気で許されたりします。研修会の時などは時間を過ぎてゾロゾロと先生たちが入ってきます。それに対して違和感もなく誰も何も言わなかったりします。
遅れて入ってくる人も、それほど申し訳なさそうな雰囲気ではないのです。
遅刻するのは勝手ですが、可哀想なのは時間を守って待機していた人たちです。
教員はすごく忙しいのに、時間を守って早めに行動するのがアホらしくなってしまいます。まさに、マジメな人が損をする状態だと言えるでしょう。
遅刻などのルーズな姿勢が普段の生活にも影響して、逮捕などが多くなってくるのだと思います。
授業頑張る
授業を頑張る先生も、あんまり好かれないように思います。
教員の嫉妬文化なのかもしれませんが、あまり授業が上手ではない先生に関してはかなり評価されますが、若い先生で授業の上手い人に関しては、それほど評価されないように思います。
こうなると、授業を頑張るのはムダ。適当に授業をした方が、他の先生との関係もよくできると感じることに繋がってきます。
授業は教育の基本です。子供達は学校に来て多くの時間で授業を受けることかと思います。
その時間を頑張っても評価されないのであれば、マジメに働くメリットも少ないでしょう。
こういったことが積み重なり、不誠実さが増えて「逮捕」が増えることも多くなるかと思います。
子供にまっすぐに向き合う
子供にまっすぐ向き合っていくのも、教員としては非常に重要なことかと思います。
子供が何かに困っていたり、嫌なことがあったらすぐに聞くことは大切です。
また、先生に話しかけてくれたことに誠実に反応していくことは、子供との関係性を作る上でも欠かせないことです。
しかし、子供にまっすぐに向き合う先生も良しとされません。
実は、子供にとっても「好きな先生」や「嫌いな先生」がいます。
好きな先生にはなんでも話しますが、嫌いな先生には何も話さなかったりします。
そうすると、「嫌いな先生」が「好きな先生」に嫉妬して、職員室で嫌がらせをしたりするのです。
こういった嫉妬文化が教員のよくないところです。
結果として、職員の人間関係を大切にするために、子供にまっすぐ向き合う教員は少なくなります。
結果的に誠実な態度がとれなくなり、逮捕などの重大事項につながってしまうのです。
飲み会で授業論
仕事の飲み会などは、どの企業でもあるかと思います。
そんな時に、尊敬する先輩に仕事のことなどを相談できたりするのはすごくいいことです。
もちろん、教員について言えば「授業」のことについて話すのもいいでしょう。
しかし、教員の世界では飲み会で仕事の話をするのを良しとしない風潮があります。誰かに対する説教が始まったり、つまらないと認定されたりするからです。
教員として大切な「授業」に対しては、それほど誠実に向き合っていないのです。
一発ギャグをしたり、面白い話をする人の方がウケたりします。もちろんそれもいいですが、表面的すぎて誠実さには欠けます。
そういった良くない風潮が逮捕などの事件に繋がったりもするのです。
最低限のマジメは必要です

もちろん、時にはふざけたり、リラックスすることも必要なことでしょう。
それ自体を否定するつもりはありません。ただ、今の教員の多くは最低限のマジメすら足りていないように思います。
子どもが失敗をしたら笑っていたり、人が嫌がるようなことを繰り返しているケースなどもあります。
こういったことを繰り返していると、どんどん自分の考え方なども悪い方向にいってしまいます。
だんだんと、逮捕にも繋がる不祥事も起きてしまうでしょう。
そうではなくて、しっかりと考え方から変えていく必要があります。
「授業にマジメに向き合うのはかっこいい。」「子供に向き合うのはかっこいい」そういった風潮でなければ、今後も不祥事は増え続けるでしょう。
多くの民間企業では、上記が当たり前のようにできているかと思います。
マジメでなければお客さんは簡単に離れ、廃業に追い込まれてしまうからです。
なので教員に関してももう少し、マジメな姿勢がなければ逮捕を減らしていくことはできないでしょう。
まとめ
誠実な教員が多くいるのも事実です。
ただ、少しマジメさが足りないのが教員の逮捕が多い理由かと感じています。
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