おはようございます。
今日は、教員の不祥事についてですね。
教員の不祥事というと、みなさんはどんなイメージですか?
仕事で何か問題を起こしてしまったり(体罰とか)もありますし、ニュースを見ているとなかなか減らないな〜という印象があるのではないでしょうか?
今回は、「教員の不祥事がどうして起こってしまうのか。」について元教員の目線から理由を書いていきたいと思います。※あくまで一意見です。
教員の不祥事はなぜ起こるのか
「教員の不祥事がなぜ起こるのか。」ということについてです。
結論から言うと、ミスに対する緊張感をもっていないことが原因だと思います。
実際に自分が教員として働いてみて、ミスに対する緊張感がないな〜と思う人が多いと思いました(全員ではないです。)
たとえば提出日を遅れてしまうとか、授業で大きなミスをしてしまうとか。
別に、ミスをしてしまうこと自体は誰にでもありますししかたないと思うんです。
でも、ミスをした時に「次は気をつけよう」とか「防ぐにはどうしたらいいだろう」とちゃんと考えられているか?ということです。
正直、多くの人がミスをした時にヘラヘラ笑っていたり、ネタにしている感じがしたんですよね。
そして、周囲の人もミスを注意するわけではなく、一緒に笑うみたいな。
そういう空気感だったように思うんです。
やっぱり、「緊張感のなさが教員の不祥事を増やしているのではないか」と思っています。
マジメな先生は嫌われる
教員の世界では「マジメな先生ほど嫌われる」というように思います。
マジメとはいっても、ちゃんと仕事をこなして緊張感をもって、敬語で話して、マナーもできて。みたいな人です。
おそらく、社会ではかなり評価されている人かもしれません。
でも、なぜか教員の世界ではマジメな人が好かれません。
「つまらない人だ」「堅い人だ」と思われたり、その「マジメさ」を利用して仕事の責任を押し付け合ったりする風潮があります。
むしろ、テキトーでふざけてる人がすごく評価されているように思います。
注意されない
教員は何か、悪いことをしてもお互いに注意をしないような環境があります。
個人的にはもっと、お互いを注意をすべきだと思っています。
でないと間違いに気づかず、不祥事が今後も増えていくように思っています。
それぞれの教員が自分の学級・クラスなどのやり方を持っています。
そこで、たとえ間違っているとしてもお互いをあんまり指摘しないんですよね。
むしろ、優越感に浸るためにあえてよくないことを指摘しない人もいます。(相手が失敗すると自分の方がよい教諭だと思えるので・・・。)
そういう、お互いを注意しない環境が悪い連鎖を生みます。
何が正しいのかがわからなくなってきます。
逆に、なぜかマジメな先生ほど他教員から注意されていたりします。
子どもからも、保護者からも信頼があるような人が注意されたりしています。
「他に注意するべき人、いるだろー!」と感じるのですが。
信頼されている人は嫉妬されやすく、注意もされやすいのかなー?と思います。
こうした現象により、結果的に不祥事も増えていってしまうように感じます。
不祥事をなくすために
ここまで、教員の不祥事について書いてきました。
もちろんいい先生もたくさんいます。僕自身もすごくよくしていただきました。
でも、教員の世界にはもっと緊張感が必要だと思います。
もちろん、仕事量も多いですしやることもありますから、いつも緊張感を持ち続けていたらキツいですよね。
その気持ちはわかります。
でも、ミスしたときに笑いのネタにするような風潮ではいけないと思います。
ミスはちゃんと受け止めて、次に生かしていかないといけないですよね。
次に同じことを起こさないように考えなければいけません。
言い方は悪いですが、僕はこの「緊張感」というところで教員と世間との大きなズレを感じています。
緊張感のないゆるい姿勢が広がってしまうと不祥事はどんどん増えていくように思っています。
気をつけていくべきです。
マジメをもっと評価しよう
教員の世界では、マジメな人がもっと評価されるべきです。
仕事ができないテキトーな人のが面白いかもしれません。優越感に浸れるかもしれません。
でも、マジメな先生がもっと増えていかないとヤバいです。
いつか自分の首をしめることになってしまいます。
マジメをもっと評価して、緊張感のある環境にすることこそが不祥事をなくす近道だと僕は思っています。
何度も言いますが、ステキな先生もたくさんいます。それはわかっております。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は、ちょっと批判的な記事になったかもしれません。
僕も、結構書くのに疲れています!笑
でも、かなり本音ですしいつか書かなければいけないなーというように感じたことです。
「何で不祥事が起こるのか」というあくまで、僕なりの分析です。
いろんな意見があると思うので、あくまで参考にしてもらえたらありがたいです。
ではまた〜!