お子さんを、公立校の支援級に通わせている方は多いと思います。
支援級では発達段階にあった指導が受けられると期待しますし、人数も少ないので手厚くみてもらえそうですよね。
とはいえ、
- 子どもを支援級に入れたけど、なんだか先生と合わない気がする。
- 子どもがつらそうなんだけど大丈夫かな・・・。
といった悩みを抱えている方も多いと思います。
そこでこの記事では、支援級の先生と合わない理由について解説していきたいと思います。
3分程度で読むことができますので、見てみてください。
支援級の先生と合わない方へ

支援級の先生と合わない方は多くいると思います。
人間関係なので、合う合わないがあるのは仕方ないかもしれません。
しかし、支援級の先生と保護者の方が合いづらいというのはしっかりとした理由があります。
以下で詳しく解説していきます。
普通級でうまくいかなかった担任
まずこれ。支援級の担任が、普通級でうまくいかなかったパターンですね。
支援級の担任をしている人の中には、以下の2パターンがあります。
- 支援学校の免許をもっていて、きちんと知識がある。
- 普通級になじめなかった。支援級では力づくで子どもを引っ張ったり体罰をしたりすることもある。
そして、保護者とトラブルになりやすいのが後者の教員だったりします。
もちろん上記のほかにも優秀な先生はいることでしょうし、免許をもっていたとしても指導力のない先生もいるでしょう。
とはいえ、大体上記の2パターンに分類されることだと思います。
普通級でうまくいかなかったというのはどういうことかというと、具体的には「学級崩壊」が挙げられます。
学級崩壊は、どの教員も起こす可能性はあります。
しかし、毎年のように繰り返す問題教員がいるのです。
そういった先生は生徒からも人気がないですし、職員との関係も悪かったりします。
学級崩壊を繰り返しているようでは、普通級の担任はできませんよね。
結果的に、支援級の担任となるわけです。
生徒とも職員とも関係づくりができない教員なので、当然保護者ともうまくいくはずがありません。
支援級の指導法がわかっていない
そもそも、支援学校の免許をもっていない人は指導法がわかっていません。
そのため、支援級の担任になった時点で必死に勉強する必要があります。
本来なら支援学校の免許を取得するぐらいの勢いで、学ばなければいけないのです。
とはいえ、そういった熱意のない教員も多いです。
もちろん、指導法がわからない事を責めるつもりはありません。
分からなければ、少しずつ覚えていけば良いでしょう。
しかし、そもそも覚えようとしない教員がいるのが問題です。
平気で生徒を怒鳴りつけたり、体罰をするケースがあります。
支援級の指導の基本がわかっていないといえますね。
支援級に必要な道具が足りていない
そもそも、普通の公立学校だったりすると支援級に必要なものが揃っていなかったりします。
「先生と合わない」という理由として、保護者が望んでいるような指導をしてくれないというのも1つの理由として挙げられるかもしれません。
しかし、教材が足りていないために指導ができていないのかもしれません。
教員も良い授業をするために学校に私物を持ってきたりしてしています。
とはいえ、限界があるのも事実です。
支援学校の免許を持っていない
前の項でも書きましたが、支援学校の免許をもっていない先生もかなり多くいます。
発達障がいは、かなり専門的な知識が求められる分野です。
朝、子どもを学校に送ってくる保護者の方もいますよね。
コミュニケーションをとりながら進めていくことはとても大切です。
とはいえ、支援についての専門的な話についていけない教員もいるでしょうから話が合わないのは当然かもしれません。
教室を出る場合は早めに相談

支援級が合わないと感じれば、当然早めに転校させたり普通級に行かせたりしたいものです。
とはいえ、実際は簡単に移動できるものではありません。
私のクラスにも移動したいというお子さんはいましたが、多くの先生方の判断のもとでクラスを変えても大丈夫か決められました。
大切なのは、支援級を出たいと思った時に早めに相談するということです。
私の知っている限りだと、1年生から「支援級を出たい」という意思を示したので2年生になった瞬間に普通級に戻ったお子さんがいます。
学年が上がって「支援級にいる子」という印象がつくと、どうしても普通級に移動しづらくなります。
とにかく早めに動くのが重要なことです。
できれば支援級以外の先生(管理職)とも話しつつ、いろいろな人を巻き込んでいけると良いでしょう。
まとめ
支援級の先生と合わない理由はたくさんあります。
先生と合わないだけでなく、教室環境なども原因の1つとなっているかもしれません。
支援級を出たい場合はスピードが大切ですので、早めに担任に相談しましょう。