自分のお子さんを支援級に入れたいと考えている方は多くいると思います。
通常級に比べて、手厚いサポートが受けられると良いと感じますよね。
とはいえ、
- 子供を支援級に入れて後悔するケースも聞く
- 実際のところ支援級はどうなんだろう
と悩んでいる保護者の方もいると思います。
そこでこの記事では、公立小学校の支援級で担任をした筆者が「お子さんを支援級に入れると後悔しやすい」理由について書いていきたいと思います。
お子さんを支援級へ入れると後悔しやすい

お子さんを支援級に入れると後悔することが多くなると感じています。
実際に保護者の方を見る中でも、あまり満足している感じが見られなかったです。
教員をしていた中で、支援級が良くない理由が分かってきたので書いていきたいと思います。
知識がないケース
まず、問題なのが「知識がない」ということです。
障害をもつお子さんを指導する上では、とても専門的な知識が必要になります。
重度の障害をもつお子さんであれば、適切な配慮をしなければ命に関わるケースもあります。
そのため「特別支援学校教諭」の免許が用意されていて、それぞれの障害の専門的な内容を学ぶことになっています。
しかし、公立学校の支援級では「特別支援学校教諭」の免許がなくても指導をすることが可能です。
ここに大きな問題があります。
子どもが言うことを聞かなかったら怒鳴るだけの教諭や、教室への配慮などができていない教員も多くいるのです。
知識がない教員が指導していれば、お子さんを支援級に入れたことを後悔するでしょう。
体罰を行っているケースも
体罰は絶対にあってはいけないものです。
保護者が体罰の現場を見れば、大問題になります。
しかし学校は閉鎖的な部分も多いので、保護者が学校に行くのは「授業参観」などの機会しかないですね。
そのため、保護者がいない時には体罰をしている教員もいます。
私は2校の支援級を見てきましたが、どちらの学校でも体罰を見てきました。
こういった不適切な指導をしているのも、支援級の特徴です。
学校生活についていけない
支援級のお子さんは、通常級のお子さんと同じようなタイムスケジュールで動かなければいけません。
授業も多いし、行事なども盛りだくさんなわけです。
障がいをもつお子さんの中には、このスピード感についていくのがキツいと感じる場合があります。
とはいえ、なんとかついていく必要があるので教員に怒鳴られたり手を引っ張って無理やり連れていかれるようなケースもあります。
支援級のお子さんにとっては、学校生活についていくのも一苦労だったりします。
問題のある先生である可能性が高い
公立学校だと、問題のある先生でもクビにはできないですよね。
とはいえ通常級で指導している先生の中でも、毎年のように学級崩壊を起こす問題教師がいます。
通常級で問題ばかり起こす教員が左遷という形で「支援級」に配属されることがあります。
本来であれば、支援級の方が専門的な知識も必要なので指導は難しいはずです。
私も「通常級」と「支援級」を両方担任しましたが、支援級の方が指導が難しかったです。
しかし管理職の知識がないために、支援級の方が人数が少なく指導が楽だろうと判断して問題教員を配属するのです。
結果的に、支援級には問題教員ばかりが集まるケースがあります。
こんな状況なら、保護者もお子さんを通わせて後悔するに決まっています。
支援学校がおすすめ

個人的には、障害のあるお子さんは支援学校に通わせるのをおすすめします。
お金の関係などもあり、なかなか通わせるのが難しいかもしれません。
しかし、多少無理してでも通わせる価値があります。
障がいをもつお子さんに対する手厚い指導を受けることができるからです。
学校生活についても公立学校に比べてのんびりしているので、お子さんのペースに合わせてもらえます。
ぜひ検討してみてください。
まとめ
支援級に通わせることは、後悔する選択にも繋がりやすいです。
支援級に不満があるようならば、別の選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。