教育のデジタル化はなぜ遅いのか【元教員が解説】

教員

こんにちは。

今回は、教育のデジタル化がなぜ遅いのか解説したいと思います。



教育のデジタル化については、少しずつ進んでいますが、やっぱりまだまだ課題がありますよね。

コロナの件で、教育現場はいかにデジタル化が遅れているかということに気付いた方もいるかもしれません。



何でこんなにデジタル化が遅いのか。

理由を書いていきたいと思います。

教育のデジタル化はなぜ遅いのか

black smartphone near person

一言でいうと、ベテラン教員がデジタル化を拒んでいるからというのが大きいです。

若手だったり、機器に強い人は職員室でどんどんいろんな機械やデジタルグッズを提案しています。

でも、ことごとくベテラン教員の反対にあうのです。



なぜだと思いますか?

理由としてはベテラン教員のプライドが高いからだと思っています。

分からないのを認めるのが怖くて、新しいものを受け入れようとしないのです。



年配教員はいつも、若手教員に仕事を早く覚えるように言っています。

また、仕事は最初のうちミスしながら覚える部分もあると思います。



でも、ベテラン教員は他人の小さなミスを絶対に許さないのです。

「前に言ったでしょ!何で覚えない!?」といつも怒っています。



こういう、若手のミスを許さない姿勢がブーメランになって自分に返ってきているのです。

他人に言った以上は、自分でもミスをすることができなくなってしまいますよね?



新しいものを取り入れるときは、最初のうちはミスをしながら覚えなければいけないこともあるでしょう。

でも、ベテラン教員はミスが怖い・・・。



なので、いつまでも新しいものを取り入れることができないのです。

デジタル化をすぐに行うには?

デジタル化をすぐに行うためには、国が教員にやるよう強制するのが一番です。

「文部科学省」から直接通達がくるのがベストだと思います。



自分が教員として働いていた実感としても、教員は文科からの通達であればすぐに動くんですよね。

イヤイヤという感じはしますが。



国から言われた場合はもう従うしかなくなりますよね?

そうすると、ベテラン教員も黙って従ってくれます。



また、現実的には難しいですが実力のないベテラン教員を解雇するのも手です。

公立学校では難しいですが。



デジタル化をよしとしない先生ってそもそも実力がないんですよね。

デジタル化を受け入れない先生って、デジタル化に限らず新しいものを受け入れようとする姿勢がありません。



新しいものを受け入れようとしない先生がいい授業できると思いますか?

今後、どんどん子どもたちとの感覚もズレてきてしまうと思います。

よくないことも多いと思うんですよね。



常に新しいものを取り入れようとする姿勢は必要だと思います。

このままではマズい

a man holds his head while sitting on a sofa

全体的にデジタル化が遅いと、やはりまずいと思います。

これだけ世間ではスマホやパソコンが普及しているのに、学校でデジタル化が進まないんですよ?

子どもはどこで学べばいいのか?という話です。



また、子どもはデジタルなものが大好きです。

パソコンの授業が好きですし、タブレットをTVなどにつないで授業をするとすごく喜びます。



子どもは、すごく興味を持っているんですよ?

なぜやらないんですか?

すぐにでも意識改革が必要です。



実は、私は初任の時に「ハンコ」の押し方が違うと怒られたことがあります。

「ハンコ」が曲がっているということで年配教員は許せなかったようです。



たしかに、ハンコを真っ直ぐに押さなかった私が悪いですが、他にもっとこだわるべきところがあるんじゃないですかね?

現に、「ハンコ」の文化は日本から無くなろうとしてますよね?

デジタル化が進み、ハンコの必要性はなくなっています。



いつまでも、デジタル化をしないでムダな慣習にこだわっていると取り残されていってしまいます。

柔軟な変化をしよう

学校現場は、今までデジタル化を推進してきませんでした。

これから新しくデジタル化をするということはすごく勇気がいることかもしれません。



特に、年配教員であればあるほど新しいものを受け入れるのは難しいでしょう。

今までやってきたやり方がありますからね。



ですが、世の中のデジタル化はどんどん進んでいくわけです。

どこかで切り替えていかなければいけないのです。



ぜひ、一刻も早くデジタル化をしていけるように頑張っていくべきですね!

まとめ

いかがだったでしょうか?

若手教員はデジタル化をどんどん推進していくべきだと思っています。



でも、年配教員からの賛成が得られずなかなか前に進まないという現状がありますね。

今後も時代に合った教育を行っていけるように、デジタル化を受け入れていきたいところですね。



いち早く、教育現場が変わっていく必要があると思っています。