発達障がいの子の自己肯定感が低くて、困っているというケースは多いと思います。
自信をもって毎日過ごしてほしいと思うところですよね。
- 子供の自己肯定感を上げるにはどうしたらいい?
- 専門家の目線で、対策が知りたい
上記のように考える人に向けて、元支援級担任の立場から記事を書いていきたいと思います。
2分程度で簡単に読むことができますので、ぜひ見てみてください。
発達障害の子が自己肯定感を高めるにはどうしたらいい?

発達障がいの子はどうしても自己肯定感が下がりがちなので、ある意味仕方がない部分でもあります。
ただ、以下の点を意識してみるとかなり改善されるでしょう。
褒める
まずはたくさん褒めることですね。障がいの有無に関わらず子供をたくさん褒めることは自己肯定感をつける上でかなり大事なポイントだったりします。
スムーズに褒めることができる人もいますが、なかなか褒め慣れていないという大人の人も多いでしょう。
しかし、褒めるのとそうでないのとではかなり子どもへの影響も変わってきます。
難しいと感じる人もいるかもしれませんが、子供をよく観察して小さなことでも積極的に褒めていくようにしましょう。自己肯定感も高まりますし、子供も落ち着いて過ごせるようになってきます。
プラスの面がとても大きいですね。
できなくてもOK
前項で誉めることの大切さを書きました。注意点としては、できなくても褒めることが大切です。
子供が何かをできるようになった時だけ誉めるケースがありますが、結果だけを褒めてしまうと子供にとってもプレッシャーになってしまいます。
そうではなく、結果までのプロセスについてもしっかりと誉めていくようにしましょう。
例えばテストを例に取ると、「100点をとった時だけ誉めた」としましょう。そうすると、100点を取れない自分はダメだと思い自己肯定感が下がってしまうことがあります。
そうではなく、100点を取るまでに勉強をしたり頑張った部分(プロセス)についてもしっかりと誉めることが大切です。
そうすることで、できなくてもOK。ありのままの自分を認めることができるようになってきます。
周囲に頼ってもOKだと伝える
マジメな子だと、なんでも自分一人でやらなければいけない。他人に頼ってはいけないと思っているケースがあります。
こうなると、自分1人で解決できなかったときに自分を責めてしまい自己肯定感が下がってしまうことがあります。
そうではなく、時には他の人に頼っても良いことを伝えていくことが大切です。
例えば子育てをしている人は、子供が熱を出して仕事に行かなければいけない場合は自分の親に子供を見てもらうかもしれません。
仕事でわからないことがあれば、他の人に聞いたりしますよね。
そうやって、みんなが他の人を頼って過ごしているわけです。
周囲に頼ることは悪いことではないと伝えていくことがとても重要になります。
他人と比べない
障がい児の親などは、どうしても他人の子と比べてしまうことが多いと思います。
他の人と比べてしまうと、その気持ちが子供に伝わったり叱ることが多くなってしまう可能性があります。
そうすると、子供にとっても自信を無くしてしまいますね。
他の子と比べてしまう気持ちはよく分かりますが、子供自身の成長と向き合っていくことが大切です。
障がいという特性を活かして、健常者にはできないことを成し遂げている人もいます。
まずは親自身も子供を受け入れつつ、向き合っていくようにしましょう。
そうすることで子供も、自己肯定感を上げていくことができるようになるはずです。
まとめ
ちょっとした心がけをすることで、子供の自己肯定感を大きく上げることができるようになります。
今回の記事を実践していただけると幸いです。