学校に行きたくないのは普通のこと【元教員が解説】

不登校 普通 教員

こんにちは。

みなさんは、「学校に行きたくない」とか「学校がつまらない」と感じてはいませんか?

ちなみに、僕は学生時代そんなに学校が楽しいとは思わなかったですね。



ありがたいことに、仲の良い友達は数名いました。

ですが、先生に理不尽に怒られることもあったし授業もあまり面白くはなかったです。

今思うと、ツライことも多かったなあというように思います。



教員の仕事を始めてから、学校の内部事情についてよくわかるようになってきました。

そこで、「学校に行きたくないのは普通のことだな」と思えるようになったので、今回はそのことについて書いていこうと思います。

今、学校に行きたくない人とか学校へ行けていない人などの力になれたらうれしいです。

学校に行きたくないのは普通

行きたくない 画像

基本的に、学校に行きたくないのは普通です。

学校って楽しくないものなんですよね。



友達と話したり、給食がおいしかったり。

そういった小さな楽しさはあるかもしれません。



とはいえ、学校自体がすごく楽しいということはほとんどないのでは?と思っています。

理由としては、いくつかあります。

まず、先生自身が学校をつまらないと感じているということです。



比べるようで申し訳ないですが、民間企業に行くとやる気にあふれたビジネスマンが一定数います。

「仕事をがんばって、周囲に価値を提供していくことが好き。」という人が割といます。

そして、価値を提供することで昇給もするしモチベーションになります。



しかし、教員は仕事に対するモチベーションを感じていない人が多いです。

先生たちはなるべく学校から早く帰りたい。なるべくラクしたいと思っています。

そういう先生がほとんどです。



仕事にやる気のない先生のもとで、生徒は学校を楽しいと思えますかね?

先生が学校をつまらないと思っているなら、生徒も学校をつまらないと感じるでしょう。

当然のことですね。



とはいえ、公立であれば先生は頑張っても頑張らなくても給料は同じです。

このシステムだと先生は頑張らなくなりますよね。

僕は公立の場合、給与体系から変えていく必要があると思っています。

生徒にかかわる余裕がない

今、先生たちはものすごく忙しい状況になっています。

授業の準備・保護者対応・事務仕事などものすごくやることが多いのです。

毎年のようにやることが増えているのです。



もちろん忙しさをを言い訳にしてはいけないのですが、先生は生徒に関わる余裕がないのです。

生徒の頑張りを見る余裕もないと思います。

生徒の成長を見ることも難しいでしょう。



生徒からすれば、先生に自分のことをないがしろにされていたら学校がつまらないと感じるのも当然かもしれません。

間違えてはいけない雰囲気

間違い

みなさん、学校に行くと「間違えてはいけない雰囲気」を感じることはありませんか?

授業で答えなどを間違えると恥ずかしい・友達から笑われる。

そんな気持ちになるかもしれません。



ただ、もしかしたら先生からの圧力が原因の場合もあるかもしれません。

先生としても、「生徒にミスしてほしくない。間違えさせてはいけない」という思いを持っていることが多いからです。

あまりに生徒のミスや間違いが多かったりすると、教師の指導力を問われたりするんですよね。



「あのクラスは、生徒がミスしまくっているけれど教員はちゃんと指導しているのか?」

と、担任が他教員から圧力をかけられている場合もあるのです。

この場合、先生としては生徒にミスされると自分が怒られてしまうので、生徒に対して厳しく当たってくることがあるかもしれません。

ミスする子を認めたくない

何かをするときにミスしてしまうのは仕方ないことです。

ミスはつきものだと思います。



でも、一部の教員の中には他人のミスを許さない人がいます。

自分の生徒がミスすることを足かせだと思っているアホな教員もいます。



そういった先生に当たってしまうと、生徒にとってはミスする自分がいけないと責めてしまうかもしれません。

「自分が悪いのかな?」と感じてしまうかもしれません。



でも、あなたは何も悪くないのです。

教師側の間違ったプライドが働いている場合があるのです。

先生はいじめを出したくない

学校に行きたくないと言っている人の中には、「先生がいじめを解決してくれない」と感じている人もいるかもしれません。

先生はなぜいじめを解決してくれないのでしょうか?



それは、先生の世界ではよく「クラスでいじめが出た場合は担任の先生の指導が悪い」と考えられることがあるからです。

おかしな話ですよね。

いじめがあるんだったらまず解決するのが先だと思います。

でも、先生の世界では「指導者を責めるのが先」という風潮があるのも事実です。



僕は、学校でいじめが起きるのはある意味仕方ないことだと思っています。

学生では、まだ精神的に未熟な部分もあります。

いじめる人はどうしても出てきてしまうでしょう。(もちろん、学生に限らず大人もありますが・・・)

また、いじめられる側の人が悪いということも絶対にありません。



ちゃんと先生が対応してくれないことが問題なんですよね。

あなたは何も悪くありませんよ。

不登校でもいい

行かなくていい

「学校には行かなければいけない!」「学校は通うもの」そう思っている人は多いでしょう。

でも、先生たちもこの言葉に甘えている部分がないでしょうか?



本来、先生たちは生徒のみなさんがいることでお給料をもらうことができているのです。

生徒がいなければ生活することはできません。

もっと、生徒たちに感謝の気持ちをもつべきなのです。



僕は、生徒の人が本当にツライなら無理して学校にいく必要はないと思います。

今の学校は不登校になっても当然だと思っています。

生徒にとってキツすぎる環境です。



まず、本当にツライのなら自分のことを大切にしてください。

ツライなら無理せず休んでください。



今の学校は本当に崩壊しています。

残念ながら、不登校は今後も増え続けるでしょう。

困っているのはあなただけではないです。



いろんな意見がありますが、本当にツライなら不登校でもいいと思っています。

学校側がもっと頑張る必要があります。

学校に行きたくない人の特徴

何度も言うようですが、学校に行きたくないのは普通のことです。

私は、実際に教員として働いてみて「こんな環境にいる生徒たちは絶対にツライだろうな」と思ったことが多々ありました。

今までも述べてきたところではありますが。



学校に行きたくないという生徒はすごくステキな人が多いのです。

僕が今まで教員として見てきた特徴を書いていきたいと思います。

個性がある

個性的な人は学校に行きたくないと思う傾向があります。

というのも、学校は個性がある人をイヤがってしまう傾向があるからですね。



個性をおさえた、従順な人が学校では好まれるからですね。

でも、個性があることは悪いことじゃないですよ。



むしろ、これからの時代は個性が必要になってきます。

個性のない人はAIに替えられてしまうとも言われているくらいですからね。

要は、学校教育の方が間違ってるってことです。

ホントは、個性のある人をもっと大事にするべきなんです。

繊細な人

繊細な人も、学校には行きたくないと思うことが多いです。

というのも学校って繊細な人にとっては苦しく感じる環境だからです。



スピード感もすごい。情報量が多い。そして、先生の怒鳴り声が鳴り響く。

こんな環境だったら、繊細な人にとってはツライに決まっています。



すみっこで、おとなしく読書をしたいようなタイプにとっては学校という環境は刺激が多すぎてツラくなるでしょう。

とはいえ、繊細な人というのはとても能力の高い人だと私は思っています。



繊細な人ほど、人の気持ちも分かるでしょうしステキな人であることが多いでしょう。

学校では、過ごしにくいかもしれませんがぜひ自分を大切にしてほしいというように思っています。

精神的に大人

精神的に大人なひとも学校には行きたくないと思うでしょう。

まわりの友達が子どもっぽく見えてしまうことも多いですから、温度差を感じてしまいますね。



生徒が子どもっぽいだけなら、そこまで問題はないでしょう。

しかし一定数子どもっぽい教員がいるのも確かです。



子供っぽい先生が担任だったら、学校に行きたくないと感じるだろうな。と思います。

とはいえ、あなたが精神的に大人なのはすごいことです。

あなたの魅力です。



今を輝く有名人なども「幼い頃は周囲になじめなかった」と言ったりしています。

彼らは、精神的に大人だったからではないでしょうかね。

自信をもってほしいと思っています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今、学校に行きたくないという人も多いと思います。

これからも確実に増えます。



大変なことは周囲にどんどん相談してみるのがいいと思います。

もし、相談しても解決しないようだったら不登校になっても仕方がないと思います。

世間は、「なんで不登校なんだ!」と風当たりが強くなるかもしれません。

とはいえ、ムリして学校に行って自殺をしてしまう人もいます。



本当に悲しいことだと思います。

それくらいなら、僕は無理して学校に行く必要はないと思います。

命が1番大切ですから。



学校の勉強とかは大切だから、なるべく学校には行く。

とはいえ、本当にツライと思ったら休みましょう。



少しでも、お力になれたらと思っております!

ぼちぼちやっていきましょう。