障害児の親の特徴について【元支援級担任が分析】

親 特徴 アイキャッチ 保護者

障害児をもつ親の特徴について、気になっている人は多いと思います。

どんな性格をしているのかなども気になるところですね。

  • 障害児を持つ親の特徴が知りたい
  • どんな人が多いのだろう

上記のように悩む人に向けて、元支援級担任の立場から記事を書いていきたいと思います。

2分程度で簡単に読むことができますので、見てみてください。

障害児の親の特徴について

障害児 親 特徴

支援級担任として、いろいろな親を見てきました。

その中で、障害児の親の特徴や性格が割と似ていると感じることも多くありました。

以下で具体的に挙げました。

穏やかな人が多い

まずは、穏やかな人が多いということです。

普通級の担任をしていた時は割と感情的になる親が多くいたのですが、支援級になってからは激減しましたね。

小さなことには寛大で、常にゆったりとした性格の人が多いように思いました。

公立学校の支援級のほかにも、支援学校に通う保護者についても同じような傾向が見られました。

障害をもつお子さんは感受性も強く、周りに影響されやすかったりもします。

親が「穏やか」というのは必須条件なのかもしれませんね。

優しい

「穏やか」と似ている部分でもありますが、優しい人が多いのも障害児の親の特徴です。

もちろん全員というわけではないのですが、教員の小さなことなどは気にせず温かく見てくれる人が多いですね。

また、人の粗探しをするのではなくて「すごい」「良いですね」というように周囲をたくさん褒める人も多くいます。

健常児の親だと、いつもピリピリしていたり機嫌が悪いような親が一定数いたりしました。

障害児の親には、そういった人が比較的少ないように思います。

人と比べない

他人と比べない親が多いのも特徴の1つです。

健常児の親だと、成績や運動神経などを他の人と比べている人が見られます。

世間体を気にしたり、他人と比べてどれくらいの位置にいるのかは気にしている人が多かったです。

それに対して、障害児の親は他人と比べない人がたくさんいるように思いました。

そもそも、支援級にいても子どもの障害特性などは人それぞれ全然違いますよね。

比べてもあまり意味がないというのは1つあるでしょう。

自分のお子さんが、以前よりもできるようになったことがあったら褒める。周囲の親も一緒になって褒める。

そういった温かいコミュニティーが障害児の親の間ではありました。

他人と比較してしまうと、幸福度が下がるという研究もあります。

比較しないで過ごすことは、とても大事なことだといえるでしょう。

コミュニケーション力が高い

障害児の親は、全般的にコミュニケーションが高いのが特徴です。

何人かの親と話をしましたが、「まったく話が通じない」みたいな親はいなかったですね。

こちらの話をしっかりと聞いてくださいますし、私の言った話を一度受け入れてくれるような安心感もあります。

健常児の親の中には、他人を見下したり嫌味をいってくるような親もいます。

支援級だとそういった人は圧倒的に少ないのは特徴だといえます。

また、障害児の親は親同士の関わりがすごくたくさんあります。

たとえば学校を例に取ると、健常児のお子さんであれば1人で通うことが多くあるでしょう。

しかし、障害児の親御さんは送り迎えをしているケースも多くあります。

その時に他の親とたくさん話をしていたりします。

子供が安全に過ごすため、親同士で情報共有をすることは大切なのです。

そんなやりとりをしているうちに、自然とコミュニケーション力も身についてきます。

他人に期待しない

障害児の親御さんは、他人に期待しない人も多いように感じました。

他人に期待しないことは、ストレスなく生きていくためには重要なことだったりします。

健常者の親御さんだと、「なんで〇〇をやってくれない!?」みたいに怒って文句をいう人が結構たくさんいたりします。

でも、障害児の親御さんだと他人に文句を言う前に自分でやってくださったり「私がやります」という感じで自ら動いてくれる人が多くいます。

他人に期待してばかりいたら周囲からも嫌われるでしょうし、人間関係のトラブルも多くなりますよね。

その点、他人に期待しない障害児の親御さんは人間的にもすごく素敵だと感じました。

まとめ

今回は、障害児の親の特徴についてまとめました。

担任をする中で、多くの人を見て感じたことです。ぜひ参考にしてみてくださいね。