教育実習の研究授業を成功させたいと考えている人は多くいると思います。
初の授業ということで、できるだけ失敗させたくないと思いますよね。
- 研究授業を成功させる方法が知りたい
- うまい授業がしたい
そんな風に考える人に向けて、元教員の立場から記事を書いていきたいと思います。
3分程度で簡単に読むことができますので、ぜひ参考にしてみてください。
教育実習の研究授業で成功する方法

研究授業で成功するためには、以下の3つに気を付けておく必要があります。
- 下準備
- 挨拶
- 本番
どの段階でも大切なのが、担当教員のいうことを聞いておくということです。
優秀な実習生ほどしっかりと勉強をしているので、自分のオリジナリティを出したいと考えるかもしれません。
しかし教員は上下関係が厳しいので、まずは先輩教員のアイディアをしっかりと真似することが成功するためには必要です。
以下で詳しく解説していきたいと思います。
下準備
まず、下準備についてです。
授業をやる前の下準備についても担当教員の話を聞きつつ、一緒に進めていくことがベストです。
単元
どの単元の授業をやりたいかなどについて、実習生の希望があるかもしれません。
しかし、あらかじめ担当教員にどんな単元をすると良いのか必ず確認をするようにしましょう。
確認をする場合は「どんな単元をすると良いですか?」などと1から聞くのではなくて、「〇〇の単元をやろうと思うのですがどうでしょうか?」などと一度自分で考えたことをアピールできると聞き方だと良いです。
指導案
研究授業をするときには、指導案を書くはずです。
この時に大切なのが、指導案のフォーマットがあるのかを確認しておくことです。
学校によっては、全教員が同じフォーマットを使っているケースがあります。
その場合は、実習生の研究授業についても同じフォーマットを使ったほうがいいです。
今はネット上で指導案のフォーマットがたくさん公開されていますので、簡単にダウンロードすることはできるかもしれません。
しかし、最初に確認しておくように気をつけるようにしましょう。
教室の配置、児童の様子
教室の配置、児童の様子についても確認しておく必要があります。
たとえば発表メインの授業であれば、教室の前には教卓がない方が発表しやすいでしょう。子どもが前に並びやすくなるはずです。
また話し合いの活動が多くなる場合は、机を最初からグループの形にしておいたほうが取り組みやすいかもしれません。
どんな教室の配置にするかを、あらかじめ考えておきましょう。
そして、お子さんの様子や性格についても授業をするクラスの担任に聞いておくのがおすすめです。
研究授業の時には、挙手をした時に欲しい回答をしてくれる子をたくさん当てる先生が多いです。
普段の授業では、どんな子にも平等に答えてもらいますが、研究授業だと緊張しているので教師が対応しきれなくなる可能性があります。
そのため、ほしい回答をしてくれそうな子やコミュニケーションが取りやすい子をあらかじめ見ておくと良いでしょう。
挨拶
これが最重要です。研究授業をするときには挨拶がとても大切です。
挨拶がしっかりしていれば、研究授業が失敗しても割と温かい目で見てもらえることだと思います。
指導案を配るとき
最初に、指導案を配るときです。
研究授業の前には、できあがった指導案をそれぞれの先生に配っていくことだと思います。
その時に、「〇〇日に授業をするので、お時間あればご指導をお願いします。」というように直接挨拶をするようにしましょう。
挨拶をしたくなくて、教員がいないときに机の上に置きたくなるかもしれません。しかしできるだけやめたほうがいいです。
どうしても直接挨拶ができない場合は、せめて「ふせん」に一言メッセージを加えておきましょう。
職員会議
研究授業をする前の週の職員会議のときにも、挨拶をしておくようにしましょう。
職員会議の中で、「先生方から何かある人はいますか?」などと聞かれる場合があると思います。
その際に、「〇〇日に研究授業を行うので、お時間ある先生はご指導のほどよろしくお願いいたします。」などと伝えておくと良いでしょう。
本番
本番は、かなり緊張するかと思います。
ある程度経験を積んだ先生ですら、研究授業は緊張します。
実習生が緊張するのは当たり前のことです。
本番では、「とにかく事前に指導されたことだけをやる」ように意識しましょう。
実習生であれば、本番前に何度か他の先生に授業を見てもらっているはずです。
そのときに、授業についてアドバイスをもらった内容がありますよね。
そのアドバイスだけがクリアできていればとりあえずOKです。
「子どものリアクション」「授業の進め方」など細かい点は気になるかもしれません。
でもそれらは置いて、まずは「アドバイスされたこと」だけを淡々とこなしましょう。
そして、「研究授業が失敗しないだろうか?」と不安に感じている方も多くいるかもしれません。
でも、失敗するのは普通です。ベテラン教員でも「今回の授業、うまくいったな〜」と満足しているのを聞いたことがありません。多くの場合、「失敗したな〜」と嘆いています。
研究授業の失敗については、以下でも書いています。
失敗がある意味、普通でもあるのであまり気にしすぎないようにしてくださいね。
あと、授業の時にはスーツも必須です。
忘れずに持っていくようにしましょう。
まとめ
研究授業を成功させたいと考えている人は多くいるはずです。
ぜひ、今回の記事を参考にしつつリラックスして取り組んでみてくださいね。