教師の有給がどうなるかについては気になる人も多いと思います。
子育てとか、ちょっと体調が悪い時とか気軽にとりたいと感じますよね。
- 教師の有給って今後どうなっていくのだろうか?
- 無くなってしまうって本当?
上記のように考える人に向けて、元教員の立場から教員の有給を解説していきたいと思います。
2分くらいで簡単に読める内容となっていますので、ぜひご覧ください。
教師の有給は今度どうなるか

教師の有給についてですが、おそらく今後はなくなる可能性が高いと思っています。
なくなるに値する理由が、たくさんあるからですね。
1つは、そもそも教員が有給を消化していないことにあります。有給はたぶん1年間に20日くらい用意してあると思うんですけど、そのうちのほとんどを消化していないですね。
休むことができない空気がありますし、ムダにしている教員も多くいると思います。
そんなことからも、今後は「教員って有給は別にいらないんじゃない?」と国や委員会から思われる可能性はあるでしょう。
今でも、教員の仕事は増えていますが、休暇を削ることについては特に抵抗なくたくさん行われています。
なので、「有給」についてなくすことも、特に何も問題ないことになるでしょう。
教員としては、かなり働きにくいことになるかもしれませんね。
有給がなくなる理由

では、有給がなくなる理由としてはどんなものがあるのでしょうか。
もう少し詳しく深掘りしていきたいと思います。
予算がない
1つは、学校での予算がしっかりと取られていないことがあるでしょう。
紙とかも再生紙だったりしますし、校舎もボロボロですよね。これも予算がないことの証でしょう。
教員のために有給を用意するということは、給料をあげつつ休めるようにしなければいけないということです。
この有給の分の予算も今後は取れなくなってくるのではないかと感じています。
教員としては辛いことになってくるでしょう。
給料ではないことにお金を使う
教育現場の風当たりって結構強いですよね。
たとえば、安全点検の仕事とかって最近は増えていることだと思います。ただ、教員だけでチェックするのは難しいんで、業者とかに頼んだりしますよね。
必然的に、予算が必要になってくる分野ってあるわけですよ。今後増えてくるであろう仕事です。
とはいえ、教員は予算がないんで、どこかのお金を減らして工面しなければいけません。
そうなった時に目をつけられるのが「有給」ではないかと思います。どうせ使っていないなら、有給がなくてもいいよね。となるわけですね。
給料以外のところにお金を使う必要があるので、ある意味当たり前かとも感じています。
教師の信頼がなくなる
教員の信頼がなくなってくるのも理由の1つかと思います。
今は、教員の信頼って全然ないですよね。いじめや不登校とかも増えていますし、教員がちゃんと仕事をしていないと感じている保護者も多くいると思います。
そんな中で、「教員が休んでいいのか?」という風潮は高まってくるように感じます。今も休日に教員が遊んでいるだけで「部活の指導をちゃんとしてほしい」と思っている保護者はいますよね。
そんな風に、教員に対して休んで欲しくないという人は一定数います。教員が信頼をなくしてしまったので、ある意味仕方ないことでしょう。
そうなると、段階的に休みがなくなる動きが広まって「有給もいらないんじゃない?」といった流れは広まっていくように感じますね。
夏季休暇とかでいいよねってなる
教員については、夏季休暇とかもしっかりと用意されていますね。療養休暇などもあるんで、いろんな休暇が用意されています。
休暇の種類は多いんですね。そうなると、今後は「有給休暇までいるだろうか?」といった動きになってくると思います。
教員の仕事が多い中で、これだけいろんな種類の休暇が本当に必要なのかが問われてくるわけですね。
そうなると有給がなくなることは、十分に考えられることだと言えるでしょう。
いつかのタイミングで、バッサリと削られることになるかもしれないですね。
仕事量が多くなる
シンプルに教員の仕事量が多いのもあります。
もしかしたら、奇跡的に有給は残ったままかもしれません。なくならないことも十分に考えられるでしょう。
ただ、今でもほとんどの教員が有給をとれていない状況ですよね。そんな中で、今後も仕事量が増え続けたらどうなるでしょうか。
たぶん、誰も有給を取れなくなってしまうようにも考えられます。
「有給なんかとってないで、仕事して!」みたいなことになるわけですね。
なので、実質的に有給はあって無いようなものに変わる可能性は大きくなるでしょう。
かなり深刻ですね。
教員のワークライフバランスはやばい

ということで、今後は有給はどんどんなくなってくる可能性は高いでしょう。
同時に考えるべきなのが、教員のワークライフバランスですね。
楽しい人生を送っていくためには、仕事と休暇のバランスがしっかりとしていることが大前提になります。
ただ、教員のワークライフバランスは最悪だと思っています。平日だってずっと長い時間仕事をしていたりしますよね。帰るのが夜の10時・11時とかになっている人も結構いると思います。
休日だって、部活があって休めない人もかなり多くいるでしょう。
そういった働き方では、幸せになることはかなり難しいと感じています。自分で行動しながら環境を変えていかなければいけませんね。
どんどん辞めて、違う仕事を探していきましょう。
まとめ
有給がなくなることになれば、働きにくさも増えてくるはずです。
今後のことを考えていった方がいいと言えますね。
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