子供が発達障がいを持っているけれど、どんな仕事が向いているのかわからないという人は多くいると思います。
仕事選びは、かなり重要だったりしますよね。
- 専門家の目線で、発達障がいの人に向いている仕事が知りたい
- 仕事選びのコツはあるの?
上記のように迷う人に向けて、特別支援学校免許を持っている筆者が仕事選びについて解説していきたいと思います。
3分程度で簡単に読む事ができますので、ぜひ見てみてください。
発達障害の人が向いてる仕事について

基本的には、コミュニケーションの少ない仕事に就くのがベストです。
別にコミュニケーションが苦手なのは、障がいを持ったお子さんに限ったことではありません。
もともと人付き合いが得意な人もいるでしょうし、体育会系の職場環境などもあったりしますよね。
そういった環境には、障がいを持つお子さんはあまり合わないかもしれません。
自閉症
自閉症のお子さんにおすすめなのは、ルーティーンワークと個人作業です。
自閉症のお子さんは、普段と違う業務内容が入ってくるとパニックになりやすいです。
できるだけ毎日、変化のない仕事をする方が良かったりします。
また、他人とのコミュニケーションをするのが苦手な人も多いので個人作業で行うのもかなり良いかと思います。
ルーティーンワークの例としては、工場勤務や宅配便の荷物積み込みなどがおすすめです。
工場勤務は仕事内容を覚えれば、毎日似たことの繰り返しといいます。人によっては苦痛かもしれませんが、自閉症の人にとってはベストでしょう。
また、宅配便の荷物積み込みについても割とルーティーンです。
1人1台トラックを担当して、指定の住所の場所に荷物を置いていきます。
コミュニケーションも少ないですし、置く場所も一定なので割と勤めやすいでしょう。
反対に接客業や営業の仕事などは人付き合いも多いので、難しいかもしれません。
ADHD
ADHDの人は、クリエイティブな仕事に就くのがおすすめです。
イラストレーターやWEBデザインなどについては、クリエイティブな視点が求められることも多いので割と働きやすいと考えられます。
また上記のような仕事は、フリーランスとしての業務形態をとることもできます。
ADHDの人の中には、毎日同じ時間に起きて同じ場所に行くというのが苦手な人もいるでしょう。
そういう人にとっては、自由な働き方ができる「フリーランス」の働き方は合っているといえます。
反対に、正確さが求められる仕事などはあまり向いていないかもしれません。
経理などの事務仕事や、バスの運転手などは細かい作業が必要ですね。ミスが重大な事故に繋がってしまうこともあります。
やりたい仕事をする

上記で、障がいを持つ人におすすめの仕事を挙げました。
ある程度参考にするのはいいと思いますが、まずは自分のやりたい仕事をやってみるのがいいと思います。
障害があるからといって、仕事を制限してしまうと悲しくなってくることでしょう。
いざチャレンジしてみたら、予想以上に能力を発揮する事があるかもしれません。障がいを持っている人にしか出せない魅力もあるでしょう。
興味があることだったら、予想以上に頑張れたりするものですよね。
まずはチャレンジが大切です。
学校によっては、キャリア教育なども充実していますから、お子さんの障がい特性に合わせて相談に乗ってもらうこともできるでしょう。
SSTなどを通して、よりスキルを高める事ができます。
すぐに諦めるのではなく、将来に向けてできる限り努力をしていくように心がけましょう。
まとめ
発達障がいの人に向いている仕事は、傾向はあるものの人それぞれ違ったりします。
今回の記事を参考にしつつ、自分に合った職業を考えてみてはいかがでしょうか。