保護者会の挨拶の乗り切り方【元教員が解説】

保護者会 アイキャッチ 保護者

お子さんが学校に通っていれば定期的に保護者会がありますよね。

行かなければいけないものの、憂鬱な人も多いのではないでしょうか。

特に、

  • 全員の前で順番に挨拶をするのが嫌
  • 話をするのが苦手だからなんとかしたい

と考えている方もいるかもしれません。

そこでこの記事では実際に学校現場で保護者会を行ってきた筆者が、うまい乗り切り方について解説をしていきたいと思います。

3分程度で読むことができますので、ぜひ参考にしてみてください。

保護者会の挨拶の乗り切り方

保護者会 挨拶

保護者会の挨拶の乗り切り方についてですが、結論からいうと無難なことを言っておけばOKということです。

というのも、教員や周囲の人は、それほど1人ひとりの話を真剣に聞いているわけではありません。

多くの人は何を話していたかというのを忘れてしまうはずです。ですので周囲の人が言っているようなことに適当に合わせておけばOKということになります。

なぜ、保護者会で挨拶がある?

正直なところ、保護者会の挨拶については時間稼ぎという意味合いが多いです。

教員はある程度保護者会での内容を用意するのですが、大体の場合早く終わってしまうんですよね。

本来はそのまま保護者会を終われば良いのですが、教員はあまりに保護者会が早く終わるのを嫌がります。

「他の教員は頑張って保護者会をしているのに、自分だけ早く切り上げて」と思われてしまうんですよね。

そのために、手っ取り早く保護者に話を振って時間を稼ごうとします。

ですので、正直あまり話を聞いていない教員も多いです笑

あまり緊張せず、適当に済ませてくださいね。

どうやって乗り切ればいい?

乗り切り方

保護者の方が話す時には以下の点に気をつければ大丈夫です。

  • 話す時間が長くなりすぎない
  • 自慢話をしない

上記の2つに気を配るようにしましょう。

まず話す時間についてですが、30秒〜1分程度がベストだと思います。あまり短くても良くないと思うので。

また、1分以上になると少し長すぎるというように思います。

保護者会をやると、だいたいクラスに1〜2名くらいずっと話し続けるような人がいます。そういった人はかなり印象が悪いですね。

手短に済ませておけば特に目立つことはないです。

また、自慢話についても気をつけましょう。

ほとんどの親は自分の子どものことを下げて話すので、急に自慢しだす親がいるとかなり印象が悪いです。

挨拶のテンプレート

挨拶 テンプレ

これまで保護者の方の挨拶を聞く中で、特に印象が良かったものについて書きますね。

具体的には、以下のものをいれておくと良いです。

  • 自己紹介
  • クラスに満足していること
  • 我が子の大変なところ(なくても仮で作る)+よろしくお願いします

まず自己紹介についてはわかるかと思います。自分が誰なのかということですね。

「〇〇の親です。」程度で良いかと思います。

次にクラスに満足していることについては、お子さんが学校で過ごしやすくなるように「教員+友達」を褒めておきましょう。

たとえば、「〇〇先生と毎日話ができてうれしそうです。友達にも仲良くしてもらっているみたいで感謝しています。」などで良いと思います。

褒める内容であれば何でも良いと思うので、ご自身に当てはめてみてください。

そして、最後はお子さんの大変なところを言っておきましょう。

子どもが大変なのはどのご家庭も当たり前ですが、我が子を下げて話すと好感度が上がりやすいです。

「うちではやんちゃばかりで、学校でもご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いいたします。」などでいいと思います。

繋げると、以下のような形になります。

初めまして。〇〇の親です。いつもお世話になっております。

○年○組になってから、先生と毎日話ができているようでとても楽しそうにしています。

友達にも仲良くしてもらっているみたいで、いつもありがとうございます。

うちでは学校とは違って、やんちゃでいつも手を焼いています。

「学校にいる時みたいにちゃんとして!」と思っています笑

この1年いろいろあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

のような形で大丈夫かと思います。

先ほども書いたように、話す時間に気をつけて自慢話をしなければ大丈夫だといえるでしょう。

よかったら参考にしてみてください。

まとめ

保護者会嫌ですよね。挨拶もできればしたくないと思います。

とはいえ、挨拶したくない保護者の方が9割近くだと思います。

挨拶になると、保護者のみなさんはいつも嫌そうな顔をしていました。笑

ご自分だけではないので、安心してくださいね。