教員の給料が安いのかどうか気になっている人は多いと思います。
給料は割と大事な面ですね。
- 教員の給料って安いの?
- 給料が高すぎる理由について知りたい
上記のように考える人に向けて、元教員の立場から給料について分析していきたいと思います。
3分程度で簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。
教員の給料は安いのか

教員の給料が安いのかということについてですが、個人的には「高すぎる」というように思っています。
教員の人からは反発が来そうですが、あまりに、もらいすぎかと思います。僕自身も、教員時代から結構もらえるな〜というように考えていました。
おそらく、教員の人からすると「授業だけでなく、さまざまな雑務などもあって、長い時間働いている!」「給特法があるんだから、どう考えても安いだろう!」といった声があるかもしれません。
しかし、それを考慮しても高いと感じますね。
まず大前提として、給料は労働の時間に対してもらえるという考え方を捨てなければいけません。
世の中では「時給」という形で給料が支払われています。たしかに、これは時間に対して払われていると感じることでしょう。
では、時給が職種ごとに違うのはなぜでしょうか?時間ごとに払われるのであれば、一律でもいいですよね。
そこで重要になるのが「価値提供」です。他の人ができないことをやっていたり、高いスキルをもっていて、多くの人に貢献している人は高い給料をもらうことができます。
そう考えてみると、教員が給料に見合っただけの価値提供をしているとは到底思えないのです。
もちろん、優秀な先生もいるでしょうが、無能な先生の方が圧倒的に多いです。
給特法うんぬんの前に、もともとの給料が高過ぎます。
これだけいじめ・不登校が増えて価値提供できていないのに、教員の給料が一定なのはおかしな話です。
教員の給料が高すぎる理由

では、実際にどんな面で教員の給料が高いのでしょうか。
細かくわかった点もありますので、見ていきたいと思います。
生産性が低い
1つ目は、教員の生産性が低いということです。(特に公立)
生産性が低い環境に対して、多くの給料を払うのはおかしな話です。大して仕事になっていないからです。
たとえば、保護者に電話で連絡をしたりします。留守電だったら、また時間を見計らってかけ直すわけです。重要な連絡以外であれば文字ツールで対応すれば、一発で終了です。
保護者も好きな時間に見ることができます。時間を削減できますね。
また、指導案についても、研究授業の度に新しく作って、みんなでヤイヤイ意見を出し合います。
しかし、優秀な先生の指導案をクラウド上に入れておいて、それをそのまま使えば、指導案を作る時間を削減できます。
圧倒的に生産性が高まりますね。
特に若い先生は、こういった効率的な働き方に前向きですが、年配の先生が新しいものを取り入れることを拒んだりします。
新しいものを取り入れないなら、それは勝手にすればいいですが、明らかに生産性は下がっているので、給料は減らしましょう。
子どもの満足度が低い
上記でも挙げたように、子供の満足度が低いのも特徴です。
今、子供たちにアンケートを取って、「学校は楽しいですか?」と聞いた時に、はたして何人の人が「楽しい!」と答えるでしょうか?
いじめや不登校が増えている最近だと、「学校が楽しい」と答える人はほとんどいないんじゃないですかね。
私も教員として働いていましたが、毎朝テンション低く学校に来ている子もよく見かけました。
子供たちを、このような状態にしている教員に対して、現在の給料はあまりに高すぎると思います。
もっと削減していいでしょう。
そして、子供たちが「学校は楽しい!」「先生が好き」という状態になった時に、価値提供ができているわけですから、今くらいの給料・もしくはもっと報酬をあげてもいいと思います。
親の満足度が低い
親の満足度も低いのも特徴かと思います。
たとえば、スーパーとかコンビニって割と気軽にいけますよね。
でも、学校って気軽に行けますか?気軽に電話できますか?
たぶんほとんどの人は、気軽には行けないと思います。ちょっと敷居が高いですよね。
とはいえ、子供を毎日、長時間預けている場所な訳ですので、本来はもっと気軽に行けるべきなのです。というか、行けなきゃいけないんです。
親と学校の間にこれだけ壁ができているのは、教員が保護者を受け入れる姿勢ができていないことに原因があります。
現に、職員室ではよく保護者のグチなどが飛び交っています。しかし、保護者がいて、子供がいるから教員は仕事ができるわけです。
それを、保護者のグチを言って壁を作っているようでは失格です。
そんな働き方をしている教員は、もっと給料を減らすべきです。
後輩をいじめてる
後輩をいじめている教員が多いのも特徴です。
もはや、どこの学校でも多かれ少なかれ、いじめは付き物なんじゃないかと思います。
私も、いじめや嫌がらせを見てきましたし、実際に遭遇しましたし、若い先生が辞めたのも見てきています。
数年前に神戸で「カレー事件」の教員いじめがありましたが、あんなのは一部です。ほぼ多くの学校でいじめが起きているといっていいでしょう。
子供を教育する立場なのに、いじめが起きているって、ヤバすぎると思います。こんな状態では、しっかりと子供が育っていかないでしょう。
いじめをしている人に高い給料を払う必要はありません。
もっと安くしましょう。
ムダな時間が多い
教員はムダな時間が多いのも特徴です。
ムダな働き方をしている人に、今みたいな高い給料を支払う必要はないでしょう。
特にムダだと思うのが「書類とお菓子の時間」ですね。
まず、教員は書類をチェックしすぎです。成績などの重要な書類であればいいですが、どうでもいい書類を多くの人がチェックします。
書類によっては「学年主任・教務・教頭・校長」がチェックします。それも、大したチェックでもなく、どーでもいい文章の言い換えみたいなチェックがあって本当にムダです。
提出した側も仕事のスピードが落ちるのでムダです。そして、「学年主任・教務・教頭・校長」にとっても文章のどうでもいいことをチェックするのはムダな時間です。
こういったムダな作業をしている教員の給料は、ガッツリ減らした方がいいです。
子供が行きたい学校にするべき

現状、公立学校については、なかなか選ぶのが難しかったりすると思います。
自宅の近くにある公立学校に、強制的に通う形ですよね。
僕は、これが教員が高給取りになっている理由だと思います。
どんな教育をしていても、一定の子供がきて、一定の授業ができてしまうのです。無能な教員でもです。
そうではなく、無能な教員は「授業ができない&給料が下がる」といった状況にしないと、教育は良くなりません。
そのためには、もっと子供と保護者が行きたい学校を選べるようにした方がいいと思います。通学のバスを通してもいいでしょう。
学校の評判などが見れるサイトがあってもいいですね。
こうすることで、無能な教員が多い学校は児童が少なくなります。優秀な学校は児童数が多くなります。
そして、在籍している児童数に応じて、給料を決めていくのです。優秀な学校のみたくさん給料をもらうのです。
現状、無能な教員が、高い給料をもらいすぎています。
まとめ
教員の給料は、それほど安くないです。
だからこそ、もう少し安くする工夫も必要かと思います。
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