教員を続けていて、うつ病になったという人もいるかと思います。
長時間労働なので、なりやすい環境だったりもするかと思います。
- うつ病になりショックだ。
- 自分は本当にうつ病なのだろうか
上記のように悩んでいる人に向けて元教員の立場から記事を書いていきたいと思います。
3分程度で簡単に読めますので、ぜひ見てみてくださいね。
教員のうつ病はうつ病にカウントしない話

タイトルの通りです。教員のうつ病に関しては、本当にうつ病にカウントして良いのか?ということです。
もちろん、診断書も出ているでしょうし、病名的にはうつ病ということで間違いないかとは思います。
ただ、教員の仕事の性質上、なかなか休みにくかったり簡単に休みを取れない状況もあったりします。そのため、うつ病という病気の診断も本当なのか?と思うのです。
また、もちろん診断は受けているものの、精神疾患になる教員が多いことからも、実際はそれほど精神疾患ではない教員も含まれているのではないと思うのです。
以下で、具体的に解説をしていきたいと思います。
うつ病ではない理由

もちろん、うつ病の先生もいるとは思います。そういった先生はゆっくり休んで体を休めていくことが大切でしょう。
その一方で、上記でも挙げたようにうつ病でない先生も存在すると思っています。
それは、以下のような理由によっています。
診断書がないと休めない
まずは、診断書がないと休めないということです。多分、精神疾患とまではいかなくても、少し学校での業務に疲れてしまったので、ゆっくり休みたいという先生もいるかと思います。
一般的な企業であれば、調子が悪ければ割と普通に休めるのではないかと思います。僕も現在フリーランスの仕事をしていますが、自分で休むタイミングを決めることが可能です。
その一方で、教員の場合はそういった柔軟な休み方ができなかったりします。
そもそも人手不足で忙しいのに加えて、休むことを良しとしない教員も多くいるからです。
「何、休んでんの?」という優しくない態度の教員もいるからです。
そういった中で、気兼ねなく休むためには診断書を手に入れるしかありません。病院にいって診察を受ければほぼ確実に診断は下ると考えられるでしょう。
そんなことからも、実際はうつ病でない人がうつ病だとされるケースは多いと思うのです。
精神疾患の中でも有名
上記でも挙げたように、教員が長く休むためには診断書をもらって「療養休暇」をとることが欠かせません。
とはいえ、実際は診断書をもらわずに休むケースもあるかもしれません。学校によっては考えられますね。
ただ、教員が療養休暇で休むことが多いことや、精神疾患になっている人が多いことからも、「うつ病」だと思われる可能性は高いです。
実際はうつ病じゃなかったとしても、職場の間では「うつ病ではないか」「精神疾患なのではないか」といわれるわけです。
これは精神疾患の中でもあまりに「うつ病」があまりに有名であることや周りがしっかりと休んだ時にサポートできていないことも原因だったりします。
実際はうつ病ではない人までもが、うつ病ではないか?と思われる可能性が高いということです。
復帰が早い
教員でうつ病になった人の中には、数年間休む人もいるかと思います。薬を飲んだり、様子を見たりしてもなかなか治らず、時間がかかるケースもあるでしょう。
そのように何年も休む人がいる一方で、数ヶ月で復帰する人もいるかと思います。
こういった人は、もしかしたらうつ病ではないともいえるかもしれません。そもそも、うつ病になった原因の職場に数ヶ月で復帰するのは相当難しいと考えるからです。
とはいえ、職員室で苦しい状況になっていたり、周りの教員からいじめられていたりすれば「ああ、あの人はメンタル的に病んだのね」と思われることにも繋がってきます。
復帰があまりに早すぎる場合は、うつ病にカウントしないかもしれません。
労働環境が悪い
うつ病の診断基準としては、日常生活に支障をきたしたり、夜に眠れなくなったり、簡単なことができなくなる、といったことがあるかと思います。
ただ、教員の世界では上記のようなことが普通に起こっています。
もちろん、心療内科の先生もかなり細かくみて診断をされているかとは思います。
ただ、多忙すぎる状況で日常生活がおろそかになるのは普通だし、子供のことを考えて夜眠れないのは普通だし、疲れすぎて簡単なことすらできなくなるのも普通だったりします。
そういった意味でも、うつ病で言われるような症状は、あまりに過酷な労働環境の教員には普通に起きたりするわけですね。
本当に「うつ病」としていいのか疑問なところだったりします。
うつ病の診断が出たら辞めていい

もし、学校で働いていて「うつ病」の診断が出たら、辞めてしまった方が良いと思います。
その理由としては、以下の2つが挙げられます。
- 教員の状況が変わらない
- 療養休暇→退職の流れがスムーズだから
そもそも「うつ病」になって、学校に戻ったら状況が変わると考えるかもしれません。
もちろん、優しい学校であれば、働き方なども考慮しつつ仕事量なども調節してくれるかもしれません。しかし、そんな学校は稀だと思います。
ほとんどの学校は、状況なども変わらずにそのままの流れが続くだけです。そういった環境にもう一度戻っていくことは、気持ち的な負担も大きすぎるでしょう。
辞めて他の仕事をするのが1番だと感じます。他にも良い仕事はあるからです。
あとは、療養休暇から退職をする流れがスムーズなのも考えられます。たとえば、普通に働いている状態から「辞める」となった場合、周囲はかなり混乱するでしょう。
「なんでいきなり!?」「今やってる仕事は誰がやるの?」といった風になるかと思います。その点、療養休暇→退職であれば、すでに療養休暇で、いないことには慣れているので、退職も問題なくできる可能性が高いです。
無理して続けるほどのメリットが、今の教員の仕事にあるのかは疑問だったりします。
まとめ
教員が本当にうつ病になったのかについては、カウントが難しいところですね。
今回の記事を参考にしつつ、退職も検討していただけますと幸いです。
コメント