こんにちは!
今回は「完食指導」についてです。
お子さんが、担任から「完食指導」をするように言われて困っていませんか?
「完食指導」がイヤで、学校に行かないと言っていませんか?
完食指導は子どもに悪影響なことばかりです。
ひどくなると摂食障害になることもあります。
絶対にあってはいけないことです。
今日は、完食指導の真実について書いていきたいと思います。
給食の完食指導は栄養士の圧力のせいである
なぜ、いまだに学校に完食指導があるかということですが、
結論から言うと、「栄養士が残さないよう圧力をかけているから」です。
給食を残してしまうと、次の日からクラスの量を大盛りにされたり、ちゃんと残さないように栄養士が見回りに来たりするんですよね。
圧力をかけられるのです。
栄養士はメニューを考えて、1日かけて一生懸命給食を作りますから残されるのがイヤなのでしょう。
給食を残してしまうと、担任に対して露骨にイヤな顔をしてきます。
そのため、多くの担任は何としても自分のクラスで給食の残りが出ないようにします。
絶対に残さないよう、指導するのです。
そして、全員が給食を完食した時には、給食室で返却した時も大きな声で「完食しました〜!」とアピールするのです。
教員の思い
次に教員についてですが、
完食指導をする時に「子どものため」を思って指導するしている人はほぼいません。
栄養士との関係が悪くなるのがイヤだから「完食指導」をやってるだけです。
担任が自分のことだけ考えて、やっているのです。
そんな完食指導は意味ないですよね?
たしかに、「食べ物を大切にする」という考え方からすると残すのはよくないかもしれません。
でも、摂食障害や嘔吐などが起きてしまっているわけですよね?
こういう事例がある以上は、今すぐなくす必要があります。
どんな指導でも、子どもに悪影響が出ているのであればすぐに止めなくてはいけないのです。
教員が栄養士に忖度することで、子どもたちが被害を受けるのは本当によくないですよね。
栄養士が、ちゃんと「残しても大丈夫!」という意識を持っていなくてはいけません。
担任の自己満足
完食指導の理由としては、先ほど言った「栄養士から圧力をかけられている」というのが大きいのですが、
ほかにも、「担任の自己満足」ということもありえます。
先ほど言ったように、給食を完食できれば栄養士からの評価は上がりますよね。
また、給食を片付けにいったときに子どもに「ごちそうさまでしたー!完食です!」と大きい声で言わせる担任も多いです。
そうすれば、それを見た他教員が「担任がちゃんと指導をしている!えらい!」と解釈してくれます。
僕は、「子どものためを思って、完食指導している先生」を見たことがありません。
自分の経験を振り返っても思います。
すべて、誰かから圧力をかけられていたり担任の自己満足でした。
そんな完食指導、やってて意味ありますか?
いますぐ止めましょう。
どんどん、子どもの被害者がでてきてしまいます。
給食を持ち帰る担任
もう1つ付け加えておくと、「給食を残したくないから」という理由で家に持ち帰っている担任もいます。
栄養士から、「完食した」と思ってもらうためには、食缶を空にして給食室に返したらいいわけですよね。
そのために、給食の食べられない分を家に持ち帰るのです。
担任は、ここまでしてでも給食を残したくないのです。
給食を残すのが怖いのです。
ご飯とかであれば、残った分をおにぎりにして職員室で分け合ってるケースもありますよ。
よくないですね〜
圧力かけすぎ
少し話がそれましたが、「栄養士が圧力をかけすぎです。完全に。」
食べれないなら、残しましょう。
以前、「飯を残すのか?アフリカの子は食べられないんだぞ!」というのに対して「アホ!アフリカの子だってお腹いっぱいなら残すわ!」
という返しを聞いたことがあります。
どんな人だって、お腹いっぱいになったら残します。
無理して食べたっておいしくないですよね?
無理して食べられたところで、うれしいですか?栄養士さん?
もう圧力をかけるのはやめましょう。
どれだけおいしい給食でも、残す時は残すのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の話については、教育関係者しかわからないことだったかなー?と思います。
もちろん優しい栄養士の方もいます。
でも、圧力かけすぎですね。もっと優しくするべきです。
このままだとマズいです。
今後、接触障害や不登校などが増えないことを願うばかりです。
子どものためにも、「完食指導」はやめていきましょう。
先生方は、もっと大事にすべきことがたくさんあるはずです。
そっちに力を入れるようにしましょう。