こんにちは。
みなさんは、学校に対して連絡帳を書いたことはありますか?
子どもが学校を休む時など、ほとんどの人が連絡帳を書くでしょう。
とはいえ、「連絡帳ってどう書いたらいいかわからない!」という人も多いのではないかと思います。
実はちょっとした工夫をするだけで、連絡帳が書きやすくなったり担任からの好感度が上がったりします。
今回は、小学校教諭を経験した僕が連絡帳の書き方を伝えてみたいと思います。
好感度が上がる!連絡帳の書き方
結論から言うと、連絡帳を書く上で大事なのは3つです。
・簡潔に書く(欠席の時は理由を)
・ねぎらいの言葉を入れる
・印鑑を使う
順番に解説をしていきたいと思います。
簡潔に書く
まずは、簡潔に書くことを意識しましょう。
とにかく、教員は連絡帳を読む時間がほとんどありません。
子どもの対応・宿題のチェック・授業の準備などたくさんの業務に追われているからです。
めちゃ忙しいのです。
めまぐるしい業務の合間をぬって、連絡帳のチェックをしています。
なので、連絡帳はできるだけ簡潔に書くようにしてください。
(本当に大事なことなら、もちろん長文でもOKです)
ねぎらいの言葉を入れる
意外とやっている人が少ないのは、「ねぎらいの言葉」を入れること。
実は、これがあるかないかで担任からの印象が大きく変わります。
ほとんどの保護者の方は、「いつもお世話になっております。」とか「いつもありがとうございます」などとねぎらいの言葉を入れてくださいます。
しかし中には、連絡帳に用件だけしか書かない保護者もいます。
もちろん、教員に対して必要以上に気をつかう必要はないです。
しかし、教員も人間ですので用件だけ書いてあると少し冷たい印象がするでしょう。
連絡帳を書く時は、ねぎらいの言葉を入れる意識をもつといいです。
印鑑を使う
連絡帳の下には、「保護者印」を押すところがあると思います。
ここは必ず印鑑で押すようにしましょう。
教員の中には印鑑をすごく大切にしている人もいます。(私はあまり気にならなかったのですが・・・。)
印鑑一つで誠実な親である印象を与えられる場合があります。
カンタンにできることですね。
印鑑をつかっていくようにしましょう。
連絡帳の書き方例
では、具体的にどんな風に書けば良いのでしょうか?
今回は連絡帳を書く際によくある、2つのケースを想定してみました。
風邪で欠席したい時
風邪で欠席するのはよくありますね。連絡帳を書く必要があります。
では、書き方についてです。まずは悪い例。
風邪で休みます。よろしくお願いします。
すごく短いですが、冷たい印象ですね。
しかし、意外と上記のように書く保護者の方もいます。
対して、良い例は・・・
〇〇先生
いつも△△(お子さんの名前)がお世話になっております。
今朝、起きた時から咳と鼻水が止まらないようなので、「風邪」で欠席させていただきます。
今の時期、風邪が流行っているようですので、先生もお身体に気をつけてお過ごしください。
まず、冒頭で相手の名前を書くことで好感度を上げることができます。
また、欠席理由についても「風邪」とはっきり書いています。
学校では毎日「健康観察」というものがあり、担任は欠席理由について正確に把握しておく必要があります。
ですので、欠席理由が曖昧だと先生も困ってしまいます。
必ずしっかりと書くようにしましょう。
そして、最後の1行で「ねぎらいの言葉」を入れています。
ここまでやる保護者はあまりいません。
とはいえ、先生との信頼関係を築く上で大事なポイントです。
友だち同士でトラブルがあった時
友達同士でトラブルがあった時も、連絡帳を書くでしょう。
この時も、伝え方には気をつけてください。
まずはNGの書き方からです。
△△さんと揉めています。なんとかしてください。
指導をお願いします。
子ども同士のトラブルがあったりすると、ついつい感情的に連絡帳を書いてしまうことがあると思います。
とはいえ、学校で何があったのか。
どういう状況でトラブルが起こったのかということを冷静に書くようにしましょう。
連絡帳にはトラブルの詳細をしっかりと書いたほうがいいです。
どんなことが起こったのか書いていないと、教員は子どもから聞き出さなくてはなりません。
そうすると、解決までに時間がかかってしまいます。
良い例を作ってみました。
いつもお世話になっております。
1点ご相談があるのですが、よろしいでしょうか?
実は、朝登校する時に毎日△△さんから「バカ」と悪口を言われているようなのです。
時間がある時に学校で事情を聞いていただけないでしょうか?
もちろん、うちの子にも原因があると思いますので自宅でもしっかりと指導をしていきたいと思います。
お忙しいところすみませんが、よろしくお願いします。
上記のように、トラブルが起こった時間や出来事を詳しく書くと担任の聞き取りが楽になります。
聞き取りがラクになってくれば、解決できる確率も高くなるでしょう。
「お忙しいところすみませんが」などと、最後にねぎらいの言葉を入れることも忘れずに。
なぜ先生にそんなに気をつかう?
ここまで、読んできた人は「どうして先生に対してそんなに気をつかうの?」と思うかもしれません。
たしかにおっしゃる通りです。
連絡帳1つにここまで気をつかっていたら疲れちゃいますよね。
お子様と保護者の皆様がいることで教員の方々は仕事ができているわけです。
本来、先生に気を使う必要はないでしょう。
では、なぜ私が保護者の皆様にここまで気をつかうように伝えているのか。
それは担任の先生からの印象が悪いと、子どもが学校でイヤな思いをすることになるからです。
教員も人間ですから、保護者の印象が悪いとやはり子どもへの見方も変わってくるのです。
どうしても担任の先生とソリが合わず関係がうまくいかないこともあるでしょう。
そんな場合は仕方ないと思います。
とはいえ保護者の皆様にはお子様が学校でイヤな思いをしないように、できる限り気をつかっていただきたいと思っています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
連絡帳の書き方は難しく感じることがあるかもしれませんね。
そんな時は、この記事の書き方を参考にしつつやっていただけたらと思っております。
では、また〜