教員が同僚と合わないのは普通です【あなたの方が優秀です】

合わない アイキャッチ 教員

「教員として働いているけれど、同僚と合わない」と悩んでいる人は多くいると思います。

子供や保護者よりも、案外一緒に働く同僚の方が厄介だったりしますよね。

  • 同僚と合わない自分はおかしいのか?
  • なんか対処法はないのだろうか

と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、教員によくいる「めんどくさい同僚」とその対処法について解説していきたいと思います。

3分程度で簡単に読むことができますので、見てみてください。

教員が同僚と合わないのは普通です

合わない

まず、確認しておきたいのが「同僚と合わないのは、いたって普通のこと」だということです。

教員の中にはマジメな方も多いので、

  • 頑張って周りに合わせなきゃ
  • 周りの言うことを聞かないと、自分が変になってしまう。

といった悩みを持っていると思います。

実際に自分もそうで、教員の世界が変だということはわかっていました。

しかし周りに合わせることができず、どんどん自信を失いキツくなっていました。

実際は「教員の常識は世間の非常識」という言葉があるように、教員の世界はかなり特殊だったりします。

私も教員を退職した後は、「あんなに自分を責めなくてよかったな。教員の世界がおかしかった。」と感じています。

人によっては、教員を辞めたくても辞められない人もいるでしょう。

とはいえ、何が起きても自分を責める必要はありません。どんな状況でもスルーしていきましょう。

気を落とさず、過ごしてくださいね。

世間とズレたおかしな教員の特徴

ズレた

教員の中には、優しくて素敵な先生もいます。

しかし、今の時代ではありえないようなヤバい感覚をもった人もいます。

民間企業だったら、「パワハラで一発アウト」みたいな先生もいます。

以下で、具体的に挙げてみました。

頭を下げない

まずはこれ。頭を下げない教員。

人に頭を下げるというのは、ちゃんと仕事をしていれば自然と行うことです。

親しき仲にも礼儀あり。という言葉があるようにどんなに仲が良くても気を遣うことはとても大切でしょう。

他の人に仕事をしてもらったら「ありがとうございます。」と感謝をしますよね。

保護者に対しては、「おはようございます。」「よろしくお願いします。」と頭を下げるでしょう。

こういった、当たり前のことができない教員がいます。

「先生」と呼ばれ続けて、偉くなった気分でいる教員が存在します。

別に偉いわけではありません・・・。

特に、保護者に対しては頭を下げることはとても大切です。

教員の仕事は生徒がいなければ成り立ちません。生徒がいなければ教員は生活できないのです。

その大切な生徒を、保護者の方は1日預けてくださっているのです。

優秀な教員は、保護者に対していつも丁寧に接しています。

「モンスターペアレント」という言葉がありますが、保護者だけでなく教員にも原因があると思っています。

もちろん、本当に理不尽な保護者もいます。

しかし、頭を下げない教員が保護者の反発を買ってトラブルになっているケースも多いのです。

みんなの前で説教

みんなの前で説教をする教員も最悪ですね。

こちらも、今の時代パワハラでアウトだと思います。

しかし、なぜか許されているのが教員の世界。

職員室では、大声で教員を叱る声が聞こえてきます。

聞いててすごく不愉快ですよね。

「叱ってる俺、カッコいいだろ?」みたいに自分に酔っています。


それに対して叱られている後輩教員は、意外にもとても優秀な人だったりします。

生徒からも慕われているのに、おとなしい性格の為に叱られやすかったりします。

基本的に職員室では、「叱られている若手教員ほど優秀」だと思った方がいいでしょう。

大声で叱っているアホな教員は、同僚からも生徒からも嫌われています。

気をつかわない

教員の世界では、他人に気づかいができる人が圧倒的に少ないです。

自分の意見ばっかり言って、芯を曲げない人が多い印象です。

この結果どうなるかというと、気づかいのできる優秀な教員が疲れ切ってしまうのです。

たとえば、隣のクラスの先生に時間割の変更をお願いしたとしましょう。

クラスの予定や都合で、教員同士で授業を変更することはよくあります。

こういった場合、普通は柔軟に対応すると思います。

困った時はお互いさまですからね。

しかし、すでに決まっている予定だからといって時間割を変更してくれない教員もいるのです。

もちろん生徒にあらかじめ必要な持ち物などを伝えてしまったなら、簡単に時間割を変更するのは難しいと思います。

しかし、できるだけ助け合いながらいろんなことに対応するのが仕事では必須です。

気づかいの気持ちくらいは持っておく必要があります。

上記はあくまで1つの例ですが、こういった気づかいのできない教員のせいで優秀な人の負担が増えるのです。

デリカシーのない発言

教員の中にはデリカシーのない発言をする人も多いですね。

結構、傷ついている人もいるんじゃないでしょうか?

学校を不登校になってしまう子どもが、かなり多くいます。

正直なところ、教員のデリカシーのない発言のせいで不登校になってしまった人は多いんじゃないかと思います。

私もさんざんいろんなことを言われました。

飲み会の後に「キ○タマついてんのか?」と言われたこともありましたし、退職後に学校へ連絡したら「もう、仕事決まったの!?(失礼だろ・・・)」といわれたこともあります。

教員をやっていると、毎日のようにデリカシーのないことをいわれますね。

苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。

でも、あなたは何も悪くありません。

悪いのは、デリカシーのない発言をする相手です。何を言ってもクビにならない教員のシステムがおかしいのです。

ぜひ、自信をもって過ごしてくださいね。

対処法について

対処法

では、同僚とどうしても合わない時にどうすれば良いのでしょうか。

なかなか、対処法が見つからず苦労している人も多いと思います。

実体験からも2つの方法があると思いましたので、書いていきます。

学校以外の人に相談

個人的に1番効果があったのが「学校以外の人に相談すること」です。

同僚との関係に困っている人は、校内の人に相談できる状況ではないと思います。

学校で信頼できる人に相談したとしても、どのように噂が広まっていくか分かりませんよね。

そこで、学校以外で働いている人に相談しましょう。

同じ都道府県で、別の学校に勤務している同期でも良いでしょう。

学生時代の友達も良いかもしれませんね。

私も実際に相談したところ、みんな口を揃えて「その職場、最悪だね」と慰めてくれました。

やはり、同じ仕事をしている人の言葉は心強いです。

もしかしたら、相談しても望んでいるような答えは返ってこないかもしれません。

でも教員の世界で勤めていること自体がすごいことなので、自信をもってくださいね。

管理職に相談

すべての人に当てはまるかはわかりませんが、管理職に相談するのもおすすめです。

管理職は、人事などの仕事をしているのでうまくいけば配置などを変えてくれるかもしれません。

同じ学年ではなくなったり、席が離れるだけでもかなり楽になりますよね。

とはいえ、管理職に相談するのはかなりハードルが高いと思います。

管理職と親しい関係で、できそうならば取り組んでみると良いかもしれません。

まとめ

同僚と合わないのは、教員としてキツい部分でもあると思います。

しかし、あなたは悪くありません。

「非常識」ともいわれる教員の世界で働き続けられるのは、あなたが優秀だからです。

ぜひ、気を落とさずに身体に気をつけて仕事に取り組んでくださいね。