発達障害を持っているけれど、1人でできる仕事にはどんなものがあるか気になっている人は多くいると思います。
人付き合いなども避けながら、1人で働いていきたいという人は多くいますよね。
- 一人でできる、具体的な職業が知りたい。
- 専門家の目線から、おすすめはないの?
上記のように考える人に向けて、特別支援学校教諭の免許をもっている筆者がおすすめの仕事を紹介していきたいと思います。
2分程度で簡単に見ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
発達障害の人が一人でできる仕事にはどんなものがある?

大前提としては、正解がない仕事を選んでいく必要があります。
発達障害を持つ人にとっては、1つの正解があってミスなく進めるような仕事は結構難しかったりします。
経理やバスの運転手などは、難しいケースが多いかもしれません。
正解がない仕事としては、「経営者」や「フリーランス」などがあります。
経営者については、たくさんの失敗をしながら自分なりの正解を見つけていくことが必要になります。
ユニクロの創業者である柳井正さんも経営やビジネスを「一勝九敗」というように言っていて失敗のほうが多いと述べています。
特に、ADHDの人だったりするといろんなことにチャレンジする傾向があります。おすすめだといえるでしょう。
またフリーランスについてもミスがないことは求められますが、クリエイティビティを求められる場面も多くあります。
発達障害を持っている人は個性が強く表現できることが多いので、フリーランスもおすすめだと言えるでしょう。
そして、経営者やフリーランスは1人で仕事を進める機会が多いです。社員などに比べると人付き合いが少ないと言っていいでしょう。
コミュニケーション力をそれほど求められないと言う点からも、かなりおすすめです。
具体的な職業

では、具体的な職業にはどんなものがあるのでしょうか。
以下で、いくつか挙げてみました。
WEBライター
1つ目はWEBライターです。
筆者も取り組んでいる職業ですが、発達障がいの人でも割と働きやすいんじゃないかと思います。
特におすすめだと思うのが自閉症の人ですね。割と毎日のルーティーンが決まっていますし、人とのコミュニケーションも少ないのでかなりいいと思います。
僕の1日の流れも「執筆→SNS発信→営業」というような流れで固定されています。
自分なりの流れができてくると、かなり働きやすいと思います。
反対に、ADHDやずっと座っているのが苦手な人にとっては難しい仕事かもしれません。
とはいえ、外部からの刺激は少ないので静かな環境で働きたい人にはいいかもしれませんね。
プログラマー
プログラマーについても、WEBライターと似ていて自分のペースで取り組めるのがおすすめです。
専門的な言語などを覚える必要があるので、それに抵抗がなければかなりいい仕事だと言えるでしょう。
クラウドソーシングなどでもプログラミングの仕事を探すことはできるので、かなり需要があると考えていいと思います。
自閉症の人などは、自分の興味のあることをとことん突き詰めて覚えることができたりしますね。言語に興味があるのであれば、かなり効率的に覚えられると思います。
クライアントワークだけではなくて、自分でアプリ開発をするなどの事業展開がしやすいのもいいですね。
イラストレーター
イラストレーターもおすすめの仕事です。
筆者も支援級の担任をしていたときに、絵を描くのが好きなお子さんは結構いました。
それらを仕事にできるのは、かなりいいことだと思います。
かなりオリジナリティを求められるでしょうし、唯一無二の絵を作ることで案件をもらいやすくなります。
そういう意味では、発達障がいの子などはかなり強い分野ではないかと思います。
挑戦してみる価値はありますね。
障がい者が多く働く環境もいい
上記で1人で働ける仕事を挙げました。
とはいえ、一人で働くのは寂しい・仲間がいた方がいいというタイプの方もいると思います。
そういう人は障がい者の就業施設や障がい者雇用率の高い企業を探してみるのがいいでしょう。
自分に合った働き方が、より実現しやすくなります。
また、周囲にも理解のある人が集まってきやすくなるのでかなり働きやすいといえるでしょう。
同じミスをしたとしても障がい者への理解がない場合は責められるかもしれません。しかし、理解がある場合は適切な支援を受けやすくなることでしょう。
できるだけ障がいへの理解がある企業を選んだり、仲間が多い場所をえらぶのがいいですね。
まとめ
発達障がいの人が一人でできる仕事はいろんなものがあります。
ぜひ自分に合うものを見つけて、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。