教師は定年まで勤めていいのか?【途中で辞めるべきです】

定年退職 アイキャッチ 教員

教師が定年まで勤めていいのかは、気になるポイントだと思います。

途中で辞めて、転職した方がいいのかとかも考えたりしちゃいますね。

  • 教師って定年までやっていいの?
  • 途中で辞めたほうがいい理由を知りたい

上記のように考える人に向けて、元教員の立場から定年まで勤めることに解説していきたいと思います。

3分程度で読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。

教師は定年まで勤めていいのか?

定年まで 勤めて

教師が定年まで勤めていいのかということですが、結論から言うとやめましょうということです。

定年まで勤めるメリットが、そんなにないとも感じるからです。

教師を続けていくと、仕事をする中で非常に辛い思いをするかと思います。おそらく、楽しみながら働けている人ってほとんどいないんじゃないですかね。

大変な思いをしていますし、みんな疲れ切っています。

教員以外の人間関係が持てずに、家庭が崩壊しきっているケースもあると思います。

こんな生活を定年間際まで続けるの?という話です。公立教員をしている人であれば、安定していると考えるでしょう。

どんなに辛くても定年まで勤め上げて、多くの退職金がもらえれば人生が安泰だと考えるかもしれません。

しかし、今の現状を見ると教員の立場も危うくなっていますから、将来どうなるのかもわかりません。

途中でも辞めて、自分に合った仕事を選択していくべきだと感じます。

途中で辞めるべき理由

やめるべき 理由

では、具体的に教員を辞めるべき理由としてはどんなものがあるのでしょうか。

もう少し深掘りしつつ見ていきたいと思います。

衰退しているから

1つは、教員の世界が衰退していると感じるからですね。

以前は「先生、先生!」といった感じで、保護者も教員のことを崇めていた気がします。教員の職業も人気で2000年ごろには、採用試験の倍率もすごく高かったです。

しかし、そこからは採用試験の人気も右肩下がり。教員に対する保護者のリスペクトもなくなっていますし、仕事量も膨大に膨れ上がっています。

現場で働いている人には悪いですが、これは教員の仕事が衰退していることに他なりません。

教員の労働環境などが改善されようともしていますが、おそらくこのままだと数十年先になると考えています。

今働いている人たちが現場にいるうちに改善されるのかもわからないでしょう。

だったら、しっかりと行動して辞めていくことが大切かと思っています。

負担が増えるから

教員は、3年以内の離職率が非常に高いといわれています。なかには1年で辞めてしまう先生もいるわけで、本当にたくさんの先生が教職を離れていることがわかります。

こうなると、どういう現象が起きるかというと「ベテラン教員」の負担が増えることになります。

教員の仕事は難しいこともたくさんあります。なので若手の頃からたくさん研修をしつつ覚えていきます。

ある程度の年数が経てば、難しい校務分掌や立場なども任されることになるのです。

しかし、若い人の離職率が高ければ、難しくハードな業務をこなせる人がいなくなります。

結果的に、長く続けている人にたくさん押し付けられる形になるのです。

教員は続けるほど損する仕事だといっていいかもしれません。

早めの決断が大切になってくるでしょう。

退職金がもらえるかわからないから

退職金がもらえるかわからないのも大きいです。

上記でも挙げたように「公務員神話」を信じている人はとても多くいると思います。

公務員で安定した給料で仕事をして、定年退職の時にたっぷりと退職金をもらうイメージですね。

しかし、この公務員神話についても、すでに崩壊しているという意見も出ていますね。

教員がいいように使われている現実を見ると、今後は退職金がもらえるかどうかも危ういといったところでしょう。

毎日イライラしながら、将来もらえるかわからない退職金のために頑張るなら、すぐにでも辞める決断をした方がいいと思うわけです。

シンプルにきついから

シンプルに教員の仕事がキツすぎるのもあると思っています。

教員の仕事がキツかったとしても、やりがいがあるなら別です。

キツイけど、それをポジティブに捉えられるとか、成長すると思えるとか、そういう気持ちであれば、教員の仕事を続けるメリットは大きいです。

自分にとってプラスになるでしょう。

しかし多くの教員はイヤイヤ働いていたり、いつもグチを言いながら過ごしているのではないでしょうか。

このような状況では悪いストレスがたまってきますし、体を壊すかもしれません。

自分に自信を無くす可能性もありますね。

ネガティブなことがたくさん起こると思うので、すぐにても辞めた方がいいと感じています。

働き方が古いから

職員室の働き方が古いのも大きな問題だと思っています。

いまだに保護者に電話をしていたり、クラウドでできるのに紙を使って仕事をしているケースもあるでしょう。

このような働き方ではいつまで経っても効率化が図られません。しかも困ったことに、年配者を中心に変えようとする意識すらなかったりします。

世の中は効率化がされていて、それを基準にして仕事量が決まっていきます。

教員がいつまでも古い働き方では、今の時代の仕事量に対応できずに、どんどんハードになるでしょう。

これから働きやすくするための新しいツールが取り入れられるかもしれませんが、教員の世界に浸透するのはまだまだ先だと思っています。

転職を検討しよう

転職 検討

僕が何度も伝えているのが、教員は、「本当に転職したほうがいいよ!」という話です。

もちろん、教員の仕事が楽しいとか、「3年は頑張って続ける」とかいうなら事情は別です。ただ、毎日が嫌で、本当に辛いことばかりなのに、なんとなく定年まで続けるのはやめたほうがいいということ。

生きている時間のうちの多くの部分が「仕事」に費やされています。楽しい仕事とまでいかなくとも、せめて辛すぎて自分にとって嫌すぎる仕事は避けた方がいいと思うわけです。

教員の仕事には、理不尽なことがあまりに多すぎるように思います。そ

れらを、自分の判断で避けていくことは大切です。

教員をやってると自信をなくすかもしれませんが、教師は意外とスキルが高いんですよ。他の仕事にいってもうまくいきやすいと思います。

なので、勇気をもって、1歩を踏み出してもらえればと思っています。

まとめ

教員の仕事は、定年まで勤めなくてもいいと思っています。

今回の記事を参考にしつつ、判断材料としてもらえれば幸いです。

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