遠回りをすることって、どんな印象を持つでしょうか?多くの人にとってはマイナスかと思いますし、あまり良いイメージを持たないかと思います。
ただ、遠回りをすることが、1番の近道という発想もあるようですね。
- 遠回りをすることがいいって本当なの?
- 遠回りって、実際にどんなところが大切なの?
上記のように考えている人に向けて、現役の個人事業主の立場から記事を書いていこうと思います。
短い時間で簡単に読めると感じていますので、ぜひ見てみてくださいね。
「遠回りが近道」の言葉に、いつも感動している話

たしかイチロー選手の言葉だったかとは思いますが、「遠回りをすることが1番の近道」という名言があります。
多くの人は、最短ですぐに正解を知りたいと感じてしまうし、できるだけ失敗しないで目的地に辿り着きたいと感じてしまうものです。
ただ、それでは深みがでない。とイチロー選手は言っています。ムダなことはムダではなく、いろんな経験をすることが重要ということですね。
実際にイチロー選手もウエイトなどで何年か失敗をしつつ、新しい気づきを得たりもしているようです。
僕自身もイチロー選手とは程遠いですが、やっぱり個人で仕事をしていると、試行錯誤が多いように思います。うまくいかないこともありますし、試してみないと結果がわからないこともたくさんあります。
ただ、いろいろやっているうちに「このやり方がいいのかな?」みたいなのはザックリと気付ける時もあります。
そういった気づきがあった時に、これまでのやり方はムダだったのか?と思ったりしますが、そういったムダに関しても価値があって、必要なことだと思えると、頑張れる気がしています。
遠回りの大切さ

では、遠回りをすることにはどんな重要さがあるのでしょうか?
これまでの僕の気付きなども交えつつ、解説したいと思っています。
正解があることもある
まず、世の中には遠回りをせずに、最短でたどり着けるような正解もあります。ただ、それは全体のほんの一部にしか過ぎません。
おそらく「勉強」くらいではないでしょうか。もともと答えがあって、それを答えれば正解だし、成績が上がるし、良い大学にも入れるでしょう。
厄介なことに、小さい頃に正解が決まった「勉強」ばかりをしているせいで、特にマジメな人ほど世の中すべてに正解があると勘違いしてしまうのです。
ただ、実際はほとんどのことに正解はないです。だからこそ、自分で探していく必要があるわけです。
まずは、その勘違いをなくしていかなければなりません。
正解があるものは価値がない
世の中で正解があるものって、正直なところ、あんまり価値がないと感じています。
正解があるということは、多くの人が簡単にたどり着けるものなわけで、自分だけの価値が生まれにくいのです。
ただ、本当に大事なものって正解はないです。たとえば、キャリアとかって大事だと思います。ただ、自分のキャリアについて正解はありません。
どれだけ他人が薦めてきたとしても、失敗することはあります。ただ、失敗する中で「あ、自分はこれが大事なんだな」とキャリア選択で大事なポイントを再確認できるのです。
正解を求めず、そうやって失敗しながら見つけるものほど、重要だということです。
失敗は絶対につきもの
また、失敗がつきものだという意識をしっかりと持っておく必要があります。多くの人は失敗を避けますし、失敗しないことがすごいと思っています。
ただ、今の世の中には情報が山ほどありますから、失敗しないことなんて簡単にできます。
また、失敗しない方法を求めれば騙されることもあるでしょうし、本当に自分にとって必要なものを見抜けないはずです。
どんなに良い情報があったとしても、結局みんな性格や人生経験は違うので、絶対の正解なんてないのです。
一見、遠回りにも思えるような失敗を数多く経験することで、本当に大事なものが見えてくるわけです。
失敗しないと学ばない
失敗と聞くと、なんだか重大なことのように思えるかもしれませんが、言い方を変えて、小さな選択ミスとかでもいいです。何かしらチャレンジして、ちょっとしたミスをすれば、凹むこともあるかもしれません。
ただ、ミスがないと学ぶことはできません。価値のあることに挑戦すればミスして当たり前なのです。常に成功しながら、うまくいく方法だけを追っていても何も学べません。
まずは、学ぶということはしっかりと「失敗も込み」であることを意識しないといけません。
最近になって、失敗の価値が大きくクローズアップされているようには思いますが、たくさんミスをすることが必要なのです。
それが、唯一の学習の方法だと知っておかなければいけません。
軌道修正すればいい
無理に遠回りをする必要はないかもしれません。ただ、結果的に遠回りをすることはすごく重要です。
遠回りなんてしたくない!と思うかもしれませんが、そんなに気にする必要はないです。なぜなら軌道修正すればいいからです。
今を成功している人とかを見れば分かると思いますが、最初から正解に辿り着いている人ってほとんどいないはずです。
ほとんどの人が、小さな間違いをたくさん経験する中で最後に自分にとってもベストに辿り着いているはずです。
遠回りをしてでも継続する大切さは、多くの偉人が言っていたりしますので、実際に何度もやり方を変えながら、良い方法を見つければOKでしょう。
積極的に遠回りをしていこう

ということで、何かに取り組む時には積極的に遠回りしていきましょう。
もちろん、わざと遠回りしたりムダな方法を取る必要はないと思います。ただ、何かをする時に最初から正解を求めると、一歩が踏み出せないですよね。
近道を目指して、本やネットで調べまくっても、いいことは起こらないはずです。
そうではなく、最初は間違うもの。うまくいかないもの。それでいい。と腹を括ってやっていくことが大切です。
最終的に時間がかかったとしても、それで良くて、大抵の場合はほとんどの人が時間をかけながら良い方法に辿り着いているはずです。
まずはミスを恐れずに、淡々と毎日自分がやるべきことに取り組んでいきましょう。
まとめ
「遠回りが1番の近道」は僕自身も、すごく救われている言葉です。
ぜひこの言葉を胸に、多くの人がチャレンジをすればいいんじゃないかと感じています。

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