自分の子が発達障害だけれど、勉強できなくて困っているというケースは多いと思います。
勉強できないと学力が下がってしまいそうになるので、心配になりますよね。
- 勉強できない時は、どうしたらいいのだろうか。
- 専門家の目線で、アドバイスがほしい
上記のように悩む人に向けて、元支援級担任の立場から記事を書いていきたいと思います。
2分程度で簡単に読むことができますので、ぜひ見てみてください。
発達障害の子が勉強できない時の解決法

発達障害の子が勉強できない時ですが、まずはレベルにあった教材を準備することが大切です。子ども自身も勉強をしなければいけないことはよく分かっています。
焦りも感じていることでしょう。とはいえ、問題が難しすぎてやる気が起きないというケースが多いのです。
特に発達障がいへの理解がない教員だったりすると、難しすぎる課題を出してしまうこともあるでしょう。
また、親も子どもに対して焦りがあったりします。できるだけ難しい課題を出してしまうことがあるかもしれません。そういうのは、逆効果だったりしますね。
まずは、子どものペースに合わせて勉強を進めていくことがとても大切です。
国語の学習
では、実際にどんな風に勉強を進めていけばいいのでしょうか。
まず、国語の学習では文章を読みやすくすることが大切になります。
国語の教科書を見て長文になっていると、どうしても子供は読みにくくなってしまいますね。
そこで、1行だけ残して他の部分は見えなくしてしまう道具があります。これを使うとかなり読みやすくなると言えるでしょう。
また、短文ごとに斜めの線(スラッシュ)を引いてあげて区切るのも良い方法です。
難しい漢字にはフリガナを振ってあげるのもいいですね。
いずれにせよ、そのままの教科書では読みにくいと思いますので親が配慮しつつ、工夫してあげるようにしましょう。
タブレットを活用
勉強というと、ノートやプリントなどで行うイメージが強いかもしれませんが「タブレット」もたくさん活用していきましょう。
普段の勉強は嫌だけれど、タブレットを使えばすんなり勉強してくれる子もいます。使わない手はないでしょう。
アプリも、算数や理科などいろいろなものがありますので自分が勉強したいものを使えばかなり効果が出てくることでしょう。
どんどん活用しましょう。
どんどん褒める
障がい児に限ったことではないですが、どんどん褒めて子供のやる気を出させるのはすごく大切です。
勉強させるのが上手な人は、たくさん褒めていたりします。
簡単な問題ができたくらいでは、褒める気も起きないかもしれません。しかし、一生懸命取り組んで解けたのはすごいことです。
積極的に誉めていくようにしましょう。
できれば、課題が終わったらシールを貼るなどして頑張った分が見えるようにするといいですね。
子供のモチベーションが上がりやすくなってきます。
検査を受けるケース

もしどうしても、勉強ができなくて困っているという場合は検査を受けてみるのも1つです。
ただ、検査を受ける時は必ず自分の意思で受けるようにしましょう。学校から言われたからといって本当は嫌なのに検査を受ける必要はありません。
1番寄り添うべきは、あなたのお子さんですから特に問題なく過ごせている場合は検査をする必要はないです。
ただ、子供が苦しそうで登校するのも辛そうなのであれば検査を検討してみるのもいいですね。
たとえば、子供が「ただ書くのが苦手だなあ」と悩むよりも「学習障害だから書くのが苦手だったのか」と思えた方が納得感があると思います。
専門的な目線からも良いアプローチができますね。子供の学力も上がりやすくなってくると思います。
そんなことからも、場合によっては検査を受けつつ良い方法を考えてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
発達障害の子が勉強できない場合は、親としても悩んだりすると思います。
今回の記事を参考にしつつ、対策を考えてみてはいかがでしょうか。