発達障害の子にゲームをさせているけれど、なかなかやめられずに困っているケースは多いと思います。
長時間ゲームをするのはよくないので、やめられないのは困りますね。
- ゲームをやめさせるには、どうしたらいい?
- 専門家の目線で解決策が知りたい。
上記のように悩む人に向けて、元支援級担任の立場から記事を書いていきたいと思います。
2分程度で簡単に読むことができますので、ぜひ見てみてください。
発達障害の子がゲームをやめられない時の対処法

ゲームがやめられない時には、しっかりと親子で話し合いをしていくことが大切です。
ただ強制的にやめさせたとしても、子供は反発してくるだけです。
なので、どうしてゲームをやめさせる必要があるのか。ゲームをしすぎるとなにが悪いのかを子供と話し合っていきましょう。冷静な時に話し合えば割とすんなり聞いてくれるはずです。
そして、ゲームをやめさせる方法にはいろんなものがあります。
1つ挙げられるのが、「時間設定機能」でしょう。使用時間の上限を決めておくことで、それ以上ゲーム機を使わせないようにできます。
個人的には、この機能はあまりおすすめできません。発達障害の子は切り替えが苦手なので、いきなりプッつりゲームができなくなると怒りだす可能性があります。
そのため、自分の意思でやめられるようにしていくことが大切ですね。
1番いいと思うのが、「課題→終わったらゲーム」をするという流れを作ることです。支援級でも、課題が終わった子から将棋やトランプなどのゲームで遊べるようにしたところ、かなり効果がありました。
みんな早く課題を終わらせようとするし、気兼ねなくゲームをすることができます。
効率的に何かを進めるクセがつけられることでしょう。
ゲームとの向き合い方

親にとっては、ゲームが嫌なものだと感じるかも知れません。
子供が長時間プレイしていたら、それは嫌になるでしょう。とはいえ、ゲームは必ずしも悪いものではありません。そのため、向き合い方をしっかりと考えていく必要があります。
たとえば、学習の中でゲームを取り入れているケースがあります。最近だと、タブレットのアプリでお金を数えたり漢字の学習などができるゲームもありますね。
そもそも子供はゲームが好きなわけですから、こういったゲームをすることでより勉強が楽しくなるかも知れません。
また、最近ではeスポーツがかなり流行ってきていますね。ゲームが職業になったり正式な競技として認められたりしています。
以前とは違って、ただの遊びではなくなってきているわけですね。そんなことからも、どんどんゲームをさせるのはむしろいいことかもしれません。
以下のサイトでも、発達障がいとゲームの相性について書かれています。

ゲームをさせることで、いろんな可能性が考えられることでしょう。
子供を褒める場面を
そして、子どもがゲームにはまり過ぎてしまう理由として、自分に自信がないことも考えられます。
発達障がいの子は、自己肯定感がもてないケースが多いです。日常生活の中で他の人に怒られたりすることも多いでしょう。
そうすると、自分の自信を満たす手段としてゲームをしているケースもあります。
難しいステージをクリアすれば自信がつくでしょうし、前よりもゲームのスキルが上がったと感じれば自信をもてます。
なので、ゲーム以外の場面で大人がたくさん褒める機会を作ることが大切でしょう。何かをしてくれたら「すごいね!」とすぐに褒めることが大切です。
そうすることで、ゲーム以外の場面でも自分は認められている実感をもつことができるでしょう。
どんどん子どもを褒める習慣をつけていきましょう。
まとめ
子供がゲームをやめられないと悩むのは、よくあることだと思います。
今回の記事を参考にしつつ、子供と向き合ってみてください。