クラスが学級崩壊になっていて、困っている教員の方は多いと思います。
学級崩壊になると、メンタル的にもかなりきつくなることがありますよね。
- 学級崩壊の原因は何なのだろう
- 学級崩壊が苦しすぎる
上記のように悩む方に向けて、記事を書いていきたいと思います。
3分程度で簡単に読むことができますので、ぜひ参考にしてみてください。
学級崩壊の原因とは?【元教員が解説】

学級崩壊については、主に3つの原因があります。
- 学年の体制
- 教員の接し方
- 問題児
です。学級崩壊というと、多くの人は「教員に原因があったのではないか?」とすぐに考えてしまいます。
しかし、学級崩壊は教員ばかりに原因があるわけではありません。
教員にまったく原因がなかったとしても、学年の体制によっては学級崩壊になってしまうこともあるのです。
以下で詳しく解説をしていきます。
学年の体制
学級崩壊を起こすかどうかで1番大切なのが「学年の体制」です。
学年主任がどんな人なのかによって、学年の雰囲気は大きく変わります。
たとえば、「授業の内容を全クラスで統一しようとする」「クラスの問題を学年全体で共有してくれる」そういった学年主任だと周りも安心して仕事をすることができます。
授業の内容が全クラスで同じだと、子供は混乱しにくくなります。
そのため、精神的にもすごく安定してくるのです。
また、学年の風通しが良いと子供同士のちょっとした問題もすぐに共有できます。
問題が小さいうちに解決することができるので、学級崩壊が起こりにくくなるのです。
どれだけ指導力の低い教員だったとしても、学年同士の連携が取れていると意外と学級崩壊は起こらないものです。
自分の学年の雰囲気が悪い場合は、学級崩壊が起きても責めなくてOKです。
教員の接し方
2つ目は「教員の接し方」です。
教員の接し方に問題がある場合は、学級崩壊が起こりやすくなります。
とはいえ教員の接し方が悪いと、すぐに学級崩壊に繋がるわけではありません。
上記でも述べたように教員の接し方に問題があったとしても、学年の雰囲気が良ければ大きな問題にはなりません。
学年の仲が悪くて、さらに教員の接し方にも問題がある場合は「学級崩壊」が起こりやすくなりますね。
教員の接し方で特に注意すべきなのが、トラブルが起こった時の叱り方です。
例えばA君がB君を叩いたとしましょう。
そのとき多くの教員は、叩いたA君だけを叱りがちです。
でも多くの場合、A君はなんとなく叩いたわけではなくて背景があったりします。
家庭環境で何かあるかもしれませんし、もしかしたら先生のいないところでB君の方が先に叩いているかもしれません。
もちろんトラブルを起こした子を叱るのも大切ですが、その背景にあるものが何なのか寄り添ってあげることが必要です。
そうしないと、クラスの子がストレスを溜めてどんどん問題行動を起こしていってしまいます。
問題児
もう1つは、クラスに問題児がたくさんいるパターンです。
これは教員としてはどうしようもないので、まったく気にする必要はありません。
問題児の多いクラスだった場合は、ベテランで力量のある先生でも学級崩壊を起こしてしまうことがあります。
本来であれば、クラス替えの段階で問題児を均等に分けなければなりません。
しかし前学年の人がクラス替えをしっかりしていないと、問題児ばかりのクラスになっています。
あなたのクラスにも、問題児として有名な子がたくさんいませんか?
その場合は、そもそもクラス自体に問題があるので教員の責任ではありません。
学級崩壊は気にしなくていい

上記で学級崩壊が起こる原因を挙げてきました。
学級崩壊が起これば焦るし、自分のことを責めてしまうと思います。
しかし、学級崩壊についてはまったく気にする必要がないです。
気にしないのは難しいとは思いますが、本当に気にする必要がないからです。
学級崩壊になってしまうと、すぐに病休に入ってしまう先生がいると思います。
その一方で毎年のように学級崩壊をしているのに、ケロっとしている先生もいますよね。
その違いは学級崩壊を気にするかどうかです。
病休になる先生は、学級崩壊が起こると「私の何に原因があったのだろうか」「子どものために何とかしないと!」と責任感をもっている人が多いです。
そのマジメさは素敵ですが、いずれ疲れ切ってしまって身体を壊してしまいます。
学級崩壊になっても平気な先生は、基本的に他人のせいにしています。
学級崩壊が起こったのは「学校が悪い」「子供が悪い」といった調子です。
いつも他人のせいにするのは問題かもしれませんが、病気になるくらいマジメな人は他人のせいにするくらいでちょうどいいです。
ぜひ、「鈍感力」を身につけて自分を大切にして過ごしてくださいね。
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まとめ
学級崩壊になる原因について、主に3つを紹介しました。
ぜひご自身の状況と照らし合わせて、見ていただければ幸いです。