発達障害の子が、時間を守れずに困っているというケースは多くあると思います。
時間を意識するのは大切なので、直していきたいところでもありますね。
- 時間管理はどうやってすればいい?
- 専門家の目線で解決策が知りたい
上記のように悩む人に向けて、元支援級担任の立場から記事を書いていきたいと思います。
2分程度で簡単に読むことができますので、ぜひ見てみてください。
発達障害の子の時間管理はどうしたらいい?

発達障害の子の時間管理ですが、視覚的な配慮と前もっての指導の2つをしっかりと行うことが重要です。
発達障がいの子が自分で時計を見ながら行動するのは、最初のうちは難しかったりします。
なので、机などのわかりやすいところに時間とやるべきことを貼っておくといいです。
その際に「何時何分」と文字で書くのではなく、時計のイラストなどをつけるようにしてわかりやすくすることが大切です。
これが「視覚的な配慮」になります。
また、事前の指導についても大切です。時間管理を教えるのが上手な人だと、1日の始めにその日にやることを一緒に確認していたりします。
特に自閉症のお子さんだったりすると、見通しがもてないことでパニックになってしまうことがあります。
その点、事前にやることを伝えていれば子どもも落ち着いて過ごすことができるようになります。時間管理もしやすくなるでしょう。
とはいえ、余裕がなくて1日の動きを大人が一緒に確認できないケースもあるかと思います。そういう場合は、子供が時間になっても行動してくれないケースがあるでしょう。
時間になったら、「そろそろ〇〇の時間だね」「〇〇に行こう」というように優しく声かけをしていけるようにするといいです。
時間を守らないと、親としても焦ってしまうかもしれません。しかし、焦らずに子どものペースに合わせながら落ち着いて指導することが大切です。
できたときに、たくさん褒めるのも大事ですね。
最初は親と一緒に

時間管理ですが、たぶん最初から自分1人でやるのは難しいと思います。
なので、最初は親と一緒に練習するようにしましょう。上記にも書きましたが、スタンスとしては叱らずにできた時にたくさん褒めることが大切です。
叱ってしまうと子供もパニックになってしまいますし、時間についての苦手意識も大きくなってしまうでしょう。
そうならないためにも、「時間を考えるのは楽しいな!」「時間を守るのはいいことがある!」と子供に感じてもらうことが大切です。
時間に対してポジティブな気持ちを持つことで、子どもが自分で時間を守るようになるからです。
要は大人になるまでに時間を守れればOKなわけですから、焦らずにじっくりと教えていくようにしましょう。
まとめ
時間管理については、かなり悩むポイントだったりすると思います。
ぜひ今回の記事を参考にしつつ、取り組んでみてくださいね。