担任の先生の仕事は、どんな感じなのだろうかと気になっている人は多いと思います。
普段、なかなか分からない部分ではありますよね。
- 担任の先生のあるあるが知りたい
- 担任の先生の1日はどんな感じなのだろう
上記のような悩みを持つ方に向けて、記事を書いていきたいと思います。
3分程度で簡単に読むことができますので、ぜひ参考にしてみてください。
担任の先生のあるあるについて

担任の先生の仕事については、ほとんどの方が想像しているように「勉強を教えたり、子どもの相談を聞いたりする」ことが多いです。
しかし、担任の先生の仕事をする中で特に感じる「あるあるネタ」がいくつかあります。
以下で詳しく解説をしていきたいと思います。
朝はすごく早い
まず朝の出勤について、とても早いのが特徴です。
某有名ドラマの「○八先生」では、生徒と一緒に登校するシーンがあったかもしれません。
しかし、実際は子供が登校するよりもかなり早く出勤しなければなりません。
だいたい子供が来るのが「8:10〜8:30」の間くらいなのですが、その1時間前には多くの職員が出勤していました。
もっと早い人は、2時間以上前に出勤していたりもします。
基本的に、独身の先生ほど朝早く出勤する傾向があります。
子供がいる先生だと、朝は送り迎えをしなければいけないのでギリギリに来るケースも多いです。
とはいえ、ほとんどの先生は朝早く来ています。
連絡黒板をチェック
朝、出勤したらまずは「連絡黒板」というものを見ます。
職員室の横に黒板があって、「日にちとイベント」が書かれているのです。
基本的に学校のイベントについては、月の始めに職員全員に紙で配布されます。
なので、わざわざ連絡黒板をチェックする必要はないと思うかもしれません。
しかし、学校では急な予定変更がかなりたくさんあります。
予定していた行事がなくなることも、よくあるのです。
反対に、新しい先生が来た時なんかは「挨拶」の時間として朝に急に予定が入ったりします。
連絡黒板のチェックは必須です。
連絡帳・宿題のチェック
子供が来る時間になったら、職員室から教室に向かいます。
朝、教室に入ると、子供がたくさん寄ってきます。
ある程度子供と話した後に、最初に行うのが「連絡帳と宿題」のチェックです。
特に連絡帳についてはかなり重要です。
「昨日、ケガをしたので体育を見学させてください」とか「〇〇くんとトラブルになったみたいなので、相談に乗ってください」といった保護者の声が書かれています。
連絡帳の内容を無視してしまうと、子どもの健康にも関わってしまいますし友達同士の関係も悪くなってしまいます。
保護者の不信感にも、つながってしまうのです。
そのためにも、クラス運営において連絡帳のチェックは最優先で行っています。
また、宿題のチェックも朝のうちに行います。
丸つけとかは後でも良いのですが、「誰が宿題を出していて、誰が忘れているのか」は朝のうちに見ておきます。
宿題をチェックするのは成績をつけるときにも役立つため、大切です。
また、ちゃんとチェックしておかないと忘れる子はずっと宿題をやらなかったりします。
大事な仕事です。
専科の先生の前の授業は短く
クラスによっては、専科の先生の授業があったりします。
低学年だと割と少ないのですが、高学年だと「音楽」や「図工」などの教科は専科の先生に授業をしてもらうことがあります。
担任として授業をしていると、たまに時間をオーバーしても続けることがあります。
キリが良いところで終わった方が良いと思うからですね。
その代わりに次の時間の授業を早めに終わらせるなどして調整するのですが、次の授業が専科だとそうはいきません。
ピッタリの時間に授業を始めないと不機嫌になる専科の先生もいます。
専科の前の授業については早めに切り上げるか、時間ぴったりに終わらせるようにかなり神経を使います。
たとえば3時間目に専科の授業が入っている時は、2時間目の授業はかなり気をつけるわけです。
授業中に校長先生が来ると緊張
校長先生によっては、クラスの授業を回るのが好きで順番にクラスを見学に来る場合があります。
あらかじめどの時間に見学に来るのかがわかっていれば良いのですが、ランダムにきた場合はかなり緊張します。
授業によっては、板書を全然書いていなかったり座りながら進めていることもよくあります。
しかし、校長先生が来た瞬間にいきなり板書を書き始めたり立ち上がって授業を進めることもよくあります。
校長先生用に、イスを用意したりもします。
校長先生が来た時は、態度が変わる先生も多いので見てみると面白いかもしれません。
いたずら好きの子に手が追われる
担任の先生というと、すべての子を平等に見てくれていると感じているかもしれません。
みんな同じように接するというのは理想ではありますね。
しかし、実際に教員が見ているのは「いたずら好き」のヤンチャな子ばかりだったりします。
目を離してしまうと教室から飛び出してしまったり、授業中に話をして妨害することがあるからです。
なので授業態度の良い子には問題集をやらせておいて、ヤンチャな子ばかりに付きっきりになることも多いのです。
マジメな子ほど、担任からは放置されている時間が長いかもしれません。
トラブルが起きた時は授業中断
授業が予定通りに進めば良いのですが、大体そうはいきません。
授業中にトラブルが起こることも多いからです。
給食後の5時間目だったりすると、誰かが吐いたりすることもあります。
図工の授業でカッターで指を切ることもあります。
そんな時は、トラブルに対処するのが最優先です。
新人のうちは慣れないことも多いですが、だんだんとトラブルにも冷静に対処できるようになってきます。
トラブルが起こった子にだけ接していると、他の子が何をすれば良いのかわからなくなってしまいます。
そのため、「あらかじめ、担任がいなくてもできることを指示」しておくことが重要です。
保護者にケガ・トラブルの連絡
放課後、真っ先にやらなければいけないのが「ケガ・トラブル」の連絡です。
これは、速さがなによりも大切です。下校して、子供が家に着く前に連絡しておくのが理想だといわれています。
子供が家につくと親に「ケガ・トラブル」が起きたことを話しますよね。しかし、担任の先生から連絡がないと不信感につながるわけです。
そのため、できるだけ早く保護者に伝えておく必要があるのです。
特にケガだと、早めに伝えないと悪化してしまうこともありますよね。スピーディーに動くことが大切です。
また、トラブルについてはただ伝えるだけでなく「どのように解決したのか」「学校ではどこまで対応したのか」を細かく伝えることが大切とされています。
ただ保護者にトラブルを丸投げにしてしまっても、不信感につながるわけです。
職員会議と学年の仕事が多い
担任の先生の楽しさは、「子供に教えること」だといえます。
教えるのが好きで先生になった人も多いでしょう。
しかし、実際は「職員会議」や「学年の仕事」もたくさんあります。
職員会議については子供が帰った後に行われますが、1時間以上かかることも多いので本当にめんどくさいです。
多くの教員はササっと話を済ませようとするのですが、たまに話好きな教員がいたりすると長引きますね。
全員で話し合うケースもありますが、通常の「職員会議」の他にも「グループ会議」という形で職員が分かれて行うものもあります。
職員会議の他にも、学年の仕事もあります。「学年だより」を作ったり、運動会のパート割を考えたりもします。
学年の作業についても、時間のかかるものがたくさんあるのです。
やっとクラスの仕事
学校全体の仕事が終わった後は、やっと自分のクラスの仕事ができます。
教室の掲示物を貼ったり、明日の授業の準備をしたりしてやることは盛り沢山です。
学校と学年の仕事だけですでにパンクしそうなので、クラスの仕事は休日に行っている人も多いです。
「多忙化を早く解消してほしい」と願う教員も多くいます。
まとめ
上記で「担任の先生あるある」を挙げました。
「担任の先生は、子供とたくさん接して楽しそう!」というイメージを持つかもしれません。
でも実際は地味な仕事も多く、想像とは違うこともたくさんあります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。