朝の会で、「どんなネタがあるのかを知りたい」という方は多いと思います。
朝の会をしっかり行って、お子さんの成長に繋げていきたいですよね。
- 朝の会にはどんなネタがあるのだろうか?
- 具体的なネタの決め方が知りたい
そんな風に迷う人に向けて、元教員の立場から記事を書いていきたいと思います。
3分程度で簡単に読むことができますので、見てみてください。
朝の会のネタはどんなものがいい?
朝の会のネタについては、「最低限必要な3つ+自分が入れたいもの」で構成するようにしましょう。
最低限必要な3つとは、以下のことです。
- 健康観察
- 朝の歌
- 先生の話
詳しく解説をしていきたいと思います。
健康観察
最初に行うべきなのが「健康観察」です。
これは、子どもの体調を知るために必要です。行っていくようにしましょう。
健康観察のやり方は大きく2パターンあります。
「先生が1人ずつ名前を呼ぶ」「子どもが次の人の名前も呼んであげる」ものです。
「先生が1人ずつ名前を呼ぶ」やり方は、教師のペースで進めることができます。
サクサクとできるのがメリットです。
また健康観察に長文を書かなくてはいけない時も、子どもに待ってもらうことができます。
慣れないうちは1人ずつ呼ぶのが良いかもしれません。
しかし、毎日1人ずつ名前を呼ぶのは大変だと感じますよね。
そこで「子どもが次の人の名前を呼んであげる」やり方をしている人もいます。
この場合は、「はい、元気です!〇〇さん。」というように子どもが次の出席番号の人も呼んであげるのです。
先生は一番最初の子の名前を呼べば、後はリレー形式で子どもが続けてくれます。
とはいえ、子供のペースでどんどん進んでいってしまうのがデメリットです。
健康観察に慣れてからの方が良いかもしれません。
朝の歌
朝の歌についても重要です。
なぜ、朝の歌をしっかりと行うべきかというと「音楽集会の時に困るから」です。
音楽集会の時には全校で集まって歌を歌うことがありますが、朝の会でしっかりと練習をしていないと歌うことができません。
歌えないクラスはかなり目立ってしまいますね。
朝の会でしっかりと指導をして、音楽集会に備えていきましょう。
先生の話
「先生の話」についても、必ず行うようにしましょう。
授業はいつも予定通りに行われるわけではありません。
急な予定変更もありますし、教科担当の先生が体調を崩したりすることもあります。
そんな状況についても、しっかりと朝のうちに伝えていくことが大切です。
先生は話好きな人が多いので、「先生の話」は長くなりがちです。
しかし、朝から先生の話を聞き続けるのは子どもにとっても苦痛です。
用件だけを話して、手短に終わらせましょう。
+αのネタについて
上記で、朝の会で必ず入れた方が良いネタを書きました。
とはいえ、上記だけだと不十分かもしれません。
そこで以下では、+αのネタとして入れるべきものを挙げました。
結論から言うと「教師の負担にならなくて、短く済むもの」を行うのがおすすめです。
教員は仕事量が多いので、なるべくラクすることは大切です。
また短い時間で、行っていくことも大切です。
以下で、おすすめのネタを挙げました。
宿題チェック
1つ目は、「宿題チェック」です。
朝の会の時間を使って、宿題チェックをしている先生もいます。
最初に全員を立たせて、提出された宿題の名前を呼んでいくのです。
すると、宿題を出していない子どもは立ったままになりますよね。
そこでお子さんに、「どうして忘れたのか」「次に忘れないためにはどうすれば良いのか」などの指導をしていくわけです。
メリットとして、放課後の教員の仕事量を減らすことができます。
毎日宿題をチェックするのはかなり大変な仕事です。そこで、朝のうちに誰が提出しているかのチェックだけは済ませてしまうわけです。
また、お子さんへの指導も朝のうちに終わらせてしまうことができます。
かなり効率的な時間の使い方だといって良いでしょう。
注意点としては、みんなの前で指導をするので子どもへの負担が大きくなることです。
プライドの高いお子さんは、みんなの前で指導されることで大きく自信を無くしてしまうことがあります。
クラスの様子を見つつ判断していくことが大切になるでしょう。
1分間スピーチ
次におすすめなのが、1分間スピーチです。
「対話的で深い学び」が学習指導要領でも大切にされているので、お子さんがトーク力を身につけておくことはとても大切です。
1分間スピーチの良いところは、時間がしっかりと決まっていることです。
朝の会は短い時間で終わらせることがとても大切です。
長くなってしまうと、1時間目に影響が出てしまうためです。
1分間スピーチであれば、大体の終了時間が分かりますよね。
時間的に厳しいようであれば、日によって1分間スピーチを無くすこともできるでしょう。
臨機応変に対応できるのもメリットです。
新人教師は学年主任に合わせる
ここまで、朝の会について書きました。
1つだけ注意点があります。
「新人教員(若手教員)」は、学年主任のやり方に合わせておくのがベストだということです。
ある程度年数がたった先生(3年目以降くらい)だと、自分で朝の会のネタを考えることは大切です。
しかし、新人の先生が自分のオリジナリティを出すことを嫌がる先輩教員もいます。
新人の間は、他の人にやり方を聞きながら仕事を進めていくことが大切なのです。
ですので、学年主任に「どんな朝の会をやっていますか?」などと聞くのがおすすめです。
学年主任にも、かわいがってもらえることでしょう。
数年経てば自分のやり方でクラス運営ができます。最初の数年は我慢だと割り切っていきましょう。
まとめ
朝の会のネタについては、悩むことも多くあるかと思います。
ぜひ今回の記事を参考にしつつ、指導に役立ててみてください。